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学生起業からMarcheの一人目社員に | 過去の自分はもう生み出さない

小原大拓
慶應義塾大学在学中に3社でインターンを経験したのち、子供服事業で起業。「女性のキャリア形成や育児に奮闘するお母さんの選択肢を広げたい」という想いを胸に月間成長率400%を達成。その後、MarcheのCOOである平島の誘いでMarcheに一号社員としてジョインすることを決める。マーケティングの施策運用業務、コンサルタント業務、コーポレート業務など、多岐にわたる分野で活躍している。


良いサービスが多くの人に届くとは限らない。学生起業で実感したスタートアップの難しさ。

ーー本日はお時間いただきありがとうございます。よろしくお願いいたします。

Marcheのメンバーはユニークで、20代ながら厳ついバックグラウンドを持つ人が多いですよね。Marcheに1号社員としてジョインする前、小原さんはどういったことをしていたのですか?

僕は大学1年生の時から、レイスグループというスカウト事業や顧問紹介事業をしている企業で営業のインターンや、キュレーションメディアの責任者などをしていました。そのため、比較的早い段階からビジネスに携わる機会がありました。

今ほどインターンが一般化していない時代だったので、とてもいい経験をさせていただいたと思っています。

その後20歳の時に自分の事業を立ち上げてからは、その事業を伸ばそうと5年間走り続けていました。


ーー大学1年生からですか、すごいですね。どういった領域で起業されたのですか?

「女性のキャリア形成や育児に奮闘するお母さんの選択肢を広げたい」という想いから、子供服のサブスク事業を立ち上げました。

僕はいわゆる「昭和の家庭」で生まれ育ったのですが、母は全ての時間を自分を育てるために使ってくれていました。子育てが終わっても母親は自分のやりたい仕事に就くスキルを持っておらず、今さら就職することも難しい状態でした。聞くと母親だけでなく、祖母も同じような状態だったそうです。

同じ境遇の女性が思っているよりたくさんいるということを知り、何か力になりたいと考えるようになりました。

どうやって世の中のお母さんを支援できるかを考えた時に、家で試着から購入までを完結できる子供服のECサイトがあればお母さんたちに時間ができ、もっと自由な意思決定をできるのではないかと思って子供服のサブスク事業を立ち上げました。


ーー女性に寄り添っていているとても素敵なサービスですね。5年間走り続けていたということは、就職活動はしなかったのですか?

はい、何人かの仲間と一緒に事業を頑張っていました。就職活動は一切せず、周りが飲み会に行ったり楽しそうにサークルに行ったりしている中、黙々と仕事をしていました。当時は毎朝5時に起きて仕事をしていたので、修行僧と言われていました。


ーーそうだったのですね。そこからMarcheにジョインしようと考えたのは、どのようなきっかけがあったのですか?

ちょうどコロナの影響で損害を受けて別の事業を売却したタイミングで、MarcheCOOの平島さんと久しぶりに連絡を取ったことがきっかけでした。

平島さんは大学時代のインターン先の先輩で、一緒に顧問紹介の架電営業を行っていました。

普通は与えられたリストの中から架電するのですが、平島さんは自分でニーズが高い企業をスクリーニングして狙い撃ちで架電するオリジナルの方法をとっており、当時から尊敬していたので、連絡が来た時はすぐに返信しましたね。

そんな平島さんに僕が会社を畳むことを伝えたところ、平島さんからMarcheで一緒にやらないかという誘いを受けました。


ーー他の選択肢もある中で、Marcheに入ることを選んだのはなぜですか?

Marcheの「価値あるサービスを世の中に浸透させ、必要としている人に届ける」というビジョンに共感したからです。

僕自身、「どんなに良いサービスを打ち出しても、必要としている人に届くとは限らない」ということを、起業を通じて実感しています。マーケティングができる人を獲得できずに事業が伸び悩んだり、一部のマーケティング施策に精通していても全体像の設計ができずに本質的なアプローチができなかったりと、頓挫してしまう企業仲間も多く見てきました。

僕の場合はマーケティング自体はうまくいっていたものの、コロナで外国からの服の輸入に膨大な時間がかかるようになって需要に対する供給が追いつかず、操業停止という決断を迫られました。

過去の自分の会社や周りの会社にMarcheが入っていたら、事業を継続し、もっと多くの人にサービスを届けることができたはずです。

スタートアップは人材確保が難しく、サービスは良いにもかかわらずマーケティングで苦しんでいる会社がたくさんあります。そんな会社をサポートしたい、その想いがMarcheで働く原動力になっています。


また、現在のMarcheはマーケティング事業を中心に行っていますが、マーケティングを収益事業として確立しつつ、教育ドメイン等の新規事業を立ち上げることも見据えています。その点でも、僕の「お母さんの選択肢を広げたい」という想いとの親和性が高いと考えています。


難易度の高いドメインで、将来の会社像を共に描く。自分たちにしかできないことをする充実感。

ーー2022年4月入社ということで、入社してから約半年が経ちましたね。1人目社員として、どのような仕事をされているのですか?

クライアントへのコンサルティングを中心に、運用チームの構築や、コーポレート業務の自動化・効率化が主な役割です。

今のMarcheは拡大に備える仕込み期なので、クライアントへの提供サービスの増強や、安定してそのクオリティのサービスを提供できるような社内体制の構築は社内でも大きなミッションとなっていて、その一端を任せていただいています。

将来の会社像を描き、それに向かって現状ないものを設計していく日々は、まさに新規事業の構築そのもので、ワクワクしながら取り組んでますね。


ーー実際に働いてみて、Marcheで働く魅力はどこにあると感じますか?

ひとえに創業者2人の人柄と優秀さです。

マーケティングの実務をひたむきに走り、かつ経営的な目線での提案を行ってきたCEOの水島さん、中学時代からの大きなミッションに向けて最短距離を走り続けているCOOの平島さん。そんな2人が創業者だからこそ、今のMarcheの事業は成り立っていると痛感しています。(2人のいままでの経歴や想いは、それぞれのインタビュー記事をぜひ読んでくださいね!笑)

主軸の事業である新規事業特化のマーケティング支援は、ニーズが根深く引き合いが強い一方で、水島さんのオールラウンダーかつ深いマーケティングの知識や、平島さんの事業構築能力があってこその事業です。

Marcheだからできる仕事、Marcheにしかできない仕事に取り組む日々は充実感に満ち溢れています。

また、凄まじいスピードで難易度の高い事業をしているにも関わらず、オフィスには余裕をもって仕事ができる空気が流れています。水島さん、平島さんをはじめ、和やかなメンバーに囲まれているのもMarcheで働く楽しさの一因になっています。


ーー最後に、Marcheで働きたい方へメッセージをお願いします。

Marcheは創業者の2人を中心に、難しくも需要の大きい事業に取り組み、かつその事業を速いスピードで拡大させている会社です。

ここでしかできない仕事をしたい人、どんどん前に進んでいく会社を一緒に作っていきたい方、そんな方とこれから働けるのを楽しみにしています!


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