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品質を守り、QAを助ける「QAエンジニア」とは? - 検証を自動化し、より魅力的な品質を追求できるチームへ -

こんにちは!広報担当の尾園です。

みなさんは「QAエンジニア」という職種を聞いたことがあるでしょうか?

アカツキとアカツキ福岡には、この「QAエンジニア」が率いる「A4」と呼ばれるチームがあります。

今回は、アカツキ福岡でQAエンジニアとして活動する山﨑 友貴さんに、「QAエンジニアとは何か」「A4とは何か」を聞きました!


山﨑 友貴 - Tomotaka Yamasaki -
2015年4月に新卒で株式会社アカツキに入社。
スマートフォン向けゲームのクライアントエンジニアとして約4年間活躍。
2019年12月にアカツキ福岡へ参画し、現在はQAエンジニアとして活躍中。
愛称はともくん/ともさん。


# 技術的にプロダクトの品質を保証する「QAエンジニア」

ー ともさんがQAエンジニアとして活動しようと思った理由はなんですか?

開発側のクライアントエンジニアとして活動していたときに、QAの課題を感じていたことが大きいです。
基本的にQAフェーズが開発の後半に回ってくるので、不具合が出て差し戻されることが多々ありました。

ゲームアプリの場合、サーバコードはアプリリリース後でもすぐに修正が可能ですが、クライアントコードの不具合がリリース後に見つかると、アプリをつくり直してプラットフォーム側に再申請する必要があるため、すぐには修正できません。また、リリース直前に不具合が見つかると、そのままリリースするわけにはいかないのでリリースが遅れるんですよね。そういったことが起きていたのに、エンジニア側ではクライアント側のテストが特定の領域しか出来ていなかったんです。

アカツキ福岡に行くことが決まり、「自分が福岡で出来ることは何だろう?」と考えたときに、アカツキ福岡が事業としてQAに注力しているからこそ、自分が感じた課題にもっと向きあって改善できるかもしれないと思い、「QAエンジニア」という道を選びました。

ー では、そのQAエンジニアとはどういった職種なのか教えてください!

ひと言でいうと、「プログラミングなどで、技術的にゲームの品質を保証する人」です。
とはいえ意味は広義なもので、やり方はたくさんあります。

テストコードを書いてゲームの品質を確認したり、テストを自動化して環境を整備していったり。QAのサポートとしてデバッグツールをつくったり改善したり。そういった業務をおこなう人を総称して「QAエンジニア」と呼びます。


ー テストコードを書いたりテストを自動化したりというのは、具体的にどういったことなのでしょうか?

ここでいうテストは、アカツキ福岡のQAチームが通常おこなっている検証方法と分けて考えてみてください。

普段QAチームがやっている、検証シートを作成して仕様と実機を見ながら「OK」「NG」を手動で付けていくこともテストですが、エンジニアなのでそこを技術的に確認していきます。

一例として、「開発エンジニアがつくったソースコードが仕様どおりに動作するか」を確認するテストを簡単に説明します。

図のように動作するadd関数が書かれていたとしたら、実測値と理論値を比較するテストコードを書きます。

Test_Equal関数は第1引数と第2引数の値が等しいかどうかとチェックする関数だと思ってください。

このとき、(1)で出力値が3ではなく4や5などの違う数値が出てしまったら、このソースコードは仕様どおりに動作していない、ということになりますよね。
これが、テストコードを書いて確認する方法です。

自動化は、手動でおこなっているテストをシステム化し、自動で動くようにすることです。今まで実行することが手間だったテストを自動化することで実行コストが下がり、小さな成果物単位でテストがおこなえるようになります。これはCI(継続的インテグレーション)と呼ばれている手法です。


# A4=先進的で積極的にアカツキを守っていくチーム

ー ありがとうございます!テストひとつにしてもいろいろな方法がありますね。それでは、A4と呼ばれるチームについて教えてください!

A4(エーフォー)は、Advanced & Aggressive Aegis of Akatsuki の略称で、単語の頭文字のAを4つ取ってA4と呼ばれています。

なので、意味を訳すと、先進的で積極的にアカツキを守っていくチームです!

昔はアラフォーメンバーが4人いたので裏ではアラフォーなんて呼ばれてたりしましたが(笑)基本思想としてはこういった想いがあって名付けられています。

品質を保証したり、デバッグツールをつくったり、そういった機能開発じゃない部分をプロジェクトに属さずにやっていくエンジニア集団がA4です。

ー 実際にA4としておこなっていることは何ですか?

