[史上最年少上場]を経験した男が社員10人のスタートアップでCFOになった件

皆さんこんにちは。MEJで人事をやってる矢島です。

これまでMEJの若手メンバー紹介記事が続きましたが、ここからは大人の世界に入っていきたいと思います。もう若手の出番は終わりです。

今回登場していただくのは弊社CFOの渡辺さんです。渡辺さんは2017年5月より中途社員としてジョインし、半年で弊社CFOとなられました。しかもMEJ初の既婚社員ということで、家庭環境に対する福利厚生が一気に整備されました。笑

そんな渡辺さんですが、過去には最年少上場を果たしたタイミングのリブセンスに在籍していたり、ITベンチャーのRettyに1人目の管理部門としてジョインしたりと、面白い経歴をお持ちですので今回は色々と聞いてきましたのでその内容をまとめてまいります。

―渡辺さん、今日はよろしくお願いします。まずは簡単に経歴を教えていただけますか?

よろしくお願いします。2007年に慶應義塾大学を卒業後、新卒で外資系大手生命保険会社に入りました。そこでは大手コンビニや百貨店などの法人営業を担当しており、厳しくも愛ある上司の下で指導されながら数字を追いかける日々を過ごしていました。

転機は3年目に訪れます。突然、鹿児島への転勤を命じられたんです。私の出身は奈良県なので縁もゆかりもない土地です。もちろん転勤は覚悟の上ではありましたが、いざ地方にぶっ飛ばされてみるとなかなかの衝撃でしたね。笑

フェリーで桜島とか大隅半島へ行くのですが、「これ、また3年後には佐渡ヶ島とかに渡ってるのかなあ」なんてぼやっと考えていました。勤務地はもちろん、一緒に働く人や環境、給料、昇進など、キャリアアップなどの重要な部分のほとんどは会社に委ねている状態だということに、そこで初めて気づくことができました。

”自分の人生は自分で考えて選ばないといけない”という、すごく当たり前なんだけど忘れがちな大切なことを考えるきっかけになりました。そこからです。私の人生が面白い方向に動き始めたのは。

当時23歳の村上太一との出会いが人生を変えた。

―渡辺さんは大企業からのベンチャー転職組だったんですね。そこからはどうされたんでしょうか?

その後はITベンチャーのリブセンスへ入社しました。おそらくご存知の方も多いと思いますが、最年少上場を果たし名を馳せたあのリブセンスです。ただ、私が入社した当時はまだ社員20名程度で未上場のタイミングでした。

その時はまだ村上さんも23歳で、自分よりも歳下の社長かと驚きましたね。でも村上さんは当時からすごかったですね。彼のビジョンに自然と心が引っ張られていたのを覚えています。生粋の起業家だと思います。

リブセンスでは本当に良い経験をさせていただきました。まず営業から、未経験の管理部門へとキャリアチェンジをすることになりました。きっかけは村上さんから「営業っぽくないよね?管理部門でやってみない?」と言われたことですね。自分も、縁の下の力持ちのようなポジションで誰かを支えるという仕事は向いているなと感じていたので意外とスッと腹落ちしました。

こうしてあっさり管理部門へキャリアチェンジを果たしましたが、未経験なので当初は常にいっぱいいっぱいでした。入社後すぐに月次決算やってみよう、四半期決算やってみよう、税務申告書作ってみよう、わからなかったら聞いてね、という感じで、自分の実力以上の仕事がいつも目の前にありました。当然肉体的・精神的には余裕がないんですけど、あの時色々任せていただけてありがたかったなと思います。

結果的に経理や労務、株式関連業務、何よりもIPO準備に携わることができたのは大きかったですね。ゼロから始めた管理部門でしたが、幅広い実務を任されたことで自分にとっては大きな転機となり、今でも管理部門の畑にいます。

―20名規模のリブセンスへ入社し、上場までを経験されてたんですね。しかも当時23歳の村上さん!村上さんはどういう方だったんでしょうか?

