1
/
5

デザイナーを採用する時には、仕事を分解して何をする人を採りたいか考える必要がある

デザイナーを採用したい!という時に・・・

インターネット企業において、デザインというのは非常に重要です。エンジニアと同様、とてつもなく大事なクリエイティブの戦略ですし、アプリ時代になり、手触りや使いやすさををあげていくために最前線で戦う人です。

しかし、デザイナーを採用したい!となったときに、デザイン知識がない人がやると、よくギャップが起こりやすいです。僕も、デザイナーではないので、いまいち詳しくわかっておらず、面接で苦労したりしました。

そこで、デザイナーを採用するときの、ギャップについて説明したいと思います。

デザイナーの仕事の分類

まず、一言で「デザイナー」といっても、何の仕事をする人か、というのをちゃんと把握しておく必要があります。「そりゃデザインでしょ?」と思うかもしれませんが、その中でもいろいろな性質の仕事をやっていたりするので、整理をする必要があります。

たとえば、弊社Supership社の場合、以下のようになります。


このあたりの分類に関しては会社によって違ったりすると思いますし、区分けの議論もあると思いますが、自社の中で、どういう整理をするのか、というのはやってみるといろいろと見えてきます。

で、それらの役割を他社がどのように整理して、役職として応募をかけているかというのを調べてみたんですが、こんな感じでした。


もちろん採用の中身まではわからないので、正しいかどうかわからないのですが、募集文言とかを見てみると、だいたいこんな感じになっている気がするのです。ちょっと広義な感じですね。

で、逆にデザイナーさんとかに聞いてみて整理してみると、こんな感じじゃないかという意見をもらいました。

まあ、このあたりもどう整理するかは人によって違いそうですね。

大事なのは、この時点で「募集する人が言う役職名と、応募する人が思う役職名が違う」というギャップがあることです。

採用側がざっくり「デザイナーがいないからUXデザイナーがほしい」と思って採用したときに起こるギャップとしては「今すぐ良い感じのアプリデザインをしてほしいのに、机上の空論ばかり話される」となり、逆に応募側は「想定ユーザーや利用シーンなどを整理した上で、作るところからスタートすべきところを、いきなり画面のデザインを求められる」といったようなギャップが生まれたりするのかなと。

極端に書くと以下のような形もありえます。

体験設計のところがめちゃくちゃできるけど、グラフィックデザインなどが出来ない人を採用してしまう・・・みたいなケースです。本当はそこよりもざっくりとWebサービスやアプリの全体的なデザイン業務をすべてやってもらいたいのに、体験設計の専門家を雇ってしまって、ミスマッチが起きる・・・というケースもありえます。

そこで、たとえば弊社では、以下のように設計しました。

ビジュアルデザインとUI設計ができる人、というのをうちの会社では「UIデザイナー」と呼び、ここをデザイナー採用の最低条件にするということをしました。

というのも、たとえば新規アプリを作る時、企画書をガッツリ詰めたり、ブレストを繰り返す時などには、アプリのモックアップがあったほうが、議論がはるかに効率的になるわけです。なので、そういうことができる人を求めたいなと。

他のスキルもあると最高なのですが、少なくてもここが一定レベル以上できない人を採用しても、今求めている人材とはマッチしないだろう、という考えです。

もちろんこれはフェーズなどによっても変わっていき、そのうち体験設計の専門家が必要になったりするのかな、、と思っていたりしますが、今必要な人材とは?と考えた時に、こういう設定をしました。

というわけで

デザイナーに限りませんが、単純に「この職種がほしい」となった時に、整理されていないまま進んでしまうと、あとでギャップが生まれて、採用した側も、された側も不幸になってしまうので、気をつけたほうがいいよね、、というお話でした。

Supershipでは一緒に働く仲間を募集しています
183 いいね!
183 いいね!
同じタグの記事
今週のランキング