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文章で伝えるポートフォリオ の、作り方。

UI/UXデザイナーのOZです。

◼︎このストーリーはこんな人にオススメ

・UIデザイナーだったけどUXの領域も挑戦したい方
・シニアデザイナーだけど最近ポートフォリオ更新してない方

この記事では書類選考をしている立場から、どのような情報があるとUXデザイナーとして判断しやすいかをお伝えしようと思います。

結論

できていない場合
→ UIの数が多くても書類だけでの評価が難しい
できている場合
→ 極端な話、UIがなくても評価が可能

それほど大事だなと思ってます!

( #自戒の念を込めて )


◼︎具体的にあると判断しやすいもの

最初に

弊社、Coincheckでは現在UI/UXデザイナーを募集中です。
特にポートフォリオのあるデザイナーは積極的に現場のメンバーが書類選考を行っています。

書類選考をしていて感じること

選考担当者として実際にポートフォリオを拝見させて頂いているのですが、多くの場合
"誰のためにどう悩み、その設計をしたのか"
がみやすくなっておらず、UXデザイナーとして判断するのが難しい状況になっています。

詳しいポートフォリオを請求する方法もありますが、コストの関係もあり毎回そのような対応はできず、それをとても悲しく感じています。

判断するのが難しいポートフォリオとは....

・ユーザー目線ではなく、事業目線の成果しか記載がない
・UIの量が多く、何を考えて作ったのかが分からない
・どこまで担当したのか分かりづらい

主にこの3つの理由で、お断りしているケースが多いです。

Q.「じゃあどうしろっていうの!」

「え、デザイナーのポートフォリオってUIありきじゃないの?違うの?」
と、なるかもしれませんが、ここはグッと堪えてください。極論、ポートフォリオからUIを無くしてみてください。

大事なのは何をしたのか、なぜそうなったのかを伝えることであって、見た目の美しさではないからです。

まずはNG例から

[ 例 ] 有料動画配信サイトにおける新規登録数向上PJ

◼︎課題
60%のユーザーが会員登録画面へ行かず離脱してしまっている。
◼︎やったこと
会員登録しなくても見れる範囲を多くしてみた
◼︎結果
離脱率が30%まで減少した。

この例だと、UIの良し悪しでしか判断ができず、UXデザイナーとしてどのようなアウトプットができる方なのか判断ができません....

判断する為に欲しい情報

[ 例 ] 有料動画配信サイトにおける新規登録数向上PJ

◼︎課題
60%のユーザーが会員登録画面へ行かず離脱してしまっている。
◼︎前提として
・対象ユーザーは**代で、主に**に興味がある。
・新規登録ボタンは常に見える位置にある
・SNS認証を使って簡単に登録することができる
トップ画面では、主力の動画のサムネイルのみ閲覧できる
◼︎仮説
・ユーザーは、自分が見たい動画がサービス内に存在していることが確認できないため、離脱している
◼︎どうしたか
動画詳細画面までは未ログインでも見れるようにし、作品に興味を持ってからサービスを使ってもらう
◼︎結果
離脱率が30%まで減少した。
また、登録のきっかけとなる動画作品を分析することができるようになったため、新規顧客獲得のためのラインナップ戦略を組みやすくなった。
それによってドラマの本数を増やし、顧客の継続率が5%向上した。
◼︎学び
ユーザーの導線から、仮説を出すのは簡単だったが、思わぬ副次効果が生まれた。
常にKPIを立てつつリサーチャーだけでなく他部署も数字が意識できるよう、Slackで常に結果を共有していたため、このような改善につなげることもできた。

ここまであればどのようなUXデザイナーかもわかるし、一緒に働いているビジョンが見えるので完璧だと思います!

「こんなに細かく作れないよ!」

おっしゃる通り!!おっしゃる通りほんとにそうだと思います。
ただ、全てのUIでそうあるべきではなく

「特にこれは頑張ったぞ!」とか

「これはいい成果がでた!」とか

「この失敗があるから今がある!」みたいな

一部分!!!一部分でいいので、思考をアウトプットしてください!!!!

それだけでデザイナーはハピハピハッピーになれると思います。

さいごに

この記事を読んで、少しでもコインチェックに興味を持った!話を聞いてみたい!
という方がいらっしゃいましたら、是非この機会にご連絡いただければと思います!

UXデザイナー/ディレクター
新しい価値交換をデザインする。戦略から描けるUXデザイナーを募集!
2014年8月に暗号資産取引サービス「Coincheck」の提供を開始して以来、「デジタル経済圏へのゲートウェイになる」というVisionのもと、IEO実施やNFT事業など既存金融の枠に囚われない新しい金融サービスを500万人以上*の人々に提供しています。 現在は、ブロックチェーンを基盤とした「Web3.0」や「メタバース」におけるデジタル経済圏創造にも挑戦しています。 また、2022年3月には米国のナスダック(NASDAQ)上場子会社へ移行する計画を発表しました。 グローバルに事業を拡大し、国内外での新規事業の開発や最新技術への投資を加速することで、デジタル経済圏のゲートウェイとしての役割を担っていきたいと考えています。 https://corporate.coincheck.com/press/H9AiuHQj
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