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会社に経営者はいらない。18年間の社長生活を経て転職した私がアディッシュで証明したいこと

こんにちは!アディッシュ株式会社、人事総務部の松下です。

今回は、社員50名を抱える株式会社ユヒーロの社長を退任して、アディッシュの社員としてカスタマーサポートサービスを提供している部署の事業部長をされている伊藤 寛之さんです。前職での社長時代のお話と、アディッシュへ転職した経緯についてお伺いします。

個人の生き方を応援する会社を作り上げたら、社長の仕事がなくなった。

ー18年間も代表取締役を務められていた会社を辞めて、転職したのはなぜですか。

伊藤:会社が僕を必要としなくなったからです。

ー・・・。ごめんなさい。話が全然見えないのですが、「必要としなくなった」とはどういうことでしょうか。

伊藤:そうですよね。いきなりびっくりしますよね。順を追ってご説明しますね。

株式会社ユヒーロは、今は企業のデジタルマーケティングを支援する会社なのですが、創業当時はサーバー監視・サポートをしていました。現在は業績が安定しているものの、創業以降10年ぐらいは鳴かず飛ばずで、社員はクライアント先に常駐して日銭稼ぐ日々が続きました。大手企業との業務提携などを無理に引き受けることによって一時業績は上向いたものの、そのタイミングでいわゆる「会社っぽくする」ために色々やってみて、それが裏目に出てしまったんですよね。

具体的には、立派なオフィスや充実した福利厚生、新規営業のためデジタルプロモーションなど、一般的に企業が事業を拡大する際に行うようなことに手を出しました。ただ、それによって間接業務が増え、どんどん営業利益を圧迫し、身動きがとれない状態になってしまいました。

新たな仕事を受けられなくなり、経営も停滞。疲れ果てた社員の顔を見るたびに、社長としての自分の実力不足と嫌悪感に押しつぶされそうになりました。そのときに、「世の中で一般的に行われていることが業務を圧迫するのであれば、今まで集めてきたそれらの『いろんなもの』を捨ててしまおう」と思ったんです。その代わりに、自分がやりたい経営や事業に専念しようと思いました。

最初は肩書や名刺、社長としての自分の席を捨てました。社長はドーンとみんなが俯瞰できる場所に偉そうに座っているイメージですが、少しずつオフィスの端の方に社長席を移していって。最初、みんなからは不審そうにみられました(笑)

その後、時間や社内ルール、そしてオフィスまで捨てたんです。そうするうちに、僕も会社に捨てられたんです。

ーえ?会社に捨てられたのですか?

伊藤:というのは冗談ですが(笑)、自分がやりたい経営や事業に専念しようとしたとき、「自分だけを主人公にするのではなく、自分に関連する仲間たちが主役になっていけばいいな」との思いからこの会社を始めたことを思い出しました。

「ユヒーロ」という社名には「あなたをヒーローにしたい」や「あなたのヒーローでありたい」という由来があります。どうしたら一緒に働いている仲間にとってのヒーローになれるかを考えたら、自然と社員一人一人の生き方や欲求に対峙する必要があると感じました。そこで生まれたのが「ユヒーロファーム構想(Uhero Firm Suite)」という経営資源管理システムです。

これは、ユヒーロが持続的に発展でき、新しいビジネスモデルを創り上げていくための基盤システムとなるもの。この辺りは以下の記事で詳細を語っているので、ご興味あればぜひ読んでみてください。

会社から「欲求を排除しない」から働きやすい──社長の肩書きさえ捨てた僕の考え|株式会社ユヒーロ

ユヒーロファーム構想が上手く回り始めると、会社が僕を必要としなくなっていきました。社員の事情や要望を同調圧力で抑えるのではなくあえて組み入れ、個人の生活に合わせて働けるようにしたところ、業績は上向き、継続的な受注が見込めることが見えてきました。

そして社長である僕の関わりを減らせば減らすほど、会社が成長をし始めたのです。会社が方向性を決めて社員をひっぱるのではなく、社員個人のワークインライフを推奨して支援する。会社の役割が完全に変わり、社長がやることもほとんどなくなりました。

ありのままを受け入れてくれたアディッシュで、もう一度「用無し」になれるのか試したい

ー自分がいないほうが会社が成長するようになったから、転職しようと思ったわけですね。転職先としてアディッシュを選んだのはなぜですか?

伊藤:ここまで話したような、「会社の方針を経営者が決めて社員を引っ張るのではなく、社員個人がどうしたいのかと向き合って、その実現を支援する」とか「それによって経営の必要性をなくす」みたいな考えを、アディッシュの方が前向きに受け止めてくださったからです。

実は、転職しようと思ったのはいいものの、意外と難航したんですよ。求人サイトから履歴書と職務経歴書を送っても、軒並み落ちて。求めていた人材と違ったんでしょうね。

それで人材紹介会社に登録してみたんですが、18年間会社を経営している人を紹介するのも難しいようで。そんな中、履歴書を登録していたある転職サービス経由でスカウトしてくれたのがアディッシュでした。

ほかにもスカウトしてくれた会社はいくつかあったのですが、アディッシュの取締役の石川さんが一番、僕の話を気に入ってくれて、受け入れてくれた。正直、僕の考え方って理解されにくいというか、抵抗を感じる人もいるみたいなんですよ。経営者としての経験は買ってくれても、考え方まで受け入れてくれなかったり。

でもアディッシュなら「個人のやりたいことやワークインライフを支援するのが会社の役割だ」という僕の考えも前向きに受け入れてくれて、興味を持ってくれた。これだけ深く話して受け入れてくれる会社なら、関わりたいと思えたんです。

ーー転職してから5ヶ月ほどですが、アディッシュをどのように捉えていますか。

伊藤:アディッシュの社員は、若いし素直で、吸収力があります。素直がゆえに変化に対して飢えていたように感じましたね。何かを投下すると、それを吸収して自分の道を選び始める人が多い印象です。

例えばですよ、3年後に「伊藤さんもういらない」と言われる状態が理想と思っているのですが、もしかしたらもっと早く言われるかもと思うくらいです。みんなが自然にあるべき姿に向かっていく、その後押しができる存在になれたらいいなと思っています。

ーー最後に、今後の伊藤さんがどのような社員と働いていきたいか教えてください。

伊藤:僕はどんな人が来てもいいと思っているんです。誰がきても、その人をどう活かしてあげられるかが僕の役割ですから。何かのご縁でもし一緒に働けたらすごく幸せだと思うし、心から楽しみにしています。

ーー伊藤さん、ありがとうございました。

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