新卒で入社したのは、社員数1万人規模の大手コンサルティングファーム。
そこから次のキャリアとして選んだのは、社員数30名ほどのA Inc.でした。
「最初は、こんなに人数が少なくて大丈夫なのかなと思っていました(笑)」
そう率直に振り返るのは、2026年4月にA Inc.へ中途入社した冨田夏希さん。
前職ではIT領域を中心にPMOとしてプロジェクト推進に携わっていた冨田さんですが、A Inc.への入社後はSNSマーケティングの世界へ。オンボーディングを終えた入社3ヶ月目頃から大型クライアントの案件を担当し、現在は入社1年目ながら、先輩メンバーと同水準の予算を追うまでになっています。
大手企業から、少数精鋭のベンチャーへ。
なぜ転職を考え、数ある会社の中からA Inc.を選んだのか。そして、実際に飛び込んでみて感じたギャップとは。
転職活動から現在までを、率直に聞きました。
「この働き方をずっと続けられるのかな」。がむしゃらに働いた先で考えた、自分のキャリア
—— まず、前職ではどんな仕事をしていたんですか?
新卒で大手コンサルティングファームに入社して、丸2年間働いていました。
コンサルタントとして、主にIT系の案件でPMOを担当していました。プロジェクト全体の進捗管理や進行などがメインですね。
—— そこから転職を考えたきっかけは何だったのでしょうか?
最初に入った案件が1年半くらい続いたんですけど、かなり忙しいプロジェクトでした。
新卒で入社したばかりだったこともあって、その頃は転職を考えるというより、とにかく目の前の仕事についていくことに必死で。毎日がむしゃらに働いていました。
仕事から学ぶことも多かったですし、その環境で1年半やり切った経験は、自分にとって大きかったと思います。
ただ、忙しい日々が続く中で、少しずつ「この働き方をこの先もずっと続けられるのかな」と考えるようになりました。
今は頑張れているけれど、5年後、10年後も同じように働き続けられるのか。体力的な部分も含めて、自分の将来を考えたときに漠然とした不安はありました。
とはいえ、そのときは転職活動をする余裕もなかったので、まずは目の前の仕事に向き合っていました。
その案件が終わったあとに入った次のプロジェクトは、逆に時間に余裕のある環境だったんです。
そこで初めて立ち止まって、自分のキャリアを考える時間ができました。
「このままでいいのかな」
「せっかくなら、自分がもっと興味を持てる仕事に挑戦してみたい」
そう思うようになったことが、本格的に転職活動を始めたきっかけでした。
転職活動で最初に決めていたのは、「コンサルとIT以外に行く」こと
—— 転職先について、最初から明確にやりたいことは決まっていましたか?
実は、最初はかなりふわっとしていました(笑)。
ただ、「もう一度コンサルティングをやるつもりはない」ということだけは決めていました。
転職サービスにもいろいろ登録したんですけど、前職の経歴がコンサル×ITだったので、届く求人もどうしてもコンサルやIT系が多くて。
「いや、私がやりたいのはそっちじゃないんだけどな」と思うことが結構ありました。
—— 逆に、興味があったのは?
もともとファッションやコスメが好きだったので、そういう領域には興味がありました。
あとは新卒の就活時代から商品企画やマーケティングにも興味があったので、次はそういう仕事に関われたら面白そうだな、と。
ただ、「絶対にこの職種に行きたい」と決め切っていたわけではなかったです。
そんなタイミングでWantedly経由でA Inc.からスカウトをいただいた、というのが最初の出会いでした。
会社選びは「一番良いところ」より、「マイナスも含めて納得できるところ」
—— A Inc.以外にも選考を受けていたんですよね?
はい。最終的には3社くらいに絞っていました。
アパレル寄りのPR会社や、コスメ・インフルエンサーマーケティングに関わる会社などです。
最初からものすごく調べて応募したというよりは、Wantedlyなどを見ながら「なんか面白そう」「一度話を聞いてみたい」と思った会社を受けていました。
—— 会社を選ぶときに大切にしていたことはありますか?
