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全てが整った会社を辞め、全てが整っていない会社を選んだ理由

私は2015年4月、「5人目の社員」として、ITプロパートナーズにジョインしました。

そして約2年間の時を経て、今はITプロパートナーズ事業部の事業責任者を任せてもらっています。

年齢は27歳。午年のA型です。(写真右上)


この会社に入る前は新卒で入社したマーケティングリサーチ会社にて約3年間、セールスとして働いていました。

クライアントは、誰もがその名を知る大手食品、日用品メーカーのブランドマネージャーやマーケティング担当者。

ざっくり言うと、彼らが顕在的、または潜在的に抱えているマーケティング課題に対し、課題解決に繋がるリサーチデータを提供することが私の仕事でした。(あくまでもざっくり言うとです。ざっくり。)


結果としてその会社に入社3年後、私は「転職」という道を選択したわけですが、今振り返ってもその3年間は私の人生のなかで最も濃く、刺激的で、1人の人間として成長することが出来た3年間だったと思います。

社内外ともに、関わる人は皆優秀で人間的にも尊敬できる人が多く、とても人に恵まれた職場でした。今でも前職の同期、先輩とはよく呑みに行ったり、ご飯に行ったりします。


当時取り組んでいた業務は複雑且つ膨大で、昼夜土日問わず働いていましたが、それも決してネガティブではなく、とても楽しい日々でした。(とはいえ3日間くらい一睡も出来ない日が続いたときは、それなりにキツかったです。だけどそのおかげで、今は少しくらいハードワークしても、何も感じないくらいには精神的にタフになりました。ありがとう当時の自分いやほんとに)


そんなわけで、新卒で入社した前職の会社は、今振り返っても本当に魅力的な会社で、大学就活時の自分の判断は間違っていなかった、いい会社を選んだ、と今でも心の底から思っているのですが、下記の理由から、約3年間で前職に終止符を打ち、ITプロパートナーズへの転職を決断しました。


1、会社・組織・事業をゼロから創り上げる経験がしたかった。

2、セールス以外のスキルを早く習得したかった。




1、会社・組織・事業をゼロから創り上げる経験がしたかった。


先述の通り、前職は非常に恵まれた環境でした。

しかし、私にとっては「余りにも恵まれた環境過ぎた」のです。


整備された業務フロー、蓄積された知見やノウハウ、開拓された顧客リスト、配慮の行き届いた様々なクライアント資料、万全なフォローアップ体制。

目の前には、先人の方々が残してくださった数多の財産が広がっており、こうすれば概ねうまくいく、なのでこのようにすべし、といったくっきりとした轍が常に眼下に広がっていました。

そこに私はある種のフラストレーションと焦りを感じ、次第に転職を考えるようになりました。


目の前に膨大なタスクが積み上がっているなか、最小工数で最大効果を発揮するためには、既存の財産を活かさない手はありません。かくいう私も、その恵まれた環境にズブズブに甘えていました。

しかしそのおかげで、既存のものを活かす力は身についたものの、何か新しいものを生み出す力、ゼロから何かを創り上げる力は、ほとんど身に付いていないのではないかと、焦燥感に駆られました。

また、前職は社員数1500名程度のなかなかの大規模な組織だったため、新たな何かを生み出し、既存の何かを変える、変化をもたらすには、ハチャメチャな労力と時間がかかります。変化による影響範囲がそれだけ広いのだから当然ですよね。

そんな状況下、あまりにも非力過ぎる当時の自分は為す術なく、環境自体を変えよう(転職しよう)と決意しました。



2、セールス以外のスキルを早く習得したかった。


はじめに言っておくと、私はセールスの仕事が大好きです。常にクライアントと最前線で接することができ、事業、そして組織継続の源泉となる売上を創出することが出来る、セールスという仕事に誇りを持っています。

しかし、何に対してでも興味を持ち面白いと感じる私の性格上、セールスの業務をある程度こなし始めたあたりから、他の職種にも多くの魅力を感じ始めました。

また自身が思い描くキャリアビジョン上、何か一つの道を極めるスペシャリストではなく、どんな課題に対しても対応出来る(対応する手段を知っている)ゼネラリストになりたい、そう思うようになりました。


