【Interview #1】世界一のロボット研究が出来る環境を捨て、開発環境を自ら作る場所に飛び込んだエンジニアの話。

こんにちは。人事の徳永です。

A.L.I.Technologiesの強みの一つである、『人』にフォーカスを当ててA.L.I.Technologiesをより知ってもらいたい!という事で、『A.L.I.の人』をテーマに社員をインタビュー形式でご紹介していきます!

今まで社員が露出することが少なかったA.L.I.Technologies。
大手から新たな挑戦として入社したり、海外で活躍していたメンバーがいたり…興味深い経歴を持っている社員が沢山いるのです。

ロマンとリアルが共存するスタートアップで、どんな人が働いているのか・・・
様々な角度からご紹介していきます。


第一弾は・・・
ホバーバイクSpeeder®の開発で、制御ソフトウェアの開発を手掛ける髙木です。

数々のメディアにも取り上げられている空飛ぶバイクを作るチームの中心にいるエンジニアはどんな思いで開発に携わっているのか…本音に迫っていきます。

Interview #1 YUTAKA TAKAGI

―――プロフィール
髙木 優
東北大学工学部卒業、同大学院航空宇宙工学専攻修了。研究テーマはロボット技術を利用した脳外科手術シミュレータ用の力覚提示デバイスの開発。
2010年に本田技研工業株式会社に入社し、人型ロボットの動作生成や姿勢安定化のソフトウェア研究•開発に従事。新規ロボット検討プロジェクトリーダーを経験。
2018年12月にA.L.I.Technologies入社。ホバーバイクの制御ソフトウェア開発に従事。2019年4月よりSpeeder Technologies本部副本部長兼任。

心理学や脳科学にも興味があった学生時代

東北大学時代からロボットに関わってきていると思うのですが、ロボットに興味を持ったきっかけを教えて下さい。

高校生の時に心理学や脳科学にハマった時期があったんです。ただ、カウンセラーは違うなと…。
もともと理系科目が得意だったので大学は工学部に進みました。

学部の1年生の終わりに、最新のロボット研究では心理学や脳科学の知見を反映させて学習をさせていくというのを何かの記事で見たんです。まだAIが今みたいに流行っていなかった頃です。
高校生の時に興味をもった分野と自分の強みが繋がった気がしたんです。
心理学や脳科学の知見を活かして機械を賢くするのは面白いなと。
それがロボットをやりたいと思ったキッカケでした。

普通の機械好きとは違い、人への興味が強いタイプだったのですね。


そんな中で、大学院卒業後の進路選択の軸は何だったのですか?

ロボットの研究開発が出来る環境を求めていました。

もともと大学院修了後はPh.D.(Doctor of Philosophy)をとることを考えていました。ずっとメカ系の専攻だったのでAIについて学びたいと思って、大学院を変えようと思っていました。

ただ、当時お世話になっていた教授からの勧めで就活も並行していて、自分の最終目的はロボットの研究開発だったので、企業に就職した方が充実した環境で研究できると就活で感じ、就職することにしました。

新卒で世界一のロボットの開発環境のある会社へ入社

ロボットに関わることが出来る会社はいくつかある中で、なぜ本田技研に入社を決めたのですか?

ロボットの中でも、工業用ロボットではなく、一般人も使えるようなロボットに関わりたいと思っていました。
そんな中で本田技研は二足歩行のロボット開発で先をいっていて、世界一の開発環境があると感じました。
自動車のチームへの配属可能性もありましたが、チャレンジしたいと思い入社を決めました。

面接ではロボットのチームに配属になるように相当アピールしましたね(笑)


熱意が伝わって見事ロボットの開発に関わることになったのですね!