印象に残っているのは面接後にセットされた会食ですね。取締役3名(村上さん、CTO、CFO)、事業責任者、経理責任者と自分の5対1という組み合わせでした。今考えるとすごい豪華ですね。笑

今でも覚えているんですが、本当に差を感じた時間でした。その場ではほぼ事業やビジネスモデルの話をしていました。「自分がmixiの事業部長だったら今何をする?飲食店ビジネスをやるならどんな業態でどこでやる?」みたいな。

正直、全くレベルが違うというか、起業家って日常生活の中でこんなに課題を探し、深堀って生きているのかとショックを受けました。自分とは過ごす時間の密度が違いすぎるなと。しかも、その話をしている時の村上さんはとても楽しそうで、少年のような顔をしているんですよね。まあ入社してすぐ、少年どころじゃなく仕事アスリートだと考えを改めることになりましたが。笑

リブセンスがマザーズ上場を果たした時の写真。後列右から2番目が6年前の渡辺さん

―その会食は想像しただけで震えますね。笑 最年少上場を果たした時の管理部門にいらしたということですが、振り返ってみるといかがですか?

上場時を振り返ると、管理部門がかなりしっかりしている会社だったと改めて感じます。上場時は社員数40人程度でしたが管理部門未経験で入った自分にとっては、とてもありがたい環境でした。チームとしてもバランスが良く、違った個性のメンバーがサポートしあいながら上場準備を進めることができていたように思います。そういう経験もあり、今度は自分がそういうチームを作れたらいいなと考えています。

私は大手からの転職でいきなり20名規模というスタートアップにチャレンジをしましたが、本当に村上さんを始めリブセンスという環境に身を置いたことで大きく人生が変わりました。そもそも、スタートアップに飛び込むなんて思いもよらないことでしたし、キャリアチェンジも、最年少IPOも、全て予想だにしなかったことでした。

本当にそれまで普通に大学に通い、普通に就職活動をし、普通に安定した企業に務める。普通に普通の人と同じように過ごしていた自分が、ちょっとチャレンジしただけでこうも人生が変わるなんて、思ってもみませんでした。

―その後、リブセンスを離れるという決断があったと思うのですが、それにはどういう背景があったのでしょうか?

まず、会社の組織がある程度大きくなってきたことがあります。管理部門の中でも、セクションが分かれてよくある大きな組織の管理部門として機能しはじめてきているタイミングでした。自分の専門分野をここである程度固めてキャリアを作っていくにはまだ早いかなと思い、結果的には、また上場前のベンチャーでカオスな環境を一から整えていくという仕事を選択していました。

その後、Rettyへジョインしました。当時のRettyは40名程度の組織で、私が一人目の管理部門として採用されました。管理部門が整っていたリブセンスとは違い、自分が整えていく立場になるとこうも難しいのか、ということは非常に感じました。

Rettyは組織の文化を非常に大切にする会社なのですが、そういう良い文化や極力ルール化しないで性善説でいこうという方針の中でいかに管理体制を構築するのかというのは難しかったですね。業務としては管理全般でしたが、その過程で組織の文化を作ることの大切さや経営者の視点などに触れられたのはとても良い経験でした。

こうしてリブセンスやRettyでベンチャーが大きく成長する段階を経験できたこともあり、改めてそういう変化の多い環境の中で自分が中核となって会社を創っていきたいという想いが強くなっていきました。

社員6名のMEJへジョインし、半年でCFOへ。

―そこからMEJに入社されるわけですね。渡辺さんが入られた時はまだ社員数6人とかだったと思うんですけど、家庭があってこういう環境に飛び込むということに抵抗はなかったんでしょうか?

