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【犬のために生きたい!】気持ちが抑えきれずに起業

【社長インタビュー】

これまでの経歴やプロフィールについて詳しく教えてください。

大阪生まれで、2歳の頃から犬に囲まれて過ごしてきました。犬が好きすぎて高校生の頃からボランティア活動を開始。うんちまみれになりながら、保護された犬たちのお世話をするのが最高に幸せな時間でした。

いつか犬たちを救うビジネスをしたいと思うようになりましたが、でもどうすればいいかわからない...。
まずは社会人として10年間たくさん学んで、10年後に起業するという目標を胸に、社会人生活をスタート。

大学卒業後は上京して、1社目ファインドスターグループに入社。どんなビジネスモデルで起業すれば良いかがわからなかったので、多くの業界の社長に会いたいと思っていました。
だから広告代理店ならいろんな人に会えるのかなとか、当時は営業力が大事だと考えていたので、営業力を一番磨けるのは新規営業なのかなって今思えばかなり安直な考えでしたね。

研修終了後に配属部署の希望を出せたので、第一希望から第三希望まで全部「新規営業」とだけ書いて提出。見事、新領域開拓部署にて新規営業を任されました。

1年目で目標500%達成の成果を出し、同期最速でマネージャーに昇格、新人賞受賞。

通販企業のクライアントが多く、通販専業企業からナショナルクライアントまで、個人としては新進気鋭のスタートアップから広告予算数億規模のクライアントまで担当。チームも新規営業を行うメンバーから1ヶ月に数億扱うメンバーまでマネジメントしてきました。

2社目では、事業会社でサービスを大きくしていく過程を経験したかったので、仕事マッチングサイトを運営するミツモアに転職。

ミツモアは当時社員5人ほどの規模でしたが、私が辞める時には従業員100人を超える規模にまで成長。

元々新規事業者獲得部隊のマネージャーとして採用されましたが、COO直下で新規獲得・オンボーディング・カスタマーサポートまで事業者チーム全般をマネジメントするポジションになり、その他新規プロジェクトも任せていただくなど、とにかくなんでも経験させてもらいました。

常に経営陣と仕事をするので、最初は学歴も経歴もキラキラな優秀な経営陣に着いていくのが必死でした笑

前職とは、働く人の雰囲気もカルチャーも仕事量も変わり、大変でしたが濃密で大きく成長できた経験です。


「会社を設立した経緯と社名の由来を教えてください。」

社名のハグオールには、全ての生命が抱き合いながら豊かに生きるという意味を込めています。人間の欲のためだけ自然や動物がひどく扱われ社会ではなく、みんなが尊重し合って共存していける社会であるべきだと考えています。

幼い頃からとにかく犬が大好きで、いつか犬のためになることをしたいずっと思って生きてきました。
保護団体でボランティア活動していたこともあって、いつか自分のシェルターを持つことが夢に。

そこからNPO団体としてではなく、ビジネスで社会を大きく変えてみたいと思って起業する道を選びました。

最初は保護団体と里親さんをつなぐマッチングサイトなどのプラットフォームの運営を試みましたが、うまくいかず試行錯誤の末、D2Cブランドを立ちあげることに。私にとっては想定外の道での起業でしたが、愛する犬猫の役に立っていると心から思える仕事ができて、天職だと思っています。


「事業内容について説明してください。」

”HUGBOX(ハグボックス)”という生肉ペットフードの通販事業を軸に事業展開を行なっています。

犬猫にとって何が正しい食事なのか。先代犬を亡くし、行き着いたのが「生食」でした。

愛犬との苦難、そして生食を始めてから何度も失敗を繰り返し、ようやく辿り着いた『正しい生食』
生食によって、数えきれないほどの喜び、奇跡を見ることができました。

HUGBOXの商品は全て、愛犬・愛猫を思う気持ちから試行錯誤の上で開発された特別なフードです。

犬猫の健康のために、栄養バランスの良い食事は必要ですが、毎食手作りフードを作るのは大変です。

HUGBOX なら、手軽に栄養バランスの整った生食フードを与えることができます。

「家族」の健康と幸せを守っていく
それがHUGBOXの使命だと捉えています。


「事業環境と自社が持つ強みについてお話しください。」

世界ではペット市場48兆、そのうちペットフードの市場は19兆円。今後さらに伸びていくと予想されています。

犬猫は家族であるという価値観に変わり、さらには健康志向の増加から、従来のペットフードよりも、より新鮮で安全性の高いものを求める方も増えてきました。国内外で手作り風ペットフードも市場を拡大しています。

また、海外に目を向けるとオーストラリアやヨーロッパでは、スーパーにペット向けの生肉コーナーが設置されていて、あらゆる生肉ペットフードブランドの商品を手にすることができます。

