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Supership デザイナーの竹尾です。デザイナーの採用に関わる機会が多く、今までたくさんのポートフォリオを拝見させていただいてます。
これからポートフォリオをまとめる、という方もいらっしゃると思うので、この記事ではポートフォリオを見る側の視点も交えて、採用担当が会ってみたくなる「良いポートフォリオ」とは何かを書いてみたいと思います。
ポートフォリオが大事なわけ
ほとんどの場合、面接前の書類選考でポートフォリオを見るのですが、99%ポートフォリオでの判断をしています。履歴書・職歴経歴書も、もちろん見ていますがほとんど参考程度です。
特にUIデザイナーやグラフィックデザイナーの場合、アプトプットがデザイナー個人のすべてを語ってしまうので非常に重要です。ごく稀に、書類選考時にポートフォリオが存在しないこともあるのですが、その場合、そもそも合否の判断ができません。
良いポートフォリオとは
それでは、良いポートフォリオとはどういうものでしょうか?
良いポートフォリオは、もちろん過去の仕事のアウトプットが見やすく、美しくまとめられているのが前提です。しかし、私が一番大事だと考えていることは、ポートフォリオ自体が見る人のことを考えて作ってある、ということです。
見る人にとって必要な情報が過不足なくきちんと整理され、スキルや得意分野を明確に伝えることができるポートフォリオが「良いポートフォリオ」と言えそうです。
では、どのようにすれば、見る人のことを考えた良いポートフォリオが作れるでしょうか。以下に、ポートフォリオを作る際に気をつけた方がよいことを挙げていきます。
良いポートフォリオを作るために
1番語れる仕事を1枚目に持ってくる
見る側にとっては、表紙を開いた瞬間が1番印象が残るので、1枚目に1番語れる仕事を載せると良いと思います。思い入れの深いアウトプットを強調しましょう。時系列にこだわる必要はありません。
これは面接時、ポートフォリオを見ながら話をする際に、時間切れになってアピールしたいことが言えなかった、という事態を防ぐ意味もあるのでおすすめしています。
すべての仕事を載せようとしない
よくあるのが、10年くらいのキャリアの方で、すべての仕事を時系列ですべて載せているケースです。もちろん、すべて目を通すのですが、ひとつひとつの仕事の印象が薄れますし、情報を絞り整理するのが苦手なのかな、と思ってしまいます。
採用側にとって知りたい情報は、その人の「得意なこと、できること、できないこと」なので、それが網羅できているのであれば、載せる仕事は絞って整理した方が良いです。
ロジカルにアウトプットを説明する
アウトプットの美しさも見ていますが、アウトプットに至るロジックもよく見ています。デザインはロジックを積み重ねることだからです。
どんな課題を解決するために、どんな手段を選択し、そのアウトプットに至ったのか、そしてその結果はどうだったのかを簡潔に書いておくと、見る側もデザインの意図が理解がしやすく良いと思います。
また、デザインはコンテキストが強く影響するため、説明がない状態でアウトプットを見ていてもなかなか判断が難しいです。
仕事の担当領域をはっきりと書く
前述のように、知りたい情報は「得意なこと、できること、できないこと」なので、ひとつのプロジェクトが完了するまでに、どの分野にどのように関わったのかは重要な情報です。
弊社古川の記事「デザイナーを採用する時には、仕事を分解して何をする人を採りたいか考える必要がある」でも言及されているように、ひとくちにデザイナーといっても担当領域は様々です。採用のミスマッチを生まないためにも、正確に記述されていることが望ましいです。
終わりに
いくつか、良いポートフォリオを作るために気をつけた方がよいことを挙げてみました。
当たり前のことばかりと思われるかもしれませんが、ここ数年で4桁に届くくらいポートフォリオを拝見してきて、意外に見る人を考えて作られているものは少ないです。
今回はPDFでのポートフォリオを想定していますが、サイトで見せる場合も同じようなことが言えると思います。
PDFでもサイトでも、良いポートフォリオを見ると個人的にテンションがあがりますので、良いポートフォリオができたら、ぜひSupershipまで送ってください。