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テレビ局勤務、15年の会社経営を経て「AbemaTV」の配信技術責任者へ――テレビ業界もインターネット業界も経験した自分だからこそ貢献できること

AbemaTVではインターネット発のマスメディアになることを目指して、様々なバックグラウンドを持ったプロフェッショナルの知見が集結しています。

以前、配信技術の立場からAbemaTVを支えるテクニカルマネージャー本山のインタビューをご紹介しましたが、今回は配信技術責任者である藤崎にインタビュー。

小学生のころからの夢であったテレビ局に入社後i-modeの誕生でインターネットに可能性を感じ、自分の会社を設立。15年経営してきた会社をクローズしたあとに、なぜAbemaTVに関わることになったのか、これまでのキャリアを聞きました。


藤崎 智
テレビ局勤務を経て、代表取締役社長として中継配信会社を立ち上げ15年間会社経営を行った後2015年サイバーエージェント中途入社。芸能人とあそべる生放送「アメスタ」(現 AMESTAGE)や自社スタジオ「HARAJUKU Abema Studio」「Chateau Ameba」の設立に携わり、現在は「AbemaTV」の配信技術責任者を担当している。


――配信技術に従事することになったきっかけを教えてください

小学校から放送部の部長だったくらい配信技術に興味があったので、大学時代は精密機械工学を学んでいました。周りの友人はSONYやPANASONIC、HONDAといった技術開発企業へ就職活動をしていたのですが、私はどうしてもテレビ局で働きたくて、一人だけテレビ局に就職希望を出したんです。もともとお笑い芸人になりたくてスタジオ観覧に行ったりしていたのですが、現場で働いている技術スタッフの方に興味を持つようになったことがきっかけでした。

すると教授から「君は何を考えてるんだ、就職は斡旋しないよ」と言われてしまって(笑)これは絶対に失敗できないぞということで、全国のテレビ局や制作会社約100社に履歴書を送りましたね。

特にテレビ局に関しては、なんとしても就職したいという気持ちを伝えるにはどうしたら良いかと考え、ヘリコプターの遊覧飛行でテレビ局の建物を空撮し、面接時に「空撮するほど愛しています」と写真を提示するほどでした。そのおかげもあったのか、無事子供の頃から夢だった念願のテレビ局に就職することができました。

入社後は、在ペルー日本大使公邸占拠事件など当時の大きな事件現場に出向き、音声やカメラを担当。2年目からは130名の配信技術メンバーをまとめるデスクとして、多くの人気番組で新たなカメラ技術に挑戦しました。今から20年ほど前、当時発明されたばかりの白色LEDを100個並べて、野外の現場でも使用できる専用ライトを制作し、特許を出願したりもしましたね。

その後i-modeが発表され、インターネットの世界に大きな可能性を感じました。趣味で小学校からアマチュア無線をしていて、世界中の人と無線で話をしていたんですね。インターネットの誕生で、アマチュア無線のとき以上に、より世界の人とつながれるようになるんだと心が奮い立ちました。そこでコンテンツプロバイダーをやろうと思い立ち、テレビ局を退職して会社を設立したんです。コンテンツプロバイダーですので、ポータルサイトを運営していく事業ですね。




――会社設立後はすぐに軌道に乗ったんでしょうか?

最初の二年はポータルサイトの受注制作だけ行っていたのですが事業的になかなか厳しく、インターネットにおける深い技術を身に付けることで仕事の幅を広げられればと考えて、サーバー周りやプログラムの知識を独学で学んでいました。

設立2年目にはビットバレー(渋谷周辺のインターネット系ベンチャー企業の経営者らによる、有能な起業家を輩出しようとする活動)に出席できるくらいの会社規模に成長。実はこのとき社長の藤田に会っていまして、まさかその約15年後にサイバーエージェントに中途入社するとは思いもよらなかったですね。

設立7年目に国内で初めて通信事業者全5社に自社で制作したポータルサイトを持つようになるなど、順調に成長していきました。このタイミングでインターネットでの動画配信プラットフォームがいくつか誕生したので、その中継配信業務を請け負ったり、自社動画サーバーの構築のためにハウジング事業も開始しました。


その後は縁あって、サイバーエージェントで提供していた芸能人とあそべる生放送「アメスタ」(現 AMESTAGE)の中継業務を始めたことがきっかけで、サイバーエージェント関連の中継業務に多く携わるように。

ただ多くの受注をいただきながらも、会社自体はガラ携向けのポータルサイトでの売上が大きく占めていたことで世の中のスマホシフトの波に乗ることができずに業績が悪化し、設立15年目で会社を閉じることに決めたんです。



――会社をたたむ苦渋の決断をされたあと、サイバーエージェントに中途入社することになったきっかけというのは?

