1
/
5

経営者対談〜自社プラットフォーム開発への挑戦〜

Candeeは設立から2年、さまざまなメディアを通して映像コンテンツを提供してきました。
その実績とノウハウをもとに、新たに自社プロダクトとして、映像配信プラットフォームを構築します。

そんなCandeeの今後の展開、動画業界の現状を、
新井拓郎(代表取締役副社長 CCO)と
椙原誠(メディアビジネス/執行役員)が語ります!

-自社映像配信プラットフォームを開発する意味

新井:世の中には料理動画に特化した映像を制作する会社やYouTuberに代表される個人動画を届ける人はいれども、“スマホならではのコンテンツ”を制作し続けているプレーヤーは未だにいないように映ります。

Candeeは約2年、スマホならではのコンテンツを制作し続けて、やっと名前が業界内に浸透してきたと自負しています。次は直接お客様と一緒に、コンテンツを届けられる場所をつくっていきます。すなわち、自社映像配信プラットフォームの開発です。

新井:様々なプラットフォーマーと仕事をしてきた中で、Candeeが独自のプラットフォームを立ち上げる意味が2つあると考えています。

1つは、機能面。
特にライブ配信はリアルタイムの中で、ユーザーにどういう体験を届けられるかによってコンテンツの良し悪しが決まる。
これまで「こんな機能があれば、もっと面白いコンテンツが作れるのにな」と歯がゆさを感じる時が幾度もありました。それが、自分たちで機能を作ることができればもっといい体験を届けられる。“スマホならでは”を作る上で、映像だけではなく、テクノロジーの部分も開発することでCandeeにしか作れない体験をユーザーに届けたい。


もう1つは、ビジネス面です。
既存のプラットフォームは映像制作のプロが活躍してお金を稼ぐことがなかなか難しい状況にあります。その中でCandeeが開発するプラットフォームを世界中のプロのクリエイターが「ここで作ったほうが面白いし、儲かる」と考えられる場所にしていきます。

椙原:スマホにおけるゲームの流行の変遷をみてもコンソールゲームをそのまま移植したようなゲームはあまりヒットせず、「パズドラ」や「モンスト」など、スマホというデバイスの特性を活かしたゲームが人気になりました。

動画においても全く同じだと思っていて、単純にテレビと同じようなコンテンツがみられるのではなく、スマホならではのコンテンツ制作にチャレンジしていくのは面白いミッションだと思いますね。
その上で現在開発している自社の映像配信プラットフォームは、様々な機能を提供することによって、そこでしかない作れないコンテンツがたくさんできるようにしなくてはいけません。

Candeeのプラットフォームだからこそ作れる番組や動画。そういうところで数ある新たな市場を開拓しつつ、競合他社との差別化を図る必要があります。

-新たな産業を生み出す体験ができるチャンスは「今」だけ!

椙原:一つの産業が新しく立ち上がる時に、その業界の最先端で仕事ができるタイミングというのは5年、いや10年に一度。そのくらいチャンスが限られていると思うんです。

私は幸運にもmixiで日本で最初のソーシャルプラットフォーム開発に携り、そのプラットフォーム上でのビジネスが大きな産業になっていくのを目の当たりにしました。DeNAでは「マンガボックス」という無料マンガアプリを担当することで、ネット上でマンガという産業が成立することを証明することができました。

そうした“新たな産業を創る”仕事はとても貴重な体験です。
というのも、既存の産業では何十年も続いている流れの中に入り、粛々とその流れを継続させるだけですが、新たな産業の立ち上がりフェーズでは、全て自分たちの頭で考え、自分たちの手で作りあげないといけない。その経験は人を大きく成長させてくれます。

まさに今、モバイル動画業界はそういう状況にあります。このチャンスに、この業界に飛び込まない理由は、正直ないのではないでしょうか。業界の最先端で仕事をすることは見晴らしがいいと思いますよ。

新井:今後、Candeeではエンジニアと映像制作のプロたちの融合を加速させていきます。

動画革命を起こして「テレビの次を作る」と言っているんだから、何十年に一度のチャンスが到来しているわけです。その最先端で働ける人はほんの一握り。
おそらく、10年後には仕組みが全て出来上がっているでしょうからね。
なので、今しかない

椙原:本当に業界に変革を起こせるチャンスは今しかないと思うので、Candeeのビジョン、理念に共感してモノを作り上げていきたいという方々にジョインしてほしいですね。


<Profile>

新井拓郎 / TAKURO ARAI

大学在学中よりエイベックス・グループにて、デジタルメディアを活用した音楽情報やアーティストに関する企画、制作、運営を行う。その後デジタル領域の音楽配信、アーティストのデジタルファンクラブ、BeeTV、dビデオ、UULAといった定額制映像配信、映像コンテンツのマルチユース展開、企業アライアンスなどの新規事業立ち上げを担当。2015年に株式会社Candeeの立ち上げに参画し、映像制作事業及びメディア事業責任者として常務執行役に従事。2016年12月より代表取締役副社長 CCOに就任。

椙原誠 / MAKOTO SUGIHARA

2002年に株式会社 NTTドコモに入社。2社のベンチャー企業参画を経て、2009年株式会社ミクシィに入社。mixiアプリをはじめとする様々な新サービスの立ち上げに携わった後、UX 統括部及び、コミュニケーションサービス開発部の部長に就任。2012年に株式会社ディー・エヌ・エーに入社後は、ソーシャルプラットフォーム本部長に就任し、Mobage事業を担当。その後、マンガボックスを担当するIPプラットフォーム事業部 開発一部 部長、IPプラットフォーム事業部長に就任し、DeNAのエンターテインメント事業分野を統括。在籍中には、株式会社AMoAd取締役、株式会社エブリスタ代表取締役社長、MyAnimeList, LLC CEOも兼務。2017年 2月より、株式会社Candee執行役員として参画。


Copyright by YUTA SUZUKI / Photo by KENICHI IMAMURA

株式会社Candeeでは一緒に働く仲間を募集しています
10 いいね!
10 いいね!
同じタグの記事
今週のランキング