そのような状況のなか前職では、組織としてのパフォーマンスを最大化させるため、完全分業制を敷いていました。個人や役職によって多少幅は異なりますが、基本的に私はここからここまで、あなたはそこからそこまで。各人に課せられた業務をプロとして完璧にこなしましょう、以上。

極端に言うとこんな感じです。


そして何より、先述の通りみんな多事多端な状況のなか、隣の島にまで手を拡げる余裕はありません。

仮にそれがセールスであれば、そんな暇があるならクライアントとの接触量を少しでも増やせ、そのように上長からも言われると思います。

そういった部分にもどかしさ感じ、社会人3年目終了を機に、私は転職を決意しました。




はじめての転職活動


結論からいうと、はじめての転職活動は一瞬で終わりました。

なぜなら転職活動を本格的に始めた初期の段階で、私は現在の「ITプロパートナーズ」に出会い、そしてすぐに内定を貰い、他の企業の選考をまともに受けないまま内定承諾するに至ったからです。


即断即決出来た理由は、私の転職活動の軸が明確且つシンプルだったからだと思います。

「社員数名のスタートアップ」以上。それだけ。


勿論、一緒に働く人が優秀、人として尊敬出来る、企業理念に共感出来る、事業内容が面白い、市場が拡大しており将来性がある、といった諸々の条件も見ていなかったわけではないですが、それらはあくまでも必要十分条件で、絶対条件は前者のみ。

なぜなら何も整っていなく、人手が不足している小さなスタートアップであれば、私が元々転職によって得たかった、「会社・組織・事業を創り上げる力」「セールス以外のスキル」が会得出来る機会が多いと思いましたし、また、そこに纏わること以外において、多少ネガティブなこと、予想外のことがあったとしても、自分が動いてそれを変えればいい。

そのような”覚悟"を持って当時4名のスタートアップ「ITプロパートナーズ」に入社することを決意しました。




入社してから今日に至るまで


入社後、最初はイチセールスとしての業務からスタートし、フェーズ毎の会社の課題に応じて、WEBマーケやディレクター、CSや採用人事等、自ら幅広く業務をキャッチアップし、冒頭に述べた通り、現在ではITプロパートナーズ事業部の事業責任者を任せて貰っています。


予想外のハプニングやトラブルは日々尽きませんし、入社したての頃はこんなにも何も整っていないものか、、、と愕然としまくりましたが

(例えば顧客管理のシステムがないので、Excelで各々情報管理していたり)

(KGIだけは決まっているものの、KPIが全く決まっていなかったり)

(クライアント資料がないので、商談ではPCでサービスLPを提示して商談したり)

(皆、我流で業務に取り組んでいて、情報共有の機会が皆無だったり)

入社して2年経過した今、この2年間を振り返ってみると、転職によって得たかった経験、スキルを掴み取ることができ(勿論まだまだ道半ばですが)、ITプロパートナーズに転職して本当に良かったと思っています。


身体を横にしないと歩けなかった入社時の狭い間借りオフィスも、今では渋谷の一等地に社を構え(ただし耐震構造に不安を覚えるほど揺れる超オンボロビル)、

そして今月末には業務拡大に伴い、更に少しだけ大きなオフィスへ移転することも決まっています。


また、入社時には4人しかいなかったメンバーも、今では業務委託の方々を含めると30名を超える組織にまで拡大し、ITプロパートナーズ事業部だけでも10名のメンバーを抱える事業部に成長しました。

また、手前味噌ながら、メンバーは皆優秀で、人としても尊敬でき、休日に集まるほど仲良く、最高のメンバーが集まっています。


社内の雰囲気や風土、大切にしている価値観等はまたどこかのタイミングでブログを通じてお伝え出来ればと思いますが、もし2年前の自分と似たような境遇の方や、似たような想いを抱いている方、当社に少しでも興味を持ってくださった方は、是非気軽に当社に遊びに来てください。

一緒にお話しましょう。


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