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新規事業案コンテスト「A+」に入社4ヶ月の新卒社員が挑む。果たしてグランプリ受賞なるか――!新規事業にかけるその想いとは

エイチームでは、全社員を対象に新規事業案コンテスト「A+(エイプラス)」を定期開催しています。若手でも新規事業にチャレンジし、経営や事業責任者を経験してもらいたいという思いから2010年よりスタートし、今回で第27回目を迎えました。「A+」では、事業案を募集するだけでなく、質の高いアイデアを生むための勉強会や、社長から意見をもらえる相談会などを積極的に実施し、事業創出のノウハウを学べる機会を増やしています。

今回は、新卒入社4ヶ月でありながら、「A+」に挑戦した2人に、新規事業に挑む意義や目的、その熱い想いを語ってもらいました。

写真右:K.Oさん ビジネスプロフェッショナル職
2017年新卒入社。同志社大学 法学部卒。生まれも育ちも生粋の京都人。大学3年生でエイチームに出会い、インターンシップを経て入社。趣味はスイーツなど美味しいものを食べること。

写真左:Y.Uさん エンジニア職
2017年新卒入社。九州工業大学大学院 情報工学府 修士課程修了。エイチームの経営理念に共感し、インターンシップを経て入社。趣味は水泳。休日の過ごし方は、カフェでプログラミング。


入社して4ヶ月で「A+」に挑戦されましたが、提案までの経緯を教えてください

K.O:
実は、僕たちの「A+」への参加は3回目なんです。1回目はインターン時代、2回目は内定者時代、そして入社後の今回が3回目のチャレンジでした。3回の挑戦すべて僕たちは同じチームでした(笑)

Y.U:
僕たち、2年以上の付き合いになりますね。入社半年ですけど(笑)
当時参加した2Daysのインターンで上位成績を残すことができた僕たちは、「A+争奪インターン」に参加することになりました。選抜された成績上位者が職種混合でチームを作ってビジネス案を考え、「A+」の参加権獲得を目指すというものでした。検討期間は約1ヶ月半。チームメンバーにも恵まれ、無事参加権を獲得し、エイチーム社員に混じって「A+」で提案するチャンスをもらえたんです。


初めて挑戦した「A+」はどうでしたか?

K.O:
最初は、ビジネス案を考えることにとても苦労しました。本当に儲かるサービスなのか、継続利用してもらえるサービスなのか、という観点を考えていくと、とても発表できる内容ではないなと…。儲かるビジネスとしてのアイデア出しに苦しみました。

Y.U:
インターンで少なからず自信をつけていたのですが、社員と同じレベルで審査される本番の「A+」では、役員をはじめ多くの審査員から鋭い指摘や具体的なアドバイスを受け、いい意味で自分たちの未熟さを実感しました。

K.O:
その後、2人とも内定をもらったタイミングで、役員の方から「内定者だけで新規ビジネスを作ってみないか」と提案を受け、2回目の挑戦が始まりました。まさか入社前にまた挑戦できると思っていませんでしたから、驚きました。インターンを通じて、若手からどんどん挑戦できる会社だとは思っていましたが、本当にその通りだなと(笑)



2回目の手ごたえはいかがでしたか?

K.O:
前回の失敗の経験を活かしながら、ユーザーの課題は何か、本質的なニーズは何か、どのように解決ソリューションを提供すべきか。仮説と検証を繰り返しながら丁寧に企画を作っていきました。
また、サービスの付加価値や競合優位性、市場での成長性、ユーザーが継続利用するサービスなのか、さまざま観点で企画を練り上げていきました。

Y.U:
P/L(損益計算書)や市場調査資料など前回よりも入念に準備しましたが、結果は惨敗。
最大の敗因は、クライアント側のニーズを把握しきれなかったこと。あるプラットフォームビジネスの提案だったのですが、ユーザー側のニーズはしっかり考えられていたものの、クライアント側のニーズに対しては、自分たちの仮説だけで終わってしまっていました。ユーザーとクライアント双方の本質的なニーズをマッチングさせないと、ビジネスとして成立しないことを学びました。ついついユーザーニーズにばかり目がいってしまっていて、ビジネスとしてバランスが取れていませんでした。


失敗からの学びも多かったかと思います。あらためて「社員」として挑んだ3回目。今回はいかがでしたか?

