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「やる」という覚悟が推進力 ──UX Designer 池田美紗恵

フォーデジットでは、どんなメンバーがどうやってものづくりに励んでいるのか?普段はなかなかお見せできないフォーデジットの「ナカミ」をお届け。ひとりのメンバーに注目し、そのナカミ-働く姿や哲学を、周囲の声から探ります。

今回フォーカスするのは、UXデザイナーの池田美紗恵。彼女について周囲からは、「状況へのアジャストが早い」「率先して前に立つ」「物おじしない」といった声が。CEOの田口が本人に話を聞きました。

池田美紗恵/UXデザイナー
2020年、フォーデジットにジョイン。前職のWeb制作会社ではデザイン、コーディング、プロジェクトマネジメントなど幅広い職務を経験。現在はUXデザイナーとして、Webサービスの体験設計に戦略フェーズから携わる。インドア派。休日はYouTubeでゲーム実況を見て、寝て、リフレッシュ。

考えるよりも「やる」と決めて動く

──事前に、フォーデジットのさまざまなメンバーに、池ちゃんについて聞いてきました!メンバーの声をもとに、池ちゃんの「ナカミ」に迫っていきます。

状況に対するアジャストが早い。
パッと切り替えができて、すぐにトップスピードが出せる。
チームが変わってもすぐ大活躍!
クライアントからの信頼も厚い。

──アジャストや切り替えが早いとのことですが、ご自身ではどうですか?

自分ではあまりそう思ったことはないですね。仕事を任された時に「この仕事はどういう意味なんだろう」とか「目的は何だろう」といったことをある程度、咀嚼しないと動き出せなくて、そこに時間がかかっているという自覚があるんです。だからそんなふうに見てもらえているんだなあと驚きました。ただ、時間をかけすぎているなと気づいた時に、「もうやめよう」と切り替える早さはあると思います。「考えても仕方がない。やろう!」と。

──どちらかというと、状況を受け入れるのが早いという感じなのかな。やろうと決めてから、うまくいかなくて困ったりすることはない?

あります。特に、UXデザイナーとして働く中で重要なリサーチやユーザーインタビューは前職では一切やってこなかったので、何をしたらいいのか最初はわかりませんでした。フォーデジットに入社してからいろいろ経験を重ね、数をこなすことで慣れてきた感じはありますね。
あと、周囲にちゃんとフォローしてもらえる環境なので安心して新しいことに取り組めています。「これはどうしたらいいですか」と質問すれば、きちんと答えてもらえますから。入社当初の配属チームから途中で異動があったのですが、そうした環境のおかげか違和感はあまりありませんでした。変化というよりもむしろ、新しく自分が活躍できる場所を用意してもらえた、という感覚でした。

──「すぐにトップスピードが出せる」という意見もありますが、そこはどうですか?

それも本当に自覚がないですね(笑)。先ほど話したように自分では動き出しが遅いと思っているので、スピードはウィークポイントだと思っていました。だからそう言ってもらえるのは意外です。

──自分と他者の認識が違うわけですね。でも、きっとそう見えるポイントがあるんだろうなと思うんです。

「とりあえず今できることはやろう」という感覚は持っているかもしれません。自分で考えているだけではわからないし、いつまで経っても前に進めない。なので、「これだけはやっておこう」みたいな。今まで考えすぎて上手くいかなかった経験をしてきたので、あえてそれをやめようと意識しているところはあります。

プロジェクトを前進させるために、自分ができることはやっておきたい

──次にいきましょう。「率先して前に立つ」という声があります。

クライアントの前に立って何とかしてくれる。
わからないことがあっても、何とかしようと中心になって動いてくれる。
自分で仕事を取りにいく姿勢が素晴らしい。
プロジェクトを前進させるために常に動き続ける。

前職では、1年目からクライアントとの打ち合わせに同席させてもらう機会が多くありました。Webサイトのリニューアルを主に担当していたのですが、デザインもコーディングもディレクションも全部興味があってやりたかったので、“何でも屋”みたいになり、結果、“規模が小さめのプロジェクトを1人でたくさん回す人”になっていました(笑)。そうなると自分が動かないとプロジェクトが進まないですし、クライアントの前に立つことも抵抗がなくなりました。

──前職での経験が影響しているわけだ。チームの「中心になって動く」についてはどうですか?

