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【山本・プロフィール】
2020年に新卒入社。上智大学大学院 文学研究科 英米文学 博士後期課程 満期中退。人材紹介事業部へ配属後、人材紹介エージェントとして新卒学生の就職活動をサポ―トしている。
——ご研究について教えてください
18世紀末のイギリス・ロマン派文学とその時代の詩について研究していました。詩の解釈ももちろんですが、その時代イギリスは産業革命で動乱の時だったので、歴史も含めて文学に関係のある著作権の歴史であるとか、出版産業の発展史も織り交ぜつつ研究をしていました。私が取り上げたテーマは先行研究が少なく、誰も挑戦していない分野の研究に取り組むことがとても面白そうだと思ったのが理由の一つです。
実は高校の時までは芥川龍之介などの日本文学の方が好きだったんです。なんで英文学にしたの?とよく聞かれるんですけど、本・文章を読むっていうのが好きだったのと、英語が言語として好きだったので、好きなものと好きなものを掛け合わせた感じですね。
——アカリクとの出会いについて
企業にエントリーしても年齢を理由に書類選考を不合格にされてしまったり、プログラミング能力のような分かりやすいスキルがあるわけではないのでお見送りのご連絡をもらったりと、実は就職活動はうまくいっておらず、正直諦めていました。
実は、もともとは2020年秋から留学に行くことが決まっていたんです。でも新型コロナウイルスの影響で留学に行けないことになり、相談だけ、話だけでも聞いてもらおうと思ってアカリクの就職エージェントサービスを利用しました。
その担当の人材紹介エージェントから、「アカリクなら、山本さんが今就活に困っている経験を生かして、他の誰かを助けることもできるかもしれない。もしよければ、アカリクも受けてみませんか?」という風にお声がけいただいたんです。私のこの苦しい経験も誰かの役に立つのかもしれない、目の前が開けた感覚になり、すぐに応募を決めました。
——実際に入社してみていかがですか?
入社までは、社会に出て正社員で働くという初めての経験になるので、これまで大学院で培ってきた事がどのくらい活きるのか、自分が本当にやっていけるのかと不安でした。内定を承諾してから入社まで少し時間があったので、インターンとして働かせていただくことになり、少しずつ不安はなくなっていきました。
インターンとして活動する中で、社員の方々とコミュニケーションをとったり、わからないことは親切に教えていただいたりしているうちに、アカリクの社員と早く一緒に働きたいと、いつの間にか入社が楽しみになっていました。
就職活動であんなにネックになるだろうと考えていた年齢については、今では気にしていたことも忘れるくらいです。年下の先輩もいれば年上の同期もいたりして、年齢もバラバラです。大切なのは経験してきたことやその濃度であって、年齢はただの記号に過ぎないのだなと思っています。
——一緒に働く仲間について
アカデミアに長く属していると、こだわりを持っているという点で個性的な方と接する機会が多かったのですが、アカリクの社員は負けず劣らず個性的で面白いですね。
とにかく楽しく仕事しようと、いかにユーモアや自分らしさを出すか、いい意味で皆が競っている感じがすごくいいなと思います。そういったコミュニケーションが良い方へ作用して売り上げに繋がっているという感覚もあります。
そういった雰囲気の中で、緊張感もあります。でも、業務上で必要な厳しい発言をしている社員はいても、マイナスな発言をしている社員がいないんですよね。自分がその仕事に関わっていなくても、オフィスの中で聞こえてくる言葉が質の良いものなので、とても心地いい環境だと感じています。
——これから歩んでいきたいキャリアについて
現在は人材紹介事業部に配属され、企業担当と学生担当の両方を担っております。
私は今の仕事がすごく好きで、すでにこれからもずっと好きなんだろうなという気持ちがあるので、大学院生や研究者の方々のサポートとなる仕事をずっと続けていきたいなと思っています。あとはプラスで、英語やイギリス文学の勉強をこれからも続けていけたらいいなと思います。ぼんやりとですが、最終的には社会に向けてアウトプットが出来ると良いなと思っています。
研究だけが人生ではないのと同じで、仕事だけが人生ではないと思うんです。仕事も自分の大切な軸の一つで、軸をたくさん持ったうえで、自分の持っているものを社会に還元したいと思っています。プライベートでもアカリクの理念である「知恵の流通の最適化」を体現したいですね。
——就活生へメッセージをお願いします。
私のように新型コロナウィルスの影響で人生のプランが大きく変わってしまった方もいるのではないかと思います。
これから先も何があるのかわからないので、自分の意図した・しないに関わらず、大学院を去って、民間企業もしくはアカリクに入ろうとする方々には、もうちょっと安心しても大丈夫だよ、何とかなる!とお伝えしたいです。
アカリクに入社してみて、自分が就活中にネガティブに思っていたことは、実際に働き始めたら全然ネガティブなことではありませんでしたし、むしろ自分では気づいていなかった、研究で身に付けたスキルが活きている場面も多々あります。
就活って自分とは何者なのか?何になりたいのか?と、自己分析をし、他人(企業)からの評価を知って、その齟齬を埋めての繰り返しだと思うので、上手くいかないときは本当につらいと思います。
私がアカリクに出会えて感じたように、きっと自分がやってきたことを肯定できる時が必ずきます。そしてご自身のこれまでの歩みを肯定してくれると思う会社を見つけ、納得するまで選考で見極めて、そういった会社に入って欲しいなと思います。