こんにちは。アカツキ福岡の「QA」チームにおいて、プロジェクトリーダーを務めている川上です。
前回の記事では、アカツキ福岡のQAの具体的な業務について書きました。今回は、アカツキ福岡のQAが目指す方向性について、私自身の想いも含めて、書いていこうと思います。
(前回の記事)
アカツキ福岡のQAが目指す方向性について
少し話が逸れてしまいますが、私たちQAチームが目指す方向性について知っていただく前に、「アカツキ福岡のWhy」についてもぜひ知っていただければと思っています。
なぜならば、これから書いていくQAチームが目指す方向性というのは、アカツキ福岡のWhyにつながっていくものだからです。
このアカツキ福岡のWhyに近づくために、アカツキ福岡のQAが目指す方向性として掲げてたテーマが「突き抜けた“こだわり”から生まれる、当たり前ではない、期待を超えた品質を提供する 」というテーマです。
具体的にどんなテーマなのかについて、説明していきます。
まず、「突き抜けた“こだわり”」という部分についてですが、私たちアカツキ福岡がアカツキの拠点として設立された当初は、東京と福岡で拠点が離れていることもあり、QAとしての成果をなかなか上げられないという状態が続いていました。
しかしそういった中でも課題を少しずつ解決しながら、今では福岡でも成果を上げられるようになりましたし、次のステップとして、「福岡だからこその、高い価値貢献」というのを担っていきたいと考えています。
次に、「期待を超えた品質」という部分についてですが、品質には2種類があると言われています。
それが、「当たり前品質」と「魅力的品質」です。
アカツキ福岡のQAでは、このどちらの品質も高めていかなければならないと考えています。
「当たり前品質」とは
まず「当たり前品質」について、文字通りなのですが、当たり前に動くと思っていたことが動かなかったり、モバイルゲーム内でアイテムを購入できなかったり、貰えるはずのアイテムが貰えなかったり、いわゆる不具合に該当するもので、そういったものを私たちQAチームがきちんと改善して、当たり前の品質を担保していくことを指します。
メンバー個々のスキルや能力を高めることや、時間や労力をかけて、当たり前品質を高めていくことも必要ですが、今以上に効果的に不具合を見つけていくためには、エンジニアリングの力で自動化を駆使し、検証方法や仕組みなどの改善も今後求められていく必要があると考えています。
尚、検証業務の自動化については、アカツキ福岡のA4チーム(*QAエンジニアのメンバーが所属するチーム)と協働しながら、課題の解決に向けた取り組みを日々模索しています。
(*参照)
「魅力的品質」とは
次に「魅力的品質」についてですが、ユーザーの皆さんに「また遊びたい」「まだ遊びたい」と思ってもらえるような体験を届けられるゲームの品質を担保していくことを指すと考えています。
この記事を読んでくださっている皆さんにも、熱中したゲームや没頭したゲームがあると思います。
そういった没頭できるゲームというのは、なんとなく楽しいだけではなく、ゲームの世界観が守られていたり、没入感のあるシナリオだったり、適切な難易度が設定されていたりと、ユーザーの皆さんが「魅力的だな」と思うような体験につながる品質を担保できているゲームだと思います。
また、細かい部分でいうと、例えば頻繁に使用する「戻る」ボタンが画面の押しにくい場所に配置されていないか等、UIの部分も含めて楽しめるゲームになっているか?を追求していくことも、「魅力的品質」を作ることにつながると考えています。
こういった「魅力的だな」と思うポイントは、人それぞれありますが、QAチームがこの「魅力的品質」を追求していくにあたっては、自分の主観だけではなく、ユーザーの皆さんの声や、ゲームの市場で何が求められているかの情報収集と分析、そして、その情報をゲームに反映させる行動力が求められると考えています。
例えば、私が「ドラゴンを敵のキャラクターに出すのが良いと思う」と提案をしたとして、プランナーに「どうして?」と理由を聞かれた際、「格好いいと思うからです」という主観だけでは、決して提案は通らないですよね。
ドラゴンという敵がなぜ需要があるのかをきちんと分析して、チーム全体に届けていくことが大事だと考えています。
アカツキ福岡のQAチームで、こういった部分を担えているかというと、まだまだです。
しかし、ゆくゆくはこういった部分に対してもアカツキ福岡のQAチームが担っていけるようになっていきたいと考えていますし、「当たり前品質」を守り、「魅力的品質」を攻めと置くのであれば、守りと攻めの品質のどちらもを追求していけるチームを目指していきたいと考えています。
「突き抜けた“こだわり”から生まれる、当たり前ではない、期待を超えた品質を提供する 」をチームで実現していくために
以上、アカツキ福岡のQAが目指す方向性について書いていきました。
ここまで書いていて私が改めて痛感していることは、誰かひとりだけの力では決して実現できないということです。
QAチームとして、どういったチームがこだわりを生み、期待を超えた品質を提供していけるのか、議論を重ね、実現できるチームをまずはつくっていかなければならないと考えています。
次回記事では、アカツキ福岡のQAメンバーと「当たり前品質」「魅力的品質」について、それぞれが考えていることを対談した様子をお届けします。
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