「GitHubスターインセンティブ」制度を活用して、「AbemaTV」新卒エンジニアがOSS活動に積極的に取り組んでいる様子を以前お届けいたしました。
（参考：中には1,700以上のスターを集めたOSSもーーAbemaTV新卒エンジニアがOSS活動を積極的に行う理由）

今回は、この制度のインセンティブで初めて海外カンファレンスに参加したiOSエンジニア 横山にインタビュー。初めて参加した感想や、現地のエンジニアと交流することで得た新たな発見などについて聞きました。

横山 祥平
2017年サイバーエージェント新卒入社。入社後「AbemaTV」iOSエンジニアとして、検索機能など各種機能の改善を担当。

OSSを通じて、世界中のエンジニアに自分が取り組んでいることを紹介できた

ーー海外カンファレンスの参加権を得たOSSは？

現在スター数が2,000を超えた「Gemini」です。公開して約5か月経ちますが、未だに毎日コンスタントにスターがついていて嬉しいです。メディアやOSSまとめサイトで紹介いただいたので、それらを見て来てくれる人が多いようですね。

ーーなぜ「Swift Summit at San Francisco」を選んだのでしょうか？

サンフランシスコに長期出張に行っていた先輩に声をかけてもらったことがきっかけです。Swiftのイベントでは規模が大きなものですし、サンフランシスコには有名なエンジニアや企業が集まっているので、カンファレンス以外の日程も学べることが多いなと思っていました。

「GitHubスターインセンティブ」のインセンティブに伴うルールで、必ず誰かに同行してもらう必要があるため、先輩の稲見にお願いしました。彼は海外経験も豊富で、世界中のiOSエンジニアとのコネクションが強いからです。
（参考：「英語でアウトプットすると反応やフィードバックの量が圧倒的に違う」積極的に海外に発信するための心がけとは？）

ーー初めて海外カンファレンスに参加してみて、どんなことを感じましたか？

現場の雰囲気を味わえること以上に、世界中のエンジニアと交流できたことが大きかったです。交流していく中で現地で流行っているサービスや、最近使っているという新しい設計（DCI）について教えてもらいました。懇親会などでSwift Summitの登壇者と話す機会もありましたし、Appleエンジニアが参加していたカンファレンス内のラボでは、普段は絶対に会えない有名な方にお会いできたり。

また、OSSを通じて自分が普段取り組んでいることを紹介できたのは嬉しかったです。「AbemaTV」はまだ海外で視聴することができないので、現地で出会ったエンジニアとGitHubでつながることで、こういうもの作っていますと伝えられました。その点積極的にOSSに取り組んでいて良かったと思いますね。

OSS公開だけでなく、その先のエンジニアとのつながりも大切に

ーー海外経験が豊富な先輩と参加したことで、新たな発見や人とのつながりはありましたか？

稲見のOSSにコントリビュートしてきたことがきっかけでつながったFacebookのエンジニアと現地で会う機会があったのですが、そういうつながりはすごく良いなと思いました。その方経由でFacebookの本社オフィス見学にも行ってきました。

また、OSS以外にも彼は海外で登壇する機会も多いので、そこで世界中のiOSエンジニアと交流が深まっているのだということも分かりました。

ーー今後参加してみたい海外カンファレンスがあれば教えてください

世界中から多くの有名なエンジニアが集まるWWDCには、来年こそはぜひ行ってみたいです。その他にも次のtry! Swiftは日本で開催されるので、楽しみにしています。

ーーさいごに今後どんなOSSを公開していきたいですか？

稲見の場合、関数型プログラミングに精通してることもあり、OSSなどをきっかけに関数型に世界中の精通している様々なエンジニアと交流していることが多いんですね。今回一緒にカンファレンスを参加して改めてそう感じましたし、自分も今後OSSなどを通じて世界のエンジニアと交流したいという気持ちが高まりました。
これからは自分の興味のあるリアクティブ系の分野などのOSSを公開していきたいですし、積極的にコントリビュートもしていきたいと思っています。

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