いわゆる嫁ブロックというものはなかったですね。私自身ベンチャー畑にいるということもありますし、基本的に応援してくれました。旦那がベンチャーを渡り歩くことにだんだん慣れてきて、もはや会社名も忘れてたりするくらいです。笑

私が入社した頃は、古賀さんと大槻さん、矢島くんをはじめとした新卒4名というちょっとイビツな組織でしたね。笑

数年で約1000%の成長と、事業的には確かな成長を歩んでいたMEJですが、当時の平均年齢は約26歳。組織的にも未成熟で、本当に”まだまだこれから”な会社ということは非常に魅力的でした。また会社のバリューには”Fail fast”を掲げており「まずチャレンジし、失敗する」という文化を大切にしていることはまさにベンチャーらしく、若手メンバーの成長が会社を支えている現状がそのバリューを物語っているように思いました。

自分自身が1人目の中途社員ということもあり、私がリブセンスやRettyの中で培ってきたことはきっと力になれると思いましたし、会社の成長を支えていきたいと思ったことが理由の1つですね。

2つ目は経営陣の人格です。代表自身が大きな挫折を経験していること、それでもなお支え続けるNo.2の存在というのが良いなと。一度失敗をしている方が、自分の考えに固執せずに柔軟に変化を捉えられるのではと感じていたのでその点はまさにそうでしたし、会社解散の危機でもNo.2が人生を懸けて支え続けるという決断をしたのは、きっと代表が何かを持っているんだろうなと感じたのです。

3つ目はビジョンの壮大さです。せっかく、自分の人生を投じるのであれば、登る山は高いほうが面白い。その点で「社会問題を解決し、人類の進化に貢献する」というMEJの掲げるゴールは壮大すぎるくらいに高い山だと思いました。既存事業だけでは終わらず、これから世の中を変えていく可能性を感じることができたことが大きな理由になりました。

当時6名だった組織が半年で内定者含め14名の組織になりました。約230%成長。

―本当に渡辺さんが入社されてから、非常に会社らしくなったと思います! ただMEJにはそもそも管理体制みたいなものはなかったと思うんですが、そういう”ゼロベース”からどうされたんでしょうか?

1人目の管理部門というところはRettyと同じでしたが、やはりサイズ感が4分の1以下にもなると「想像以上に何もないな」というのが正直な感想でした。笑

またRettyでは明文化された文化がありましたが、MEJにはしっかりと明文化されたものはなかったのでそういう点でも自分が本気でつくる側にならなければならないなとスイッチが入りましたね。とはいえ、古賀からもなるべくルール化しない範囲でIPOに向けた体制の構築を、というオーダーが来ていたのでRettyでの経験が非常に活きましたね。

ベンチャーの管理部門は下手すると社内から疎まれてしまう人間です。今までのやり方を無視してルールだけを作ろうとしてもうまくいきませんし、でも会社として変えていかなければならないことも多くあります。そこのバランス感覚というか、いまの業務にどれだけ自然に溶け込むフローを作り、結果として現場にもメリットをしっかりと感じてもらえるような形を実現できるか、というのが非常に重要になります。何もないところに一から仕組みを作っていくので、面白くもあり難しくもあります。

それと、基本MEJの人たちはそういう面倒なことは何が何でも避けたがる傾向にあるので、どうやって浸透させるかにはかなり苦労していますね。笑

いい会社を創り、ひとの幸せを手助けする。

―なんかすいません。笑 もうちょっと苦労話を聞きたいんですが、体制を整えていく上で気をつけていることや大切にしていることはありますか?

忘れてはならないのが、管理部門である自分のところにボールがある時間は事業が止まっている時間だということです。どれだけ綺麗に数字をまとめても事業のスピードが落ちてしまえば意味がないですし、事業の足を止めてしまうような管理部門であってはならないと考えています。業務の効率化を進めるのも、本質的な部分により集中するためです。

これはMEJの”Hard think”というコーポレートメッセージにもリンクする部分です。Hard workの対比としての表現で、本質的に必要なこと以外はやらない、いかに生産性を最大化させるかを考えようという意味合いです。会議はやらない、意思決定はチャットでする、社内向け資料はいらないなど、やっていることは様々ですが、限られたリソースで何をすべきかを、メンバー一人ひとりが”Hard think”することで全社のミッション実現に向けて進んでいます。

そんな”Hard think”を掲げている会社の管理部門を統括するには、やはり現場にどれだけ無駄な作業を発生させないか、即座に意思決定できる数字を整えるかが非常に大切です。特にMEJは社員数も限られていますし、事業成長を支えるメンバーが余計なことに手間取られていたらその分、MEJの成長が遅れることになります。

だからこそ私のところにボールを置かないというスピード感も大事ですし、メンバーに余計なことをさせない業務フローの構築というのが非常に重要となります。

―いつも細かいところのフォローをしていただいて……。入社半年でCFOに就任されましたが、渡辺さん自身はCFOという役割をどのように考えていますか?