私、会社の「良いところ」を探して一番を決めるというより、マイナスの部分を見たときに「それでもここなら頑張れそう」と思えるかどうかで選ぶタイプなんです。
どんな会社にも絶対にマイナスな部分はあると思うので。
新卒の就活のときもそうでした。
明確に「この仕事がしたい」という軸があったというより、いろいろな会社を見たうえで、「ここだったら頑張れそう」と思えるところを選んでいました。
今回の転職も、近かったと思います。
「こんなに人数が少なくて大丈夫?」大手からA Inc.への転職で、一番不安だったこと
—— A Inc.から最初に連絡が来たときは、どう思いましたか?
正直に言うと、最初は入社するところまでは全然考えていませんでした(笑)。
前職は社員が1万人くらいいる会社だったので、A Inc.の人数を見たときに「こんなに人数が少なくて大丈夫なのかな」と。
前職と比べると、本当に学校のクラスくらいの人数に感じたので(笑)。
—— それでも話を聞いてみようと思ったのは?
Wantedlyの記事やホームページを見たり、仕事内容を調べたりして、「なんか面白そうだな」と思ったんです。
だから、まずは話だけ聞いてみようかなと。
そこから何人かの社員の方とお会いしていくうちに、最初に感じていた不安がだんだんなくなっていきました。
最後の決め手は、「この人たちとなら、忙しくても頑張れそう」
—— 最終的にA Inc.への入社を決めた、一番の理由は何でしたか?
ひとつ挙げるなら、やっぱり「人」ですね。
選考の中で何人かの社員の方とお会いしたんですけど、本当に雰囲気が良かったんです。
「この人たちとだったら、忙しくても頑張れそうだな」と思えたことが、一番大きかったです。
最初は会社の規模も不安でしたけど、事業や売上の話を聞いたり、社員の方と話したりする中で、その懸念もなくなっていきました。
最後は「もうあんまり深く考えすぎるのをやめよう」と思って(笑)。
気づいたら、A Inc.に決めていました。
入社前に感じていたもうひとつの不安。「自分が今どのレベルなのかわからない」
—— 実際に入社してみて、ギャップはありましたか?
入社前から少し気になっていたことでいうと、「同期がいないこと」はありました。
大きな会社だったら同じタイミングで入社する人がいて、「この時期ならこれくらいできていればいい」という比較対象があるじゃないですか。
A Inc.ではそれがないので、入社してからも「このタイミングでここまでしかできていないって、やばいですか?」みたいなことは結構聞いていました(笑)。
—— そこは不安だったんですね。
そうですね。
周りからは「大丈夫だよ」と言ってもらえるんですけど、自分としては「本当に大丈夫なのかな」と(笑)。
自分の現在地が見えづらい、という不安はありました。
ただ、今振り返ると、それだけ一人ひとりに合わせて任されるスピードが違う環境でもあるんだと思います。
入社3ヶ月目から大型案件へ。「自由と責任」があるから、仕事が面白い
—— 実際、かなり早い段階から仕事を任されていますよね。
4月末に入社して、6月末頃までがオンボーディング期間だったので、7月からはかなり自分で担当するようになりました。
もちろん周りに聞きながらですけど、ほぼ一人で進めている案件もあります。
—— 入社3ヶ月ほどで、かなり大きな案件も任されています。
そうですね。
でも私は、その方がやりやすいかもしれないです。
ある程度自分で「どう進めるか」を決められて、そこに責任もある。
案件によってはインターンやアルバイトの方と一緒に動くこともありますが、「誰に何をお願いするか」「どういう体制で進めるか」も含めて、自分で考えられる部分があります。
全部が決められている環境より、そのくらい自由に動ける方が自分には合っているなと思います。
「人数が少ない=不安」は、入ってみたら逆だった
—— 入社前に一番不安だった「会社の人数」については、実際に入ってみてどうでしたか?