ありがたいことに、ロボットの開発チームに配属になっただけでなく、ソフトウェア開発のチームに入れました。もともと学生時代ソフトウェアを専攻していたわけではなかったので、熱意が伝わったのかなと思います。

配属になってからは、人型ロボットのロボットハンドを使った作業機能のソフトウェア開発に関わりました。覚えることだらけでしたが、周りのメンバーが優秀で、開発環境も充実していて、ロボットのクオリティも高くて、学ぶことだらけでした。

あとは、自分が関わったプロダクトがテレビにも出るし、デモンストレーションを見た子供たちの興味深々な表情も直接見ることが出来る。勉強にもなって作ったものが世の中にも出ていく…とてもやりがいがありました。

エアーモビリティへの想いに気づく

話を聞くだけでもうらやましい環境ですね!そんな充実した環境がある中で転職を決めたのはなぜだったのですか?

エアーモビリティを作りたいと思ったからです。

2011年3月11日の東日本大震災。私はもう就職していたので関東にいたのですが、大学時代に知り合った知人が多く被災しました。
現地にも行きましたが、一般車両は近寄ることもできない状況。テレビの映像で津波に飲み込まれる車や家屋、災害で生活に困っている人を見て愕然としました。

それと同時に、自分自身が学生時代に所属していた研究室で研究していたUAV(無人航空機)がもっと活用できれば、救えた人もいたかもしれないと、強い後悔の念に襲われました。

自分は、世の中の為に出来ることをやっていないと後悔する人間なんだとそこで初めて気づきました。

そこから、エアーモビリティを作りたいと思うようになりました。


東日本大震災がキッカケで自分の価値観を知ったのですね

もともと、自分はプロダクトの最終出口が気になる派なんです。
自分の好きなものが作れれば楽しいではなく、それが最終的にどう使われるか、どう人々の役に立つかが重要なんです

そこに納得できないと作りたくないと思ってしまうことも・・・
前職ではちょっと厄介な存在だったかもですね(笑)

長くより多くの人の役に立つプロダクトを作りたいというのはずっと軸としてあります。


髙木さんはA.L.I.Technologiesとどのようにして出会いましたか?

求人メディアのスカウトがキッカケでした。

前職では、基礎研究チームからプロダクトを世の中に出していこうというチームに異動となり、PLとしてプロダクトのターゲット分析、課題分析、コンセプト提案等の企画系の業務も行っていました。
在職中にはエアーモビリティの提案もしていましたが、大企業で一般の平社員がプロジェクトを立ち上げて開発するのは難しいと感じていました。

そんな時に何となく登録していた求人サイトでスカウトが届いたんです。
自分がやりたかった事に既に取り組んでいる企業があることを知り、ALIに興味を持ちました。


実際面接に進んで話を聞いてみて、いかがでしたか?

自分の考えの圧倒的先を見ている会社だと思いました。

面接では当時CEOだった小松さんと話をしたのですが、思った以上に先のことまで色々考えている人だと思いました。

私は自分自身でエアーモビリティ自体を作れる自信はありました。
ただどのようにビジネス化していくか等の戦略を立てることは難しいと思ってました。
ALIは、技術的にもビジネス的な観点でも優れた視点を持つ面々がいたので、エアーモビリティを作るだけでなく、世の中での活用を実現させることの出来る会社だと面接で実感しました。

転職を本格的に考えていたわけではなかったのですが、面接での話でチャレンジしたいという気持ちが固まりました。

入社してすぐに年間計画をつくる

誰もが知る大手からまだ形になっていない物を作るスタートアップへの転職。入社当時はGapが多かったのではないですか?

沢山ありましたね。

一番驚いたのは、入社したのが12月だったのですが、入社から1週間で翌年の年間計画や人員採用の要望を作成した事です。スタートアップっぽいなと感じました。
私は全体感を知って開発を進めたい人なので、素直に嬉しかったですね(笑)

あとは、当時は現在私が担当する制御ソフトウェアに精通したメンバーがいなかったので、入社した当日のオリエンテーションが終わってから「今困っているからすぐに来てほしい」と、スーツに革靴で開発現場に連れていかれ(笑)、色々と意見を求められました。

3月に行われた公開有人飛行実験まで時間も限られていたのですが、まだホバーバイクが浮くのを制御するソフトウェアは完璧な状況ではなかったので、フォローにも入らせてもらい飛行実験の成功にも貢献できたのではないかと思います。

※公開飛行実験後の様子


まさにスタートアップっぽいですね(笑) 開発環境ももちろん前職とは違いますよね?

