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オフィス増床で垣間見えたCandeeコーポレートのプロフェッショナリズム


12月2日、すべてはこの状態から始まった。

Candeeオフィス増床&大規模改修――。

この重大プロジェクトについての速報を当ブログでお伝えしたのが約1カ月前。

増床に至った経緯を過去のブログ(※参照「続々とメンバー増員中のCandeeで重大プロジェクトが始動!!」)から引用する。

<昨年2月に会社設立以降、続々と新たなCandeesの入社を喜びながらも、あちらこちらから「せ、狭くなってきたね」という声が聞こえていたのも事実。

そういう事情があってオフィスの移転を検討している時、タイミング良く現在入っているビルの上階が空きフロアになることに。その情報を知った社員が「速攻で確保!」に動き、増床を実現させました。>

この読者、そして全貌を知らなかった社員にとって、当時は改修完了時期は年明けだと思っていたのではないだろうか。

ただ、増床プロジェクトを取り仕切るコーポレートのT女史は11月のCandee Nightでこう断言した。

「お披露目は12月21日。引っ越しは26日に行います!」

この工期がコーポレートに課せられた、死守しなければならない期限だった。

というのも、年明けからはスタジオの増床・改修にも着手する。普段使用している3Fの多目的スタジオの改修に加え、これまで執務室だった2Fもスタジオに変貌を遂げる予定だ。つまり、それまでにオフィスの増床が完了しなければ、社員がオフィスワークする場所を確保できないのだ。

先に結果を言うと、この納期は見事守られた。

ただ、すべてが一筋縄で終わったわけではない。今回のオフィス増床・改修は、増床プロジェクトを担当したコーポレートのK氏&T女史と、依頼を引き受けてくれた道合氏&副島氏のプロフェッショナリズムによって成し遂げられた。

すべての仕様が決まらない中での着工

K氏とT女史がまず取り掛かったのが業者の選定である。

納期が短いという難題のため、複数の業者と幾度と無くミーティングを重ねる。最終的に、道合氏&副島氏へお願いすることにしました。

次に待っていたのは設計に関する話し合いだ。企業のオフィス増床というものは、全ての仕様を決めて社内調整し、パース(完成予想図)を作成の上、依頼者・業者ともにイメージを固めた上で着工するのが本来だろう。

ただ、そうした手順をきっちり踏んでいては、12月21日のお披露目に間に合わないことは明らかだった。

では、どうすればいいか。

“納期を優先し、パース(完成予想図)作成を割愛。着工しつつ固める方向でいく”

これがコーポレートの下した決断だった。かくして、一抹の不安を感じながらも、12月2日、ついにオフィスの増床工事が着工した。

全ては社員のために

いざ工事が始まると、道合氏&副島氏の考える完成系とコーポレートがイメージしていたモノとはやはり相違が生じていた。

決して安くはない費用。社員が快適に過ごせる環境且つ大事な企業イメージを作る空間であるオフィスの必要性。コーポレートは適宜修正案を出し、道合氏&副島氏との間にできたイメージの溝を埋めていった。

下の画像をご覧いただきたい。

床にブルーシートが貼ってある。これは、Candeeの前に入居していた企業が使っていた床を、そのまま使おうと考えていたために養生していたからだ。ここで、T女史がある考えを思い浮かべたという。

「よくよく考えると、これまでのCandeeオフィスにあった木材の雰囲気がなくなってしまうな……」

結果、着工後に、上の画像のとおり2フロアとも木目調の全面板張りへオーダーを変更。木材のぬくもりが感じられるフロアとなった。



上の2枚はオフィスエントランスと会議室“おしるこ”の画像だ。これらにあるCandeeのロゴ、実は発注時はオーダーに入っていなかった。エントランスの壁色も黒ではなかったので、床の仕様変更と同時期に、ロゴの装飾およびエントランスの壁色を変更したのである。“おしるこ”の内装にいたっては、「ブルーの壁色を道合氏&副島氏から提案いただいたものの、天井が黒塗りで壁がブルーなのは思い描いたイメージと違っていました」とK氏。天井の黒でシックさを維持しつつ、壁色は画像のように白色に落ち着いた。

お次の画像は6Fフロアで、サッシを境に奥がコーポレート部屋、手前が他部署のオフィススペースの様子である。さて、こちらでコーポレートが変更を希望した点は何かお分かりになるだろうか?


答えはサッシだ。もともとは、ガラスのない壁だったという。しかし、これだとコーポレートと他社員とが壁で遮断され、開放感も薄れてしまう。また自然光が少しでもフロアに差し込むようにするためにも、透明なガラスの入ったサッシに変更した。

そして、コーポレートからウルトラCの変更希望が飛び出したのは、4Fの会議室についての話し合いを行っている時だった。K氏が次のようにつぶやいたのだ。

「2フロアで会議室が2つは少ないね……。4Fの会議室を2部屋に分割しようか」

K氏曰く「このオーダーをポップに伝えた時の、T女史と道合氏&副島氏さんが浮かべた困り果てた表情は忘れられないですね(笑)」。

(画像奥が“みたらし”、手前のドアから入るのが“もなか”である)

そもそも短期間の工期という難題に、着工しながら一つ一つ固めていくという前提の下でやってはいるものの、複数回の変更。道合氏&副島氏もさぞ、苦労したに違いない。その中で無事に納期に間に合わせてくれたこと、この場を借りて心から御礼申し上げたい。

そんな道合氏&副島氏の方とうまくコミュニケーションをとりながら各種手続き・工事を進めてくれたT女史。ちなみに、デスクに貼ってあるシートやトイレの壁紙・天井、水回りはT女子が徹底的に使う人の立場になって考えたものだという。この仕事ぶりには『サン○ーモーニング』の張○さんもこう言うに違いない。「アッパレ!」と。


そして、K氏。時には言いにくい変更希望もあっただろう。しかし、すべては“良いオフィスで社員に仕事をしてもらう”ため。彼は「着々と工事を仕切るT女史と道合氏&副島氏さんの一体感はすごい」と、今回の難プロジェクトを共に駆け抜けた戦友に賛辞を惜しまなかった。

難題に応えてくれた道合氏&副島氏
工事をつつがなく進めるために奔走したT女史
妥協せず意思を形にしようとしたK氏

この3者の一人でも欠けていれば、今の快適なオフィスの実現はあり得なかっただろう。筆者は今回のオフィス増床・改修で、三者三様のプロフェッショナリズムが垣間見えた気がしてならない。細部の改修がすべて完了したわけではないものの、彼らならより良い完成系に仕上げてくれるだろう。

1月以降も続々と新しい仲間がCandeeに加わる。ひとまず、その準備は整ったといえる。

しかし、前述の通り、Candeeの増床・改修プロジェクトはまだ終わっていない。年明けからは、自社スタジオの改修・増床に着手する。

新たな仲間の採用もまだまだ継続中だ。

約10億円の増資、体制強化、オフィス増床と怒涛の年末を迎えたCandee。その会社には動画制作のプロフェッショナルのみならず、半ば非現実的な納期を譲らずに良いオフィスを作りきるコーポレートもいる。一般常識に照らし合わせれば、今の状況は“カオス”なのかもしれない。ただ、その状況を楽しみながら一緒に“大人の本気の悪ふざけ”ができる仲間を、Candeeは待っている。

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