リグレッションテストの自動化をしています。
日本ではリグレッションのことをデグレード(悪化すること)と呼んだりしますが、「悪化していないかの確認をする」という意味合いでは、リグレッションテストと呼ばれることがほとんどです。なぜかデグレッションテストとは呼ばれていません(笑)

リグレッションテストは、アプリの更新があったときに毎回するものだと思うのですが、このテストをする目的って、開発した新しいソースコードが他の機能に影響していないかを見るためなんですよね。これって網羅的に見ないとあんまり意味がなくて。
でも人の手でするのはめちゃくちゃ大変で工数もコストもかかるし、ましてやヒューマンエラーにもなりかねない。良くないことばっかりですよね。
だからこそまっさきに自動化しないといけないテストだと思っているので、今はここに全力を注いでいます!


# 魅力的品質に注力できてこそ、レベルの高いQA

ー A4としての、ともさんの想いを教えてください!

いっぱいあります!(笑)

まずはQAチーム全体に、エンジニア領域を理解した上で検証できる人・業務改善できる人を増やしたいという想いがあります。
「エンジニアの領域理解した上で」というのがどういうことかというと、不具合が出たときにクライアントの不具合なのか、サーバの不具合なのかがすぐにわかるということだと考えています。それがわかればエンジニアへの確認工数も減るし、不具合の報告だけでなく原因の推測まで出来るんですよね。

また、「なぜここで不具合が出たのか?」がなんとなくわかることでそこを重点的に検証することもできるし、エンジニア領域の理解は一定あった方が良いと思っています。
ただ、全員がそうなるのは厳しいだろうし、QAとしてのスキルを優先的に伸ばしたいという人もいると思うので、出来る人や興味ある人を増やしていって、そういう人が1人でもチームにいる状態にできれば、アカツキのプロダクトの品質はもっと良くなるんじゃないかなと。

さらに、今のアカツキ・アカツキ福岡での検証のスタイルを変えていきたいという想いがあります。
アカツキ福岡ではQAのことを「最後の砦」と呼ぶこともありますが、僕はそう呼ばれないようになるのが本来のQAの在り方だと考えます。
砦ではあるけど、最後ではなく、出来ているところから見ていくというか、開発と同時並行で検証できるのが理想ですね。
最後の最後に検証しても、何かがあったときに直すのがめちゃくちゃ大変。どこにどんな不具合があるのかやその原因もわかりづらいし、開発してから時間が経っていることもありエンジニアは忘れてしまっているという場合もある。全部完成してからではなくて、ひとつの機能が出来上がったところで検証できれば、不具合がどこにあるかって一目瞭然じゃないですか。もっと踏み込んだ部分で、クライアントだけ・サーバだけなど細分化したテストを導入することができれば、QAの負担も減らせる。
今のやり方が良い悪いということではなく、より良い品質を目指すためにそれぞれの領域が協力しあって、新しいQAの在り方を探していきたいと思っています。

ー A4として福岡でやっていきたいと思っていることを教えてください!

A4はQAを助ける活動をしていくので、QAエンジニアとQAの距離が近いのはものすごくメリットだと思っています。
アカツキ福岡でQAエンジニアとしての活動をこれからも続けて、メンバーを増やしていきたいですね。

「アカツキ福岡で何をやるか?」「アカツキ福岡のQAエンジニアって何だろうか?」を一緒に考えられる人がいるとめちゃくちゃ嬉しいです。QAやQAエンジニアに代わるアカツキらしい単語も考えていきたいですし、やれることはたくさんあるなと思っています!

あとは、アカツキ福岡からQAの概念を変えていきたいです。

というのも、QAって日本だと守りのイメージが強いんですよね。
不具合を出さないようにするとか、マイナスをゼロにするとか。そこを目標にすると、不具合を出したときに負い目に感じることもあり、面白くないしワクワクもしない。
僕は守ることだけがQAの仕事ではないと思っているので、世の中のQAという存在をアカツキ福岡から変えていきたいです。攻めるぞと。

狩野モデル(※)という考え方の中に「当たり前品質」と「魅力的品質」という2つの品質が登場します。今の開発現場では、「当たり前品質」の検証に追われている光景をよく見ます。

(※)狩野モデル Wikipedia参照
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%8B%A9%E9%87%8E%E3%83%A2%E3%83%87%E3%83%AB

周りから見て「福岡のQAはレベル高いぞ」と思われれば、それは福岡の価値だし、東京メンバーへその価値を発信していけるようになれば、福岡が担う領域も増えるかもしれない。それこそリモートで勉強会を開くとかでも良いと思うんですよね。「どうしたらレベルの高いQAになるのか」を福岡から発信していけたら良いし、そういう人をA4としても応援したいですね。

ー 今後の福岡での活動にも期待が高まりますね!

ともさんの熱い想いがすごく伝わってきましたし、話を聞きながらとてもワクワクしました。
みんなで一緒に変化していきたいですね!ともさん、ありがとうございました!

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