Y.U:
今回は、本気でグランプリを狙いにいきました。もちろんこれまでも全力で取り組んではいましたが、今までとは本気度も気概も違います。前回の反省点である、クライアントニーズを徹底的に調べ上げ、企画に落とし込んでいきました。
また、お互いの強みもよくわかっていたので、よりチームワークを発揮して提案まで持っていけたと思います。
K.O君はアイデアマンなんですよ。彼はビジネスになりそうな情報をノートに書き留めていて、そこに書き留められた案の数は100案以上。僕と出会う前からずっと続けています。常に高いアンテナを張って情報を集める、情報感度に優れたアイデアマンですね。

K.O:
照れますね(笑)
Y.U君は、僕のアイデアに対して、広い視野と客観性をもって、懸念点やリスクを見つける能力がすごいんですよ。
今回の提案は2人の強みを活かして、100以上あったビジネス案を元に市場調査や分析をして、議論しながら企画を練っていきました。

市場調査のフィールドワークもしっかり行いました。
競合サービスの現場へ行って課題をヒアリングしたり、実際に自分たちがユーザーとなってそのサービスを受けてみたり。2人のコンビネーションがいままでにないほど発揮されていました(笑)

Y.U:
このフィールドワークは想像以上に得るものが大きかったですね。僕たちが想定していた課題が実は課題ではなかったり、まったく別の問題点が見つかったり。机の上で企画を練るだけでなく、実際に行動して情報を集めることでユーザーニーズもクライアントニーズもよくリサーチできたと思います。



では、いよいよ本題。3度目の「A+」の結果はどうでしたか?

K.O:
結果は、グランプリ受賞できませんでした。本当に悔しかったです。
結果発表されたとき、悔しすぎてつい叫んでしまいました(笑)
悔しさが一番でしたが、会社から投資判断を得るほどの企画って本当に難しいとも実感しました。

Y.U:
今回は本気で「いける!」と確信をもって挑んでいましたから、とにかく本当に悔しかったです。
ただ、グランプリこそ受賞できませんでしたが、市場の着眼点とビジネスモデルは評価してもらえたため、経営会議でも再度取り上げてもらい、その後、継続調査を進める機会をいただきました。継続調査の結果、事業化は断念しましたが、次に繋がる結果になったと思います。


おふたりにとって「新規事業」とはなんですか?

K.O:
改めて自覚したことですが、新規事業は「自分がやりたいこと」をやるのではなく、会社を成長させていくためにやるのだということ。「自分がやりたいこと」に固執してしまうのではなく、ビジネスチャンスを柔軟に模索して、挑戦していくことだと思っています。僕たちの挑戦が、将来のエイチームをつくる。新規事業に挑戦し続けることは、使命だとも感じています。

Y.U:
「A+」では事業規模の最低基準が定まっているのですが、当初は難易度が非常に高いと思っていたこの基準も、エイチームのこれからの成長を考えると、今では当たり前に達成しなければいけない基準なんだと感じています。それを超えていくことで、会社を成長させていく新しい原動力になっていくと思います。

K.O:
経営理念を実現するための手段が事業だと思います。
市場やユーザーニーズって世の中の流れによって変わっていきますよね。既存事業が順調だからといって、ずっと安定的に成長していく保証があるわけではないので、そのために新しいことをやるべきだと思っています。




今後の目標は?

K.O:
「A+」グランプリ獲得!(笑) ですが、これは目標というより手段ですね。しっかりと事業化し、世の中に正しく価値を提供して、売上と利益を作って会社に貢献したいです。
エイチームは手を挙げればチャレンジできる環境です。必要なのは、自分たちで成功を掴み取るんだ、という気概と挑戦心。今回の「A+」はグランプリの受賞こそできませんでしたが、少しずつ前進している実感はあります。諦めることなく、挑戦をしていきたいと思います。

Y.U:
エンジニアでありながら経営もできる人というのが目標です。「A+」は、役職や入社年次、職種にかぎらず事業責任者になれるチャンスがあります。今回、グランプリの受賞はできませんでしたが、今後も「A+」にチャレンジし事業化を目指していくとともに、所属するエイチーム引越し侍でも、いちエンジニアとしてだけではなく、経営視点を持った貢献ができるようになっていきたいと思っています。

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