1
/
5

宇宙につなぐ3Dプリント技術 Vol.1  / CTO 古賀洋一郎

こんにちは!
総務 兼 採用担当の勝俣です。

冷え込む日々が続きますが皆さんいかがお過ごしでしょうか。

さて今回は、第4段、弊社CTOの古賀の登場です!!
満を持す前に登場しました(笑)
肩書とは関係なく、とてもフランクに接してくださる方です。常にポジティブ。
(古賀だけでなく、弊社のマネジメントチームは皆さんフランクです)

インタビューは平均1時間弱で終わりますが、古賀の熱量が多くインタビューは約2時間に及びました!それでも足りず夜も更けてしまったため半ば強制終了。取りこぼしも多々ありそうですが、、、
みなさんに面白く感じてもらえるような記事になったらうれしいです。

記事もいつもの倍になったので2部に分けてお届けします。

-----------------

古賀さん、本日はよろしくお願いします。

-よろしくお願いします。

では早速、Wantedlyを見ているみなさんに古賀さんがどういう方か知って頂きたいなとおもっています!
休日は何をされていますか?
もしくはどんなことに興味がありますか?

-うーん、そうですねぇ。

休日はたいしたことはしていませんが、動画を見ていることが多いですね~。

動画をみるんですね!わたしもよくNet●lixのお世話になっていますよ。
古賀さんはどんなジャンルを見るんですか?

そうですね、スター●ォーズ等のSF系をよく見ます。ファンタジー系も見ますよ。

あとはゲームですかね。

TVゲームですか?

いえいえ、ボードゲームです。あとは将棋も2段もっているのでやったりしますよ。

すごいですね!

ボードゲームと言えば社長も好きですよね。Catan。
去年の3DPCのパーティーではよくカタンが登場し頭脳派メンバーがプレイしていました。

― Catan:「カタン島」という島に開拓者たちがたどり着き、誰が一番早く街を発展させられるかを競うゲーム ―

そうですね!カタンみたいな頭を使うボードゲームが好きです。

常に頭を使ったり、先の展開を考えたりなど、基本的に考えることが好きですね。

なるほど~さすがですね。
考えることが好きとおっしゃいましたが、どのような事を考えているんですか?

これからの話にも繋がりますが、僕は宇宙が好きで将来は宇宙に人が住む時代が来ると確信していて、その一躍を担いたい、むしろ時代をつくりたいと思っています。

急に壮大なテーマに移行しましたね!(笑)
順を追ってお伺いできればと思います。
宇宙と3Dプリントの技術の接点のイメージがわきません。

どのようなきっかけで今に至るんでしょうか?

はい、ではまず3Dプリント技術(現在に至る)と関わるきっかけになったことを遡ってご説明しますね。





宇宙をめざすきっかけ

東工大時代に偶然受講したクラスが、宇宙工学のとある分野で実績を残したとても有名なM先生でした。その業界で有名な先生ということは後になって知りました。

その先生に対し、

「宇宙世紀はいつくるんですか?!」

と質問をしました。先生からの回答が、

「それは君次第だよ」

というものでした。

かなり衝撃をうけましたね。

鳥肌が立ち、身震いしました。

「宇宙世紀は誰かがつくってくれるものだ」、という他人任せな思考が無意識にもあった自分を恥ずかしく思い、この時はじめて自分事として捉えられるようになった瞬間でした。

思い出すと今でも鳥肌が立ちます。

ここからですね、本格的に自分の主軸を宇宙に置くようになりました。


プレゼンテーション力の必要さを身に染みて学んだ

東工大では宇宙系の専攻に進み、2年次に人工衛星のプロジェクトに携わり「ARLISS」という、学生が宇宙開発技術の基礎研究を競うコンペティションに参加しました。

この時点では研究室にも入っていなかったため友人と有志での参加です。

コンペはアメリカの砂漠で行われました。

(宇宙●弟を知っている方は砂漠での実験シーンを回想いただけると分かりやすいかもしれません🚀)


一番左が古賀今とは別人なワイルドな古賀。
日本人あるある。海外で幼く見られアルコールを提供されない事態を防ぐためのヒゲだったそう。


実験は無事成功!

しかし、

勝利には至りませんでした。

実験に失敗した他校がプレゼンの上手さで勝利。

勝利の要因は、プレゼンでした。

実際に実験が成功したのはこちらなのに、プレゼンの力が足りなかっただけで負けたということがとても悔しかったし納得ができませんでした。

逆に言うと実物が現時点で完成・成功をしていなくても、プレゼンテーション能力に長けていれば入り込む余地、相手を魅了するチャンスがあるということに気が付きました。

次は絶対勝ちたいと考え、毎年連続で受賞しているT研究室に入ることを決めました。

その間、学会やゼミ、学内発表の機会に何度もフィードバックをもらいながらプレゼンスキルの向上につとめていました。

修士入学後、当時は、学生が休学をして長期インターンをすることがあまり一般的では無い中で、半年ほど休学をしました。

これは自分の中でも大きな決断でした。

その上で、自分に一番不足している要素を学ぶことができる営業職を選択しました。

営業はまずアポイントメントを取る所からスタートしました。テレアポでは他の人の10倍の成果を出し好調に飛ばしていましたが、その後のクロージングまでにはどうしても結びつきませんでした。。

自分のめざしている姿と現実とのギャップがとても大きいものに感じて、人生初めての挫折を味わい、1年半ほど何も手につかない状態が続きました。

3Dプリント技術との出会い

そんな最中、M先生(先述した「君次第だよ」)の授業の中で人工衛生コンテストがあることを知り、失意のどん底に居ながらも「これが最後のチャンスだ」と考え出場を決めました。

(衛生設計コンテスト:衛星設計コンテスト|Satellite Design Contest - 第22回衛星設計コンテスト (satcon.jp))

しかもプロジェクトマネジメントという大事なポジションで。

ここから半年後に大会がありましたが無事に、というか、なんとか、準備も間に合い前回のリベンジを晴らし受賞をすることができました。

この大会の準備を進める中で3Dプリント技術の存在を知り現在の仕事に繋がっていくきっかけとなりました。

大会準備を進めていく中で「こういう技術が必要だ」と頭の中にはずっとありました。

情報収集をしていく過程で考え、必要だと結論に至った技術がそのまま3Dプリントだったんです。


-------

大会準備・・・

「月面基地をつくるためには、期間や必要物資等、こういう準備が必要」

ただ、月面に目標達成に必要な物資をおくるためには重量や容量が大きすぎて送ることができない、、という課題にぶちあたり

「じゃぁ送りたい部品を、月にある材料を使って月面基地をつくる」

⇒月にある材料を使うことで材料不足の問題から解放され、「データさえあれば欲しいものを作ることが出来る!!」

少ない情報の中から、3Dプリント技術の存在に到達したことは、NASAやESAと向いている方向性も同じだと分かり、さらに自分の可能性を感じました。

『これだ!

宇宙分野で立場ある人間になるには、僕にとってはこれしかない!!』


と気づき確信した瞬間でした。


--------------


次回へつづく。。。。

株式会社3D Printing Corporationでは一緒に働く仲間を募集しています
2 いいね!
2 いいね!
同じタグの記事
今週のランキング