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Candeeは前代未聞でありながら大人なプロフェッショナル集団(GREE Venturesパートナー・堤達生)

今回、インタビューに応じてくれたのはGREE Venturesのパートナー・堤達生(つつみ・たつお)氏。堤氏はCandeeのリードインベスターである。サイバーエージェント、リクルート、グリーで新規事業の立ち上げ及びコーポレートベンチャーキャピタルの設立も経験したベンチャー投資のプロフェッショナルは、Candeeをどのように評価しているのか――。


――まず堤さんとCandeeの出会いについて教えてください。

:Candeeのことを初めて知ったのは2015年の7月頃ですね。知人からCandeeの構想を聞いて「これは面白そうだな」と思いました。そして「どういう人たちがやっているんだろう?」と興味がわいて、オフィスにお邪魔したんです。その結果、投資させていただく運びになりましたね。


――Candeeのどういうところに面白さを感じられたのですか?

:1つは会社の目標(※参照「今さらですが、CandeeのMVV大発表!」)。次に、経営チームを構成するメンバーです。みんなエッジがきいている。“将”になれる器の人がゴロゴロいるんですよ。そんな人たちが目標を達成するためにワイワイやっている。まだ機材もほぼ何もない状況でも「この人たちならやってくれるかもしれない」と感じられたので、その縁にダイブできましたね。

――幾多のベンチャー企業に携わってきている堤さんから見たCandeeの評価は?

:一言で言うと、前代未聞、ですね。会社の成り立ち、成長スピード、組織の広がり方。ファイナンスの進め方も含めて「こんなこと聞いたことないよね」と。私は投資家として十数年活動して様々な企業と仕事をしてきていますが、その中でもCandeeは際立って面白いです。私が投資した当初はゼロだった売り上げの伸び率だったり、経営会議をするたびに「会社つくりました」と知らない間に子会社が増えていたり(笑)。

一方で、すごく大人な会社であるとも思っています。多くの人は、スタートアップは若い人が行うイメージを抱いているのではないでしょうか。Candeeの経営チームの平均年齢は40歳前後。若い経営者の方なら若いなりの成長の仕方があって、様々な試行錯誤を繰り返しながら成長していくことが多いです。しかし、Candeeは基本的に垂直立上を目指している(笑)。そういう立ち上げ方ができるのは、様々なところで経験を積んだ大人が集まって動いているからこそでしょう。豊富な経験を持った大人たちが、スタートアップしたばかりの若者のようにガムシャラに突き進んでいるのが面白いですよね。


――Candeeで働くメンバーについてはどのような印象をお持ちですか?

:会社全体を面白いというと、なんだかチャラチャラしているようなイメージを持たれるかもしれませんが、そうではない。‘将’になりえる才能豊かかつプロフェッショナルな人々が『北方水滸伝』のようにCandeeという梁山泊に集まり、デカい夢に向かってガムシャラに走っている。面白さとプロフェッショナルを兼ね備えている人々が集まっているからこそ、前代未聞のスピードで成長しているのだと思います。

――お話を伺っていて、Candeeはかなり珍しい企業ということが再認識できました(笑)。

:それは間違いないですね(笑)。しかし、戦略論的観点から見れば奇をてらっているということは全くありません。確かに、番組や動画コンテンツなどの表面的な部分は奇をてらったモノが多いですけど(笑)、実際にビジネスのレイヤーにおとして考えた時の戦略はすごく堅実で、着実なことをやっている。だからこそ私も全面にサポートできます。ビジネスをどう組み立てていくかを、非常にロジカルに作り上げている。つまり、ロジカルな部分とクリエイティブな部分、右脳と左脳のバランスがすごくとれているわけです。


――右脳と左脳のバランスが成長するポイントということでしょうか?

:それは会社によって違います。オペレーションを一寸の無駄なく最適に回していくことが勝ちパターンの会社もある。Candeeの場合、動画コンテンツの制作を、たとえば最近流行っている早回し動画みたいにひたすら効率的に作ることで今のようなビジネスが作れるかといえば、おそらく無理でしょう。理由はビジネスモデルが違うからです。Candeeの主戦場はエンターテインメントという要素が強い。まずはコンテンツを生み出す圧倒的な企画力・創造力が必要になりますし、作ったコンテンツをどのように流通させ、どうマネタイズさせるのか極めてロジカルに考えることも必要になってきます。Candeeの良さというのは、クリエイティブとロジカルの両軸が絶妙なバランスで成り立っているところにあると思いますね。


――計算されたバランスということですね。

:いや、中の人たちはそこまで意識していないと思います(笑)。そこがまた面白くて、インサイドでやっている人たちはガムシャラにやっている。私はインサイドの人間でもあり、アウトサイドの人間でもある。ちょうど中間のところからCandeeを客観的に分析して見るとそういう構造になっているということです。

――今後、Candeeはどのような会社になっていくと思われますか?

:個人的には今後の想像はつかないほうが楽しいと思っています。Candeeはこれまでも良い意味で裏切ってきてくれていますしね(笑)。今後、現在作っている新しいプロダクトがどういう形で受け入れられていくのか非常に楽しみであり、心配でもある(笑)。ただ、そこは圧倒的なタレントが集まってチャレンジしていくことで決して小さくまとまらずに突破してくれると思います。掲げた大きな目標までどれだけ短い時間で走り抜けられるか。そのために必要なお金は私が一生懸命集めてきます(笑)。人もお金も集めて一気にチームを作り上げて突き進むCandeeの“大人力”を持ってすれば、私が予期もしないような形で描く夢に近づいていってくれると思いますね。


――最後に、堤さんがこれまで転職する上で大切にしてきたことを教えてください。

:一言でいうと「誰と一緒に働くか」に尽きるかなと。今まで私は4回転職してきていますが、給料のみならず企業すらも関係なく、誰と働くかが私のいつも決め手でしたね。「この人と働けたら、きっと面白いに違いない」という観点で選んで、結果的にそれなりに面白いキャリアを積めてきていると思っています。


――その観点に照らし合わせると、Candeeはいかがでしょうか?

:非常におもしろい兵(つわもの)どもがたくさんいる。もちろん人によって合う、合わないはありますけど、面白さ、圧倒的な刺激を得られるのは間違いないでしょうね。仮に自分のファンドをやっていなかったら、私もCandeeに入りたいくらいですから(笑)。今からCandeeにジョインできる人たちはすごくハッピーだなと思います。最高に面白い冒険ができるはずですよ。


堤達生(つつみ・たつお)
シンクタンク、投資会社を経て、サイバーエージェント、リクルート、グリーの3つの事業会社で、3つのベンチャーキャピタルを立ち上げる。
現在は、2つのベンチャーキャピタルファンドの運用責任者。

(対談構成:鈴木友多/写真撮影:望月陽介)

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