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映像業界に一石を投じたくてCandeeを選んだ(ハイパーカリスマプロデューサー・石島慎也)<前編>

この男を一言で表現するなら、“映像に命を懸けている男”ではないだろうか。「おじさんモンスターバトル『おじモン』」や「らいぶ!おやすみ!〜添い寝観察天気予報〜」など、Candeeの人気コンテンツのプロデューサー・石島慎也のことである。彼は老舗電気店の長男として神奈川県小田原市に生を受けた。幼少時は地元のベルマーレを愛するサッカー小僧であったにもかかわらず、現在は忙しさの合間を縫ってテニスをたしなむ“大人”になった。しかし、そんな彼の中で、絶対的に変わらないものがある。「映像で人を笑顔にしたいということ」だ。今回は、彼が仕事に注ぐ情熱を、この記事を見た人に少しでも伝えられればと思う。


映像業界を志したきっかけ

石島が映像に関心を抱いたのは中学生の時。当時、放送していた「とんねるずのみなさんのおかげです」のある企画を見たことがきっかけだったという。

「木梨(憲武)さんがパロディ的にマイケル・ジャクソンのモノマネをしていたんです。今の時代ではあまり出来ないような内容だったんですけど、そのぶっ飛んだ映像を見て子供ながらに衝撃を受けました。『僕も将来、映像で面白いことをやりたいな』と」

そんな石島は日本大学芸術学部卒業後、制作会社に入社し、テレビ業界の荒波に飛び込んだ。それから4年間、彼は主にADとして経験を積む。当時の状況については、次のように振り返った。

「帰れない、寝られないは当たり前。きつい環境で、何度も辞めたいと思う時がありました。それでも、修行という考えでいたので、どんなに辛く、罵られても最後は踏みとどまっていましたね」

もちろん、制作会社時代の思い出は苦しいものだけではない。彼は「そうだ」と言って、次のようなエピソードを唐突に語り始めた。

「初めてディレクターを任された番組で、こんな面白いことがあったんですよ。スピリチュアル系の番組で、出演者がスピリチュアル能力を持っている方だったんです。企画内容はその人の能力を使って、埋蔵金を掘り当てるというもの。栃木県に眠っているといわれる結城埋蔵金の在り処を、謎をときながら探していくんです。その出演者は『あそこに宝箱があった気がする』と言ったりして、僕は『本当かよ!?』と思ったりしたんですけど(笑)。最終的に……」

宝探し番組の話は、ここから結構な尺で続いた。しかし、大したオチがなかった。従って、忙しい中このブログをご高覧してくれている諸兄達には申し訳ないが、割愛させていただく。どうしてもオチを知りたいという方は、是非、彼と直接会った際に聞いてみてほしい。ただ、繰り返しになるが、大したオチはない。そのことを頭の片隅に置いた上での静聴をオススメする。


思いを込めたコンテンツを制作したい

さて、では石島が苦しくも楽しかった制作会社での時間にピリオドを打った理由は何だったのか。彼はこう述懐する。

「制作会社に入社する前から、数年後には“絶対Web動画が盛り上がる”となんとなく思っていたんです。そのうち、“テレビだけではなくWeb業界も経験してみたい”という気持ちが強くなっていきました。そんな時に、お世話になっていた放送作家の方から、Webメディアでの動画制作をやらないかと誘われたんです」

制作会社で下積みを始めて4年。「ディレクターとしてそろそろ勝負してみたい」と考えていた彼にとって、その誘いはまさにタイムリーだったに違いない。ところが、である。簡単に物事が運ばないのが人生。放送作家に紹介してもらったWebメディアでの案件が白紙になってしまったのだ。

「正直、“どうしよう”とメチャメチャ不安になりました」

ただ、捨てる神あれば拾う神あり――。ひょんな伝手から、石島はある会社を紹介される。それがCandeeだった。紹介者から「とにかくイケてる会社」と言われて赴いた面接。そこで聞いたある言葉に、彼は心を揺さぶられた。

「ウチ(Candee)は動画制作において、何でもやる。その中で、トライ&エラーを繰り返しながら思い切りやってほしい」

石島は直感した。「Candeeでなら、自分のやりたいことができる」と。

「僕は、映像を見た人が作り手の思いを感じられる作品を制作したいと考えていました。たとえば『ガキの使いやあらへんで!!』や『トリビアの泉~素晴らしきムダ知識~』は、制作陣の“面白いでしょ!?”というコンテンツに対する愛を感じられる。最近のテレビは数字を第一に考えるばかりに、画面の向こう側から伝わってくるものが少なくなっていると感じます。ただ、今はWebで誰もが自分の好きなことを自由に配信できる。だからCandeeでなら思いを込めたコンテンツをプロレベルのクオリティーで制作できると思ったんです」

そして、こう続けた。

「制作会社で働いていた時は面白いものを作るというより、“いかにクレームを受けないコンテンツを作るか”に注力しているような感覚でした。攻めではなく守りの仕事というか。でも、Webのような比較的新しい文化の黎明期は、そこにいる人たちがルールを作り上げていく。これから様々なルールが作られていくであろうWeb動画業界に一石を投じたくてCandeeに入ったんです」

石島はこのような思いを携えてCandeeにジョインした。そして、その身から溢れんばかりの映像に対する情熱は、Candee入社後に自身が制作したコンテンツの中で輝くことになる。

(後編へつづく)

石島慎也(いしじま・しんや)

【プロデューサー。神奈川県小田原市生まれ。日大芸術学部卒業後、制作会社に入社して4年間勤務。2015年に退社し、同年8月にCandeeにジョインした。これまでプロデューサーとして「らいぶ!おやすみ!〜添い寝観察天気予報〜」や「おじさんモンスターバトル『おじモン』」、映画の公開記念特番、JリーグYBCルヴァンカップFacebook Liveなどを制作している。Candee屈指の愛されキャラであり、ボケ・ツッコミ・司会を高次元でこなす。オフィスではよくバズーカ大川からムチャ振りをかまされて「地獄だ!」と嘆いている】

石島慎也関連番組アーカイブ
おじさんモンスターバトル「おじモン」
おじさんモンスターバトル「おじモン2」
今野杏南と1万人の彼氏。

(文:鈴木友多/写真:ジェームス・グレイ)

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