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アドベンチャー 成長の軌跡と今後の展望

ーーやりたいと思った事はまずやってみて、とことんチャレンジできる会社。そんな機会を与えてくれるアドベンチャーで、誰もがのびのびと個性やスキルを活かして活躍できる環境を提供していきたいと思いますね。


こんにちは。

株式会社アドベンチャーの経営企画人事室です!

今回社員インタビューとしまして、コンシューマー事業本部長の田郷より、弊社の初期の時代から現在まで長く在籍しながらアドベンチャーがどのように成長し、その中での苦労話や今後の方針までを語っていただきました。

渋谷の小さな事務所の一角から事業をスタートし、創業16年で世界進出まで事業を拡大するようになったアドベンチャーの成長秘話にご注目下さい!

田郷勇太

株式会社アドベンチャー コンシューマー事業本部長

<プロフィール>

2010年7月1日 アドベンチャーに中途入社。

新卒で入社の旅行会社に3年勤務した後、アドベンチャーにはアルバイトで応募したところ、旅行会社勤務経験もあることから正社員として入社。

以後、旅行業部門の幅広い業務に携わり、現在は「skyticket」のサービスを取りまとめるコンシューマー事業本部長として、システム開発部やマーケティング部、旅行事業部の事業計画や事業推進を統括。



ーー当時のアドベンチャーの様子について。

 私が入社したのが2010年7月なので、創業からもうすぐ4年に差し掛かるところだったのですが、渋谷の小さな事務所でした。今は当たり前な業務のシステム化もされていなかったので、業務のオペレーションもうまく軌道に乗っていない事もあって、すべてエクセルで情報管理して手作業で業務を進めたり、電話配線をみんなが椅子で踏み潰すので、よく断線してしまって電話が1日2日繋がらないというハプニングがあったり、とにかく総じてカオスな状況でした。

 当時の募集要項も「旅行をウェブで販売します」程度で、とにかく旅行会社経験者を急募っていう状況でしたね。私は最初はアルバイトから始めようと思って応募しましたが、経験者だからという事で急遽正社員として入社が決まりまして、社員の人数も少なく私を含めて3名でした。

 もともと前の会社では法人営業で旅行商品を営業・販売していまして、アドベンチャーに入社してみて思った事は、旅行業界のイメージとは全然違うものでした。航空券だけをウェブで販売していて、当時の旅行業ではやらないような事業だったので、「本当にこれで儲かるのかな?利益あるのかな?」と心配しながら仕事をしていた記憶がありますね。当時はあまり業績が良くなかったこともあって、少数精鋭で業務にあたっていたので、航空券の発券からお客様の電話対応から、経理の仕事もしつつウェブサイトの修正もしたりと、なんでもやっていましたね(笑)


創業初期の渋谷時代のごちゃごちゃ感のあるオフィスの様子。


ーー2011年の東日本大震災からスピード上場を実現し、今を代表するOTAへ成長。

 震災後はどん底の毎日で、航空券のキャンセルやそれに伴うお客様対応も多くて、社員数も少なかったのでカオスな毎日でした。ただ、政府の支援として資金援助があったので、ある程度まとまった資金があった事から、システムの投資をしていく方針になりました。そこから社員数も増え始めて、オペレーションも回るようになり、私は販売側からの視点で開発に携わっていくようになりまして、エンジニアとのやり取りがメインとなっていきました。

 販売側からの要望を開発側に出していくことで、手作業の仕事も自動化されるようになってきまして、だいぶ業務が効率化されたように感じますし、自動化する事で予約を捌けるボリュームが増えて、売り上げが伸びて更に開発に注力して、どんどん予約の自動化も進み良いサイクルになったと思います。

 国内航空券だけの事業から海外航空券を扱うようになり、売上が右肩上がりで伸びていきまして、いよいよ2014年12月には東証マザーズ(現:グロース)に上場が実現しました。震災から3年という非常に速いペースでどん底の毎日から上場まで実現した背景には、開発に注力して利益が伸びたというサイクルもありましたが、社長の判断の見極めもありタイミングも良かったのかなと思います。

 上場をすることでまた資金も増えて、会社も渋谷から高輪台にオフィスを移設しまして、また更に人も増えて、事業の勢いは更に加速していったように感じます。具体的には、事業も航空券だけでは無くて、アクティビティやレンタカーの予約も広げるようになって、この頃からアプリの自社開発に注力するようになっていきました。今会社で使われている自社システムの基盤もこの時に作られたように記憶しています。その後にウェブサイトとアプリの多言語・多通貨対応も進めるようになり、より多くのユーザーの獲得にも繋がっていったと思います。


2014年の上場時の記念写真(金槌を持っているのが社長です)

ーーコロナウイルスの拡大で更に発展していくアドベンチャー。

 2016年頃だと思いますがオフィスを恵比寿ガーデンプレイスに移す事になり、いよいよ会社が大きくなってきたなと実感しましたね。「ついに恵比寿来たか~」と、最初の渋谷時代を思い出すと感慨深いものがありました。社員数も私が入社当初の3人から60名位にまで増えまして、恵比寿では新卒採用も始めようと話が進みました。