CFOという肩書は一つの役割でしかなくて、それは会社のステージによって変わってくると思っています。MEJのように上場を目指してこれから組織を作っていくフェーズでは手も動かせる管理部長タイプのCFOがフィットするでしょうし、上場後に海外のM&Aをしていこう、となると投資銀行やコンサルティングファーム、商社などで経験を持った方がCFOとなる方が良いと思います。

今のMEJでいうと、現場観を持ちつつ上場へ向けた会社の体制を作っていく、その結果組織が強くなり事業が加速する。というところが求められる役割なのかなと考えています。

なので上場して数年後はCFOではなく人事をやっているかもしれないし、より現場に近いところで数字を見ているかもしれない。向き不向きはあると思いますが、今までの経験を資産として複合的に活用していくことでまた新しいキャリアが見えてくると面白いなと思っています。

また自分自身はやっぱり「いい会社」を作ることに自分の役割を置きたいなと思っています。MEJに入社したのも、そういう想いがあってこそですから。もちろん「いい会社」にはいくつも解釈があると思いますが、私としては失敗を恐れずにチャレンジし続けられる会社のことですね。

”ちょっと無茶しても管理部門が支えてくれるから大丈夫””失敗してもまたチャレンジすればいい”、と思われるような安心感を組織に与えることも大事ですし、経営メンバーとして組織の心理的安全性を高めていくことも重要です。会社としても”Fail fast”を掲げているので、引き続きチャレンジすることを応援できるような会社にしていきたいですね。

そうすることで、私の”ひとの幸せを手助けする”というミッションの実現に近づくと思っています。誰かの挑戦の力になり続ける。言葉で言ってしまえばとても簡単なことのように思えますが、非常に難しいことだと思います。挑戦し、実現させるためには大小様々な障壁があり、それをともに乗り越えていくことが力になる、ということだと思います。私個人としても、そういう誰かの志を支えるような生き方が好きですし、チームとしても組織としても、そういう環境を作ることができれば、それもすごく「いい会社」になっていくんだろうなと思っています。

―本日はこれまでの経歴から入社理由、ご自身の役割や将来やっていきたいことなど、色々と聞かせていただきありがとうございました。最後に採用媒体らしく「どんな人と働きたいか」を聞かせてください!

志高くチームのために頑張れる人、でしょうか。会社全体をチームと捉えて、その成功に向かってまっすぐ向かっていくことができる方が集まるといい循環が生まれると思うんですよね。

それは「チームのためにも自分はもっと頑張ろう」かもしれないし「チームでこの情報を共有したら生産性が上がるな」かもしれません。いずれにせよ、一人ひとりのそういった意識で会社の成長が加速することは間違いないと思います。

MEJでは今期の課題に”Ownership”を掲げています。それは今年が最後の創業期であり、一人ひとりが経営者としての意識を持たなくてはならないと考えているからです。将来の中核を成すメンバーのがそれぞれ”Ownership”を発揮できなくては、明るい未来はありません。それはこれから入社される方にも、もれなく求められる視座だと思います。そういう意味でもチームのために何ができるかを常に考えられる方と共に会社を創っていきたいと思います。

最後に、ベンチャーの面白いところは変化があることです。会社が成長すると自分も新しい経験ができたり、新しく面白い人が集まってきて組織がどんどん変わっていく。そういう環境の中に身をおくと、自分も会社も変わり続けていくのですごく面白いんです。何か今の環境にもやっとしている方、記事を読んで何かの縁を感じた方はぜひご連絡ください。


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