ここからは分単位で事が進んでいったので、時系列で追って説明しますね(笑)忘れもしない2015年1月31日13時15分、会社をたたむことになった旨を関係者の皆さんにお知らせすべくFacebookで投稿したところ、ちょうどその時間に現在AbemaTVでオリジナル番組制作の責任者をしている谷口が「HARAJUKU Abema Studio」設立にむけての会議をしていたんです。スタジオ設立に伴う大規模な技術業務をどこの会社に依頼しようかという話をしていたそうで、会議中に何気なくFacebookを見たら私の投稿があったので「これは運命だ」ということで、投稿した15分後の13時30分には谷口から「うちに転職しませんか」というメッセージをもらいました。

さきほどお話したように自分で会社をやっていた時代にサイバーエージェントの人たちと一緒に仕事をしていたんですが、社員のやる気がすごいし、これだと決めたときの事業スピードが並大抵ではない。サイバーエージェントは2011年頃スマホ事業に大きく人員もコストも割くことを決めましたが、会社の規模は全く違うにせよ自分が会社を閉めるきっかけとなったことを、こんなスピード感で且つ大きく振りきって取り組めるなんて、ただすごいなと思いました。サイバーエージェントでならこれからの時代をつくっていけると強く感じたんです。あとは谷口の人柄ですね、これはもう山よりも高く、海よりも深いです。


――入社して2年で、2つのスタジオ設立と「AbemaTV」の立ち上げという大きな経験をされていますが、順調にいったことばかりではないと思います

「AbemaTV」は “インターネットテレビ局” として、テレビ朝日とサイバーエージェントが共同で展開していますが、放送業界とインターネット業界を両方経験している者は私しかいません。

テレビ朝日とサイバーエージェントのメンバーはチーム一丸となって非常に良い雰囲気の中で日々働いていますが、それぞれコンテンツ制作とWebサービスで実績のあるプロフェッショナル同士なので、良いものづくりのために意見がぶつかってしまうことはどうしてもあります。そういうときは、両業界を経験している自分だからこそ互いのコミュニケーションハブになるべきだと思っているので、互いの意見を尊重できるように理解を促進し、信頼し合えるよう最大限努力しました。

その他大変だったことといえば、2016年4月の「AbemaTV」本開局までにスタジオ構築が間に合うように、とにかく一所懸命でした。

また “インターネットテレビ局” なので、テレビ局が使用している機材とは全く異なるインターネット向けの配信機材を使っています。そのため、テレビ朝日の方々には初めての機材も多く、それらのレクチャーは正直簡単ではありませんでした。



――AbemaTVで日々どんなやりがいを感じていますか?

「AbemaTV」は “インターネットテレビ局” という世界でもまだ誰もつくったたことがない、オンリーワンのサービスです。

だからこそこれはサービスのためになる、と思うことであればどんなことにでも挑戦できる環境がそろっています。もちろんその分伴う責任は大きいですが、配信技術に20年以上関わっていますが、これほど刺激的な毎日はなかったですね。

i-modeが出たころ、これからはインターネットだと確信しましたが、いま「AbemaTV」で大好きなテレビとインターネットを懸け合せた事業に向き合えていることが非常に嬉しいです。



――最後にどんな方と今後働きたいか教えてください

どんなことでも良いので「これだけは負けない!」というものを持っている方と一緒に働けたら嬉しいです。

――ありがとうございました!


映像配信技術者
インターネットテレビ局AbemaTVの生配信を支える映像配信技術者を募集!
2016年4月に本開局したインターネットテレビ局「AbemaTV」は、開局から3年半で4500万DLを突破し、10代から30代の若年層を中心に、利用者を伸ばしています。 「AbemaTV」は、オリジナルのドラマや恋愛リアリティーショーをはじめ、ニュース、スポーツなどの生放送コンテンツ、アニメ、バラエティなど多彩な番組が楽しめる約20チャンネルを全て無料で提供。 スマホアプリ、PCのみならず「Google Cast」、「Amazon Fire TVシリーズ」、「Apple TV(第4世代)」、「Android TV」といった主要テレビデバイスにも対応しています。TVリモコンへの「AbemaTV」ボタン搭載にも、積極的に取り組んでいます。 また、オンデマンド機能「Abemaビデオ」では、20,000本以上のエピソードを常時配信しています。 「AbemaTV」の人気番組を特別編としてテレビ朝日で放送する取り組み(「アベマの時間」)も行っています。 今後も、生活の中に深く浸透したサービスに成長し、「世界に誇れる新メディア」となることを目指して、積極的なコンテンツ拡充やサービス開発を進めていきます。
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