 2017年、2018年は右肩上がりで前年比200%で伸びていた先で、2019年のコロナウイルスで世界的なパンデミックが始まりました。そこでガクッと下がるかと思いきや店舗型の旅行代理店が軒並み閉鎖する中から、オンラインの旅行代理店に客層が流れてきたこともあって黒字化も維持出来ましたし、他のライバル会社が静まり返ったことでコロナウイルスの拡大を転機として、アドベンチャーとしては更に事業展開の可能性が見えてきたというのはあるかと思います。

 今思えば「小さな町工場から始まり世界へ」じゃないですけど、渋谷の小さな事務所から世界進出をしていくフェーズにまでアドベンチャーが成長してきたことに驚きますし、長いことコツコツやってきて良かったと思いますよね。


現在の恵比寿オフィスの様子。

ーー開発サイドと販売サイドのコミュニケーションが鍵。

 開発サイドへの連携で大切な事としては、現場のリアルな声を伝えることや、起きた事象に対して一体感をもって現場と開発側で解決に向けて取り組むことだと思っています。例えばお客様からの問合せで不具合が発覚した場合には、開発サイドにインシデントを上げて対応をしてもらいますが、現場との距離が近いこともあり人間関係も良く、現場との協力体制で問題解決していく社風がありますね。これがエンジニアのやる気にもなっていると思いますし、お客様目線で開発側が考えることも出来るので、良い刺激になっているというエンジニアの声もありますね。

 2020年に政府から実施されたGOTOトラベルも、発表されてから開始まで2-3週間という短期間でやりきりましたね(笑)リリース後に政府からのルールがコロコロ変わったり、最後には「東京だけ割引除外」という急なルール改正がされて、そもそも予約時に都道府県の登録はしていなかったので、開発側でも出来る所までは仕組みづくりを進めて、手が届かない最終的なところは販売側に手作業で対応をお願いするという事もありました。この時はフロント、サーバー、デザイン、販売対応のみんなが同じ方向を向いて、ワンチーム体制で取り組んでやりきった感がありました。

 この時に私が意識した事としてはコミュニケーションをまず取るという事で、遅くまで対応に追われている人への声かけやフォローだったり、気にかけるようにはしていましたね。オペレーションも相当大変なところもあったので、担当部門へ丸投げでは無くてケアしていけるように混乱の出ないようなアドバイスをしたりという事は心がけていました。あとはスピード勝負だったので、判断は全て私が判断して責任は私が持つので、とにかく「やりきろう!」と皆さんにはついてきてもらいましたね。



ーーアドベンチャーだからこそ出来るチャレンジ。

 私がこれまで意識してきたこととして、まず何でもやってみよう!と寄り好みしなかったことですね。まずはやってみて、失敗したらしょうがないみたいな、まずは行動する事を大事にしてきました。性格的なところもあるかもしれませんが、進まないのが嫌なのでまずはやっちゃえ精神で、それぐらいの思い切りを持ってやっていく事ですかね。これは私が学生の時からやってきたことかもしれません(笑)

 失敗もすることもありますが、そこから学ぶこともありますし、次にチャレンジしていくときには失敗した事を経験にして気をつけていけばいいので、このあたりは社員の皆さんにもそう思ってもらえるようになったらいいなと思っています。なんでも経験してほしいし、なんでも吸収してほしい。

 例えば新卒二年目だからリーダーは出来ないとか、そういう固定概念はやめたいですね。二年目でもリーダーできる人はいると思いますし、優秀な人材を潰さないように、そういう人たちが飛躍できる環境は作りたいと思っています。あとは新卒に限らず中途社員でもジョブローテーションとか色々な仕事をしてもらう機会があるのも面白いかなとも思いますね。眠っている才能を活かせるような機会があればいいなと思います。

 私がこれまで長く勤めているのも、この会社は変化の激しい会社で、その変化が好きなのかもしれません。何も起きない毎日で淡々と仕事をする環境よりかは、ゲームのような感覚なのかもしれませんが、ダンジョンをクリアするにはどうやって攻略していったらいいんだろうと考えて、新しい問題が出てきたらこうしたらうまくいった、これは失敗したというように、「こういうやり方があったのかー!」と見つけられた経験は今後絶対に仕事をするうえで生きてくると思います。冒険心があればアドベンチャーの働き方にはとてもマッチすると思います。



若手中心でチームを組む旅行事業部のメンバー。


ーーグローバルOTAを目指す中で大切にしていくもの。

 グローバルOTAを目指すというフェーズに入ってきていますが、今までは社長の方針に沿って現場がそれぞれ事業を進めていく舵取りをしていましたが、これからさらに組織が大きくなると、そうはいかなくなってくる部分も出てくると思ってます。企業理念だったり、組織の在り方だったり基盤が出来た上で進めていくことがもっと大事になります。人が増えてくると、それだけ個性溢れる人たちをまとめ上げる事になるので、より横の連携がもっと大切になってきますね。働く環境や福利厚生とか、採用するにも良い会社作りをしていきたいなと思いますね。

 これからアドベンチャーに入社したいという方々にも知っていただきたいのは、まだまだ成長過程にある会社なので、自分から発信したいとか成長したい、上昇志向を持っている人にぜひ入ってもらって、今のアドベンチャーをどんどん大きくする一員として頑張ってほしいと思っています。色々チャレンジしてみんなで「アドベンチャーをグローバルOTAにする」という同じ方向を見て進んでいきたいですね。


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