しかし、まだまだ日本においては生食という文化は広がっていません。

抵抗を持つ方も多く、獣医師でさえも反対する方が多いのが現状です。

でも、実際には健康に非常に有効な食事方法。うちの食事を始めると長年悩んでいた皮膚症状や泌尿器系トラブルなど改善していく子も多数います。

しかし、生食は赤身肉だけを与えればいいわけではなく、内臓や骨、野菜などを配合する知識や新鮮なお肉を入手することも困難。

一般のご家庭で気軽に生食を開始するにはハードルが高いのも事実。
ハグボックスは独自のレシピによって誰でも簡単に手間をかけずに健康的な生食を与えられるように開発しました。

一度試していただければハグボックスの良さを理解していただき続けていただけるお客様も多く、他社からのスイッチングも好調です。LTVも非常に高いことも特徴です。

弊社は自社工場を構え、一貫してこだわり続けた商品を販売、カスタマーサポートも社長直下で編成し、顧客対応にもかなり力を入れています。

商品力、サポート力は弊社が選ばれ続ける理由です。
お客様は着実に増え続け、毎月右肩上がりの成長を遂げており、3年以内に海外への進出も見据えています。


「会社が大切にしているカルチャーについてお話しください。」

 弊社では

「犬猫ファースト」
犬猫を最も大切に考え、経営の方向性、製品づくり、サポート全てにおいて重要な判断軸となっています。

「関わるすべての人に幸せを。」
自分や会社のためだけでなく、顧客はもちろんのこと、仲間、取引業者、社会、全員にとってwinであるべきだと考えます。

「全員経営者」
まだまだ何の環境も整っていない会社です。
「何もないなら自分が作る」という意識を持ち、年次に関係なく、会社のため、顧客のため、社会のために思ったことは誰でも意見を出し合うことを大切にしています。

「HUGBOX愛」
自社商品を愛し、誇りを持っています。
1つの商品をお客様のお手元に届けるためには無数の人々が関わって、そのおかげでハグオールは成り立っています。
食材の選定、製造方法、お届けまで、全てにこだわりと誇りを持ち、常により良い商品をお届けするため努力を惜しみません。

という4つのバリューを大切にしています。
仲間を集めていく上で、特に「犬猫のことをどれだけ想っているか?」ということは重要視しています。
従業員は全員犬猫が心底好きで、商品作りにおいても犬猫のことしか考えていません笑
だからこそ、多様性はありながらも全員根幹にある考えが統一されているので、製造現場やカスタマーサポートなど現場で判断を迫られた時にもブレることがありません。

「今後の目標について聞かせてください。」

世界中の犬猫を健康で幸せにすることがHUGBOXのビジョンなので、
3年以内に世界への進出も見据えています。
今後、キャットフードやおやつ商品、トッピング食材の開発、既存商品であるハグボックスブレンドやボーンブロスのラインナップ拡充を行なっていきます。
現状、これらは定期会員様限定でアクセスできる非公開商品ですが、売れ行きが好調で、LTV向上に寄与しています。
今後さらに拡充していく考えです。ここで安定して売上を立てられて、かつスケールメリットのある商品は表に出す商品としてリリースしていきたいですね。

また、”健康”と一口で言っても、食事だけでなくさまざまなことが関与しています。
食事の販売を行っていると、食事以外の問題に直面しているご家族を数多く見かけます。
それが食事以外に関連していると気づいているご家族が少ないということもまた事実。
将来的には、食にとらわれずに犬猫とそのご家族のQOL向上に向けてあらゆる分野のサービスも展開していく予定です。

数字の点で言うと、売上目標2032年に100億突破しすることで、今期は10億達成を目指しています。
この目標達成のためには仲間集めが非常に重要であると痛感しています。現状、私以外マーケティングを行なっている人材はいません。
これまでは広告やマーケティングをほぼ行わず、私の想いに共感したお客様がまたお客様を呼んでくださって、自己資金で年商2億の規模まで成長してきました。
今後さらに拡大していくためには、マーケティング人材を強化して一丸となって取り組む必要があります。

なぜ私が数字にこだわるのか?
それは売り上げがなければ会社として存続する意味がないと考えているからです。
私が会社を立ち上げたのは世の中を変えるためです。世の中を変えるためには影響力を持たなければできません。
無力な会社が何を叫んでも、世の中は変わりません。
だから、力をつけたかった。その大きな指標が売り上げだと思っています。
”100億”というのは社会から必要とされているという一つの基準となる数字だと考えています。

100億達成後は、さらに売上を伸ばすことはもちろんなのですが、
広大な土地に、自社ファームと保護シェルターが一緒になった施設を建設したいです。
自社ファームではハグボックスで使用する野菜や果物、ハーブなどを有機栽培したり、二次加工までして販売したり、ファームやシェルターに一般の方も遊びに来れるような環境にしたい。
まだまだ夢半ば。夢の実現に向けて、まずは世界中の犬猫を健康にするために邁進していきます。


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