元大手出版社の編集者が、自社プロダクト開発を率いるエンジニアに転職した理由

 大手出版社の書籍編集者→エンジニアという、異色の経歴を持つ古川俊太郎さん(37)。エンジニアとしての経験は4年ですが、EVERRISEではリーダーポジションとして若手を引っ張っています。なぜエンジニアになったの? 入社から約1年経って感じているおもしろさは? じっくり聞いてみました。

 EVERRISEは、デジタルマーケティングの分野で高い技術力をもち、大手広告代理店などの仕事をテクノロジーでサポートしています。2006年、同じソフトウェア会社のエンジニアだった取締役3人が自社サービス立ち上げのために設立。現在は、顧客データ収集・管理・分析のためのデータ基盤であるCDP(カスタマー・データ・プラットフォーム)の自社プロダクト「INTEGRAL-CORE(インテグラルコア)」などを提供しています。

ー書籍編集を約10年やっていたそうですね

 はい。EVERRISEは4社目で、1、2社目は出版社で書籍編集者をやっていました。主に一般読者向けの「生活実用書」というジャンルです。料理書や家庭の医学書などの編集を担当していました。

 IT業界には4年前、34歳のときに飛び込みました。前職の3社目はERPのベンダーで、ウェブアプリの開発エンジニアとして働いていました。


ーなぜ出版業界とまったく違うIT業界に…?

 よく聞かれるやつですね(笑)

 私が編集者をやっていたころは、作ったものへのフィードバックが遅かったんです。読者ハガキや感想ブログ、アマゾンのレビューくらいしか、自分が編集した本への反応がなかった。もちろん売り上げ部数という数字は出てきますが、読者の声がなかなか聞こえてこないフラストレーションがありました。

 それに実用書は「10万部でベストセラー、1万部でけっこう出たね」というジャンルです。IT業界のほうが、作ったものをよりたくさんの人に届けられて、ユーザーの反応も早くダイレクトに聞くことができると考えました。

 年齢的にも異業種にチャレンジできるのはギリギリかな、という思いもありましたね。


ーですが、仕事の内容は全然違いますよね

 もともとプログラミングには興味があったんです。

 編集者時代には自分でプログラムを組んで、画像データのリスト化など、単純なExcel作業をVBAで自動化していました。他にも、UWSCという言語で、よく行う作業をワンクリックでできるようにしたり、学生時代に少しハマったPCゲームでも、自動でキャラを動かして勝手にレベルをあげるツールを作ったこともありましたね。

 なので、技術へのとっつきづらさはありませんでした。

 なによりも、実用書もプログラミングも、「読者やユーザーの問題解決のためのツール」という根本的な考え方は変わらないと思ったんです。


ーIT業界の中で、EVERRISEを選んだ理由は?

 アドテク業界が最先端の分野かつ伸びていると感じたこと、取締役3人の話を聞いておもしろそうだと感じたことが大きいです。デジタルマーケティングという成長分野の中でも、会社として13年目である程度安定していて、激務だった前職と比べてWLB(ワーク・ライフ・バランス)もとれると聞いて決断しました。

 それに、取締役や人事担当者をはじめ、社員の人柄や会社の雰囲気がとてもよかったことも理由の一つです。



ー今はどんな仕事をしていますか?

 入社直後から、自社プロダクトのCDP「INTEGRAL-CORE」の開発に携わっています。

 このプロダクトは、一言で言うと「すべての顧客データを集めるためのプラットフォーム」。マーケティング4.0や今後来るOMO(Online Merges with Offline)の時代に必須の仕組みです。

 今はこのプロダクトの開発マネージャーをやっています。プレイングマネージャーとして、2人のエンジニアとチームを組んで、3ヶ月単位で新規の開発や改善課題などを行なっています。自身の開発と並行して、進捗管理や優先順位づけ、技術の相談にのるなどが役割ですね。


ーマネージメントをする立場として、必要なスキルはありますか?

 モチベーション管理はかなり意識していて、やる気が下がらないような伝え方を大事にしています。10年以上やっているエンジニアとは違って技術的なバックグラウンドが十分ではないので、そこは日々勉強して頑張らないといけない部分です。


ーやりがいやおもしろさを教えてください

 アドテクやデジタルマーケティング業界は仕組みや情報がどんどんアップデートされるので、いつも新しいものに触れられて、とても刺激的です。INTEGRAL-COREというチャレンジングな、会社の成長に直接的に関われるプロダクトのマネージメントができるおもしろみもありますね。

 技術面では、前職ではJavaを使ったサーバーサイドの実装がメインだったのに比べ、現在はインフラ周りからフロントエンドまで多岐に渡る知識が求められます。EVERRISEではツールも含めて新しい技術を取り入れており、日々学びがあって非常に楽しくやりがいも感じています。


ー会社の雰囲気やWLBはどうでしょうか

 雰囲気は、驚くほど和気藹々です。また、若い人も含めて非常に真面目。真摯に仕事に取り組んでいて、上でも下でも筋道を立てて話せば伝わるので、風通しが良いと思います。取締役も気さくに話しかけてくれます。

 WLBは、長時間残業がないのでとれています。繁忙期ももちろんありますが、基本的には19時ごろまでには切り上げて、勉強や家族のための時間にあてられています。1人が頑張ったら終わる、終わらないというようなタスクの振り方はしていませんし、全体でフォローしあえる体制になっています。


ーこれからの野望はありますか?

 会社としてはINTEGRAL-COREを成功させて、社食のあるオフィスに移れたら良いなと思います(笑)

 個人としてはまずはプロダクトを成功させつつ、経験を積んだ上でまた別の新しいプロダクトを立ち上げたいです。


ーどんなエンジニアに来てほしいですか?

 業界的にも技術的にも日進月歩なので、学び続ける意欲のある人。一緒に働く上で、いつも仕事を楽しんでいる人。会社が成長フェーズなので、「自分がEVERRISEを大きくするぞ」くらいの勢いがある人。お待ちしています。

 やる気があれば裁量を持たせてもらえる会社なので、おもしろいですよ。

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