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【アカツキ福岡の輪読会】それぞれの図書に込めた想い

みなさんこんにちは、人事の豊村です。

前回の記事で、アカツキ福岡の定期輪読会の概要や実施目的についてご紹介しましたが、今回は輪読会の「課題図書」について、詳しくお話しさせていただきます。
(前回の記事:【アカツキ福岡の輪読会】学びを得ながら、仲間との相互理解を深める

アカツキ福岡では現在、以下の五つを課題図書としています。
・仕事の報酬とは何か(著:田坂広志)
・メンタリング・マネジメント(著:福島正伸)
・7つの習慣(著:スティーブン・R・コヴィー)
・採用基準(著:伊賀泰代)
・マーケット感覚を身につけよう(著:ちきりん)



課題図書を通じて感じて欲しいこと

[仕事の報酬とは何か]

「あなたにとっての“仕事の報酬”は?」と問われたときに、あなたは何と答えますか?
地位、収入、スキル、知識…答えは千差万別でしょう。

なぜなら、この問いかけには、はっきりとした正解は無く、「こう答えなければいけない」という制約も無いからです。

ただ、この本の著者は「目には見えないが、一生失うことのない最高の報酬」として“人間的成長”というものがある、と説いています。

例えば収入などの、目に見え、手に取ることができる報酬ではなく、仕事を通じて感じることのできる自分自身の「成長」こそが、最高の報酬なのであると私たちに訴えかけています。

この本を通じて、「自分にとっての仕事の報酬は何だろうか?」という問いを自分に問いかけ、
「自分は仕事を通して何を成し遂げたいのか?」
「何のために仕事をしているのか?自分にとっての仕事の意義・意味は何なのか?」
を改めて考えるきっかけにしたいと思っています。


[メンタリング・マネジメント]

メンターによってメンバー一人ひとりの可能性を発揮させることで、企業の生産性を最大限に高めようとする経営を、この本では「メンタリング・マネジメント」と称しています。

「メンタリング・マネジメント」は、一人ひとりの可能性を発揮して経営する本質的な人材育成・リーダーシップ論を説いており、それにより“自立型人材”を育成することを目指しています。

この本を通じて、“自立型人材”であることの重要性を理解し、「今の自分は“自立型人材”なのか、それとも“依存型人材”なのか?」を考え、内省し、内面の成長を目指すきっかけとなれば、と思っています。


[7つの習慣]

「7つの習慣」は世界的なベストセラー本ですので、読んだことのある方は多いのではないでしょうか。

著者は、成功を目指すには「人格の成長」が必要不可欠であるとし、その上で、人格を磨くための“原則”を形にした「7つの習慣」を説いています。

自分に向き合い自立した上で、外に目を向ける。
そして、他者との関わり合いの中で健全に相互依存し、結果として個で得られる以上のものを得るのだ、という「人格の成長」のストーリーを語っている本です。

本書中で紹介されている一連のストーリーを普段の生活に取り入れることで、仕事上だけではなく、プライベートも含め、ひとりの人間としての成長を遂げることができるのではないか、という狙いから、課題図書として取り入れています。

また、「7つの習慣」には、普段の業務ですぐに取り入れることができる考え方やキーワードが多数出てくるため、社内の共通言語としてあらゆる言葉が実際に使用されています。


[採用基準]

この本では、たとえ新人や役職・肩書きが無い人でも、「チームに属する全員が、組織の重要な一員として価値貢献すべき存在なのだ」ということを認識した上で、全員がリーダーシップを持つことが重要である、ということを説いています。

リーダーシップの本来の意味とその重要性を理解し、それを身につけることによって、自らのキャリアを自分の手で切り開いて欲しい、という想いから、この本を輪読会に取り入れています。


[マーケット感覚を身につけよう]

これまで紹介してきた4冊は、自分の内面と向き合いセルフマネジメントをしよう、というような内容でしたが、この本はジャンルが異なり、論理的思考と対になると言われる、“マーケット感覚”を磨こうというテーマで語られています。

モノ作りに関わる者として「誰のためのどんな価値なのか」を考え、自由な発想の飛ばし方を知り、事業意識を醸成したいという想いから、この本を輪読会に取り入れています。




最後に

輪読会はあくまでも任意参加で実施しているものなのですが、アカツキ福岡の立ち上げからこれまで、ほとんど全員が輪読会に参加し、同じ課題図書を読んでいます。

同じ本を読むと、自然と本に出てきたキーワードや考え方が普段の業務中に飛び交うようになり、やがてそれが自分たちの「当たり前」になり、「文化」となって浸透していきます。

「共通言語」は、企業文化を醸成する要素の一つです。

みんなが共感し承認した言葉や考え方は、自然と社内で飛び交い浸透し、やがて、その会社の色になります。

私たちが立ち上げ当初から継続して実施している輪読会は、アカツキ福岡の文化そのものであり、「アカツキ福岡らしさ」を作っている要素の一つでもあると思います。

これからも、自分たちの成長のため、つながりを増やすため、自分たちの文化を広げるため、輪読会を継続していこうと思っています。

株式会社アカツキ福岡では一緒に働く仲間を募集しています
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