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「伝える力が強化される」読書は孤独な作業じゃない!皆で読もう、A.C.O.の読書会

最近、会社で「伝える力を強化するための」読書会してます

こんにちはエクスペリエンスデザイナーの林です。無類の本好きの僕は、最近大きい本棚を手に入れたのいいことに、読みたい本を買いまくっています。さて、A.C.O.ではUX/IA部署が立ち上がったり、新しいスタッフが増えたりして、自分と興味が近い人が周囲に多くなってきました。「これ面白いよー」とか「役にたつ」とか、本に関する情報交換も生まれ、おすすめしたりされたりしつつ読む機会が増えました。

けれど、ひとりで読んでいると「そういうことか、なるほど」で納得するだけで、もったいない気がずっとしていました。そこで社内勉強会の仕組みを活かし、より深い読書体験を求めて、読書会はじめてみました。一冊の本に色んな視点が集まれば、ひとりで読書する以上の発見ができるんのではないかと期待して。

Case #1

みんなで同時に読み進める、二人三脚スタイルで読む。同じ本を読んでいる人がいることで、他の人を意識した読み方に変わる


手始めにUX/IA部のメンバーで「ストーリーマッピングを始めよう」を読みました。この本を選んだ決め手は「ストーリー」というワード。ACOでは議論の中に「ストーリー」というワードがでることが多く、実際それはどういうこと?みんなどう考えてるのか?が気になっていました。ユーザー体験をストーリーとして扱うことが業務の参考になりそうといった理由も加味し、こちらをセレクト。

1時間の読書会の中では、ある指定の章を読んできてもらい、それぞれ気になったポイントを発表。発表内容を元にディスカッションを行います。結果、同じ章を読んでも、気になるポイントや、解釈はちがうものだなーと考えることはもちろん、他の人の視点から気づきを得ることもありました。

「他の人はストーリーライン自体の話をピックアップしてくるだろうから、自分は科学的な部分に注目してみよう」というようにポイントをピックアップしてきたメンバーもおり、本1冊でも視点の持ち方はさまざま。他の人を意識することで、視点を定めて読むようになり、漫然と文字を追うだけではない読み方になるのが新鮮でした。また、自分ではさらっと読み飛ばしていたところが、他の人の説明を聞くことで重要性を理解する体験もあったりと、ひとりで読んだだけでは味わえない感覚が得られたんです。

気になったポイントと、追加のアイデアを貼りながらディスカッション

初回を終えた気づきとしては、気になるポイントは事前にポストイットにメモしてきて、ホワイトボードに貼りながら話すスタイルがやりやすいと感じました。マーカーで追加の描き込みもしつつ、その場で関係図作ったりすると、振り返りも楽でしょう。

ただ読む範囲がせまいと、ミクロの視点での議論が広がってしまい、マクロの視点で本のメッセージを捉えられないという問題も見えてきました。内容によって進め方を考えるほうが良さそうです。

Case #2

一冊の本を手分けして読む。「人に伝える」というゴールがあると、どうやってこの文章を読もうか?という意識に変わる

初回の「ストーリーマッピングをはじめよう」は同じ章を複数人で読んで色々な解釈を集めてみようとしましたが、2回目では「一冊を複数人でわけて読む」ことをやってみてした。ひとりで読むのがしんどそうな本でもみんなで挑めば怖くない。具体的なやりかたは、ここ(ぐるなびのテックブログ)を参考にしました。

  • それぞれ読んできた章を 5分くらいで発表
  • あとでまとめて、ディスカッション。

発表部分が、プレゼンの練習や要点を伝えるトレーニングになると思い参考にしています。読む本は「〈インターネット〉の次に来るもの 未来を決める12の法則 」。12章にわかれていて、章を単一で引っ張ってきても問題ない内容。かつ手法の話ではなくもう少し概念的な話なので、いろいろ都合がよいと考えピックアップしました。

当日は、参加者それぞれが自分でピックアップしてきた章の内容を5分で発表。発表のスタイルは特に指定しなかったので、前回同様、ふせん+ホワイトボードで説明したり、いくつか文章を引用してきて、そこに対して一つずつコメントしていったり、提案の仕方はさまざま。自分は話の流れを要約してマインドマップにまとめ、文章を引用しつつ、自分なりの解釈をまじえて提案しました。

著者のロジックをまとめて、参照しながら発表

やってみて気づきとしては、「読んだ内容を人に伝える」という目的があると、ひとりで読んで内容を吸収しようとして読むよりも、より深く知ろう・解釈しようと意識が働くことでした。皆が同じところを読んでいない前提があるので、内容をわかりやすく、しっかり伝えないと意識が働き、いつもより意識的に理解しようとしたからだと思います。

もうひとつ、個人的な試みとして著者の論のロジックを整理する作業を行いましたが、構造化することで、不思議と文章の内容も頭にのこり、あとで見返しても思いだしやすいのが印象的でした。これは読書会だけでなく、本読んだ際のメモのやり方としてだったり、理解が難しいものを解釈する際も使えそうだと思っています。

発表の時間配分はかなり意識しないと難しいですね。読んだ部分としては1章40ページくらいなのですが、それでも章の内容の説明と自分の解釈をあわせてやろうとすると、結構5分は短かったです(自分は1分半くらいオーバーしてしまいました)。結果、全員が一巡するときには残り時間が足りず、あまり深いディスカッションができなかったので、なにかしら改善する必要がありそうです。

ひとりで、どっぷり本に浸かるのももちろん最高ですが、みんなで読んでわいわい語り合うのも、新鮮な発見があって楽しいですよ、おすすめです。



林 俊一

SHUNICHI HAYASHI
UX DESIGNER

明治学院大学映像芸術学系列卒業。広告制作会社でエディトリアルデザイン、ITベンチャー企業でグラフィック・パッケージ・ウェブなど、広範なデザイン業務を経て、現在に至る。UXデザイン担当。UX/IA部所属。

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