今は、人数じゃないなと思っています。
前職は人数自体はすごく多かったんですけど、だからといって全員が同じ熱量で働いているわけではなかったので。
A Inc.に入って感じたのは、みんなちゃんと責任感を持っていることです。
任されたことをやるのはもちろん、自分から動く人も多い。
人数が少ないことよりも、「その中にどういう人がいるか」の方が大事なんだなと思うようになりました。
—— 少人数だからこその良さもありますか?
すごくあります。
会社がどうやって成り立っているのかとか、どうやって売上がつくられているのかとか、会社全体の動きが見えやすいんです。
経営陣とも距離が近いので、会社として今何を考えているのか、これから何をしようとしているのかという話を直接聞ける機会もあります。
前職だったら、経営に近い人たちと話す機会はほとんどなかったので。
メンバー同士から学ぶことももちろん多いですけど、会社全体のことまで見えるようになったのは、今の規模だからこそだと思います。
「人が良さそう」は、入社してからも変わらなかった
—— A Inc.に入って、特に良かったと思うことは?
入社の決め手でもあった「人が良い」という印象は、本当に変わらなかったです。
職場がすごく明るいんですよね。
前職とは雰囲気が全然違っていて、出社すること自体が嫌だと思わなくなりました。
最近は同世代のメンバーとプライベートで遊びに行ったり、飲みに行ったりもしています。
入社前は同期がいないことを不安に思っていたのに、今は普通に仲の良いメンバーができているので、そこも心配しすぎなくてよかったなと思います(笑)。
好きだった美容やSNSが、今は自分の仕事になっている
—— 仕事内容そのものについてはどうですか?
単純に、面白いです。
もともと美容やファッションが好きですし、SNSにも興味があったので、自分が知っているブランドや好きな領域の仕事に関われるのは嬉しいですね。
新卒の就活ではメーカーも見ていましたし、商品企画やマーケティングにも興味がありました。
今はSNSマーケティングという立場ですが、クライアントのブランドについて深く考えたり、マーケティングの部分まで入り込んだりできるので、「自分の選び方は合っていたのかも」と思っています。
「このブランドと仕事がしたい」を、自分で実現できる人になりたい
—— 最後に、これからA Inc.でやっていきたいことを教えてください。
まだ「この職種になりたい」という明確なゴールがあるわけではないんです。
でも最近仕事をしていて思うのは、自分が好きなブランドや、「この会社と仕事をしたい」と思えるクライアントを自分で開拓して、長く一緒に仕事ができるようになったら面白いなということです。
ひとつの施策だけではなくて、そのブランドのメインパートナーのような存在になって、いろいろなことを一緒に考えられるようになりたい。
新卒の頃から興味があったメーカーやマーケティングの仕事とも、今の仕事は少しずつつながっている気がしています。
だから、自分が本当に好きだと思えるブランドを見つけて、そこを大きくしていくような仕事を、いつかできたらいいですね。
大手からベンチャーへ。飛び込んだから見えたもの
1万人規模の大手企業から、数十名規模のA Inc.へ。
冨田さんの話の中で印象的だったのは、転職前に抱えていた不安の多くが、入社後にはむしろA Inc.で働く魅力へと変わっていたことでした。
人数が少ないから、自分の現在地がわかりづらい。
一方で、一人ひとりに任される範囲は広く、入社年次に関係なくチャンスがある。
人数が少ないから、会社として大丈夫なのか不安。
一方で、経営との距離が近く、会社がどのように成長しているのかをリアルに感じられる。
そして何より、選考中に感じた「この人たちとなら頑張れそう」という感覚は、入社してからも変わりませんでした。
「大手だから安心」「ベンチャーだから成長できる」。
そんな単純な二択ではなく、自分がどんな環境なら前向きに働けるのか。
どんな人たちとなら、忙しいときでも頑張れるのか。
そして、自分が興味を持てる仕事に、どれだけ近づけるのか。
もし今、会社の規模やこれまでのキャリアにとらわれて次の一歩を迷っているなら、冨田さんのキャリアはひとつの参考になるかもしれません。
A Inc.では、会社の規模や年次に関係なく、自分で考え、責任を持ち、挑戦していきたい仲間を募集しています。