日々の仕事では自分よりもポジションが上の人、いわゆる上位レイヤーの方々と関わらせてもらうことが多いのですが、皆さん複数のプロジェクトをかけもっていたり、その他の業務もあるためすごく忙しいですよね。だから、自分ができることはなるべく進めておいて、チームミーティングの時には「これはやっておきました」と持っていきたいんです。毎回ミーティングに参加できるわけではないメンバーもいるので、「私が推進していこう」という意識でいます。

──なるほどね。ただ、言われなくてもやるというのは簡単ではない気がするけど、どうしてそれができるんだろう?

後々困るから、ですかね(笑)。あとは、いずれやらなければいけない仕事がずっと目の端に入り続けているのが、自分の性格的に気持ち悪いんだと思います。

フラットな雰囲気の中、自然体で働ける環境がある

──どんな相手にも物おじせず、いつも自然体という情報もあります。それについてはどうですか?

いつも素直で自然体!
物おじせず、淡々と詰めていくタイプ。
上位レイヤーのメンバーであってもプロジェクトの一員と捉えて、苦手をフォローする役回りができる。

あまり前向きな言葉ではなくて申し訳ないのですが、上位レイヤーの方々と話す時やクライアントを前にした時「何かあっても命まで取られることはない」みたいな感覚なんです(笑)。仕事がきちんと進むことを最優先に考えています。

──普段の仕事の中でも、物おじしないとか堂々と振る舞うことは意識しているんですか?

もちろん不安や怖さを感じることはあります。「クライアントにこれをどう伝えようか」と頭を抱えてしまうことも。でも、それを不安な顔で伝えられたらクライアントも嫌なはず。それだったら、前向きな言葉で「今はこうだけど、こうすれば大丈夫です」ときちんと伝えた方がいいと思っています。

──不安を抱えながら堂々とするのは難しくない?

元々、前に出てクライアントと話すことが実は苦手でした。変わったのは多分、前職で新卒の頃からずっと面倒を見てくれていた先輩が退職された時です。その人がいて頼りながらやっていた時と、頼るものはないけど身一つでやるしかない時で比べたら、なぜか身一つでやる方が楽しかったんです。そういう状況も含めて楽しもう、という気持ちがあるのかもしれません。

──「素直で自然体」という部分は自分ではどうですか?

何かを意識して力みすぎると、疲れてしまって体力がもたないことを自分でわかっています。だから、あえて自然体でやっているところはあります。

──環境によっては、それができないところもあると思います。その点でいうとフォーデジットはどう?

すごくフラットな雰囲気の中で働けていますね。圧をかけてくるような人はいませんし、私が自然体でいることを受け入れてもらえている気がします。

──なるほど。「淡々としている」という声もあるけど、仕事とプライベートでスイッチを切り替えたりしているのかな?

仕事中は「淡々と仕事をしている人でいたい」と考えて、ある意味で“演じている”部分はあるかもしれません。仕事をする時に自分自身の要素、例えば趣味とか好きなものとかはあんまり関係がないと捉えているので、そうした仕事以外の部分に自分の気持ちが引っ張られてしまうのは嫌だなと思っています。

──自己開示についてはそういう考え方なんですね。

人と仲良くなりたくないみたいなことではないですよ!(笑)。あくまで「仕事」にフォーカスしたいんです。クライアントとしっかりと向き合って一緒にいいものを作りたい。そのためには、クライアントともチームメンバーとも納得いくまで話をして結論を出したいです。一つのプロジェクトの最初から最後まで、こだわりをもって取り組みたいといつも考えています。

インタビュー後記

池ちゃんは、”こと”に向かう力をすごく持っていると思います。プロジェクトを進めていく中では、体制がどうとか、スケジュールがどうとか、いろんなことがありますが、それをわかった上で「だからなんなんだ」と前を向ける。そこにまどろっこしさがないんです。全て条件が整っている仕事はないからこそ、「それをグジグジ言っても仕方がない」と言える感覚はすごく大事だと思います。だからアジャストが早く見えるし、前に立っているように見えるし、物おじしないように見える。そういう人が1人、プロジェクトにいるだけでみんながやりやすくなるし、頼りになりますよね。(CEO 田口)

編集・執筆 glassy&co.
撮影 吉田周平

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