これもまったく違いますね。

正直な話をすると、入社当初は大学のサークルみたいだなと感じました。作ってその場で操縦して、上手く飛ばなかったとしても検証のデータをとってないので、理由がわからない。マンパワーが足りなくてデータをとることが出来ていなかったのです。

今は、「試験装置作ろう」「プロペラのデータをとろう」といった感じで、データをとる仕組みが出来はじめました。
『シミュレータを作る→確認する→データをとる→比較する』。このような改良していくサイクルを回すことが出来るようになってきました。
開発手法をより良くしたり、チームを自分で作っていくことが出来るのはスタートアップならではの環境だと感じますね。

もともと人に対しての興味関心も強かったし全体感を把握したいタイプなので、組織論等に関する書籍は趣味で読んでいて、そこから得た知識を自分自身の成長の為だけでなく、チーム作りにも活かせたらいいなと考えています。


副本部長として髙木さんは、今後どんなチームを作っていきたいか等のビジョンはありますか?

大企業の開発プロセスと比較すると、まだまだ足りない部分があると感じています。
もっとかっちりモノづくりをしたり、将来の為の仕込みが出来るような仕組みを作りたいと思っています。
ホバーバイクのメーカーとして競争力をつけていく為には、先行して検討すべきことがまだまだあります。研究所を作れればいいですが、まずはALIのホバーバイクの強みを更に磨いていくようなチームが出来たらいいなと思っています。

Tech系スタートアップでは、大学の研究室発で代表者が研究者であるケースが多いと思うのですが、そうなるとビジネス視点が弱いと思うんです。
ALIはビジネスから先におりてきていて、ホバーバイクのようなプロダクトを作りながら黒字経営しているのはとても強みだと思います。
そこを活かしつつ、プロダクトの強みを磨いていくような側面も今後は作っていきたいですね。


ビジョンに向かって前進していく中で、今のチームの雰囲気はどうですか?

ホバーバイクを作るという目的に向かって団結していると思います。
まだ小規模なチームなので、メンバーが加わるたびにどんどん出来ることが増えてチームが良くなっています。

ただ、もっとチームワークを深めていきたいとは思いますね。
一人ひとりの役割が固定されているのではなく、それぞれが複数の役割を担いながら日々仕事をしてます。そうなると、どうしても連携漏れなどのミスコミュニケーションが発生してしまいます。
メンバーが増えていけば更に連携していく為のハードルが上がってくると思うので、個々のコミュニケーション力は高めていかなければいけないと思います。

4月から社内の組織変更があり、ホバーバイク開発チームが「Speeder Technologies本部」として事業部になり、本部長・副本部長という役職が初めて設置されました。
そこから、更に意思決定のスピードが速くなりメンバーも仕事が進めやすくなったと思うので、より個々のコミュニケーション力を高めチームをワークさせていくのも私の役割だと思っています。

スタートアップこそ技術者もコミュニケーション力が必須だと思います。

今まで出会ったことがないような役員陣との出会い

エンジニアとしてだけでなく、人としても学ぶことが多そうですね。

そうですね。
実は、ALIにジョインして一番ありがたいと思っているのは、優秀な役員陣と近い距離感で仕事が出来ることなんです。

会長の小松さんや社外取締役として来て頂いている三浦さんとは、最低でも週に1度はMTGの時間があるのですが、エンジニアとしても人としても学ぶことが多いです。

三浦さんは、もともとソニーでプレイステーションの開発責任者をやられていたので、研究開発段階の話だけでなく、量産を見据えた意見も頂けます。
あとは、開発現場への伝え方も理解しているし、人によって伝え方を変えたり、コミュニケーションの仕方も変えていて、そこまで考えてコミュニケーションとるのかと…、とにかく勉強になります。
よく考えると前職の研究所の社長と毎週MTGしているようなものですからね。

何か相談すると、次の日には必要な知識や技術を持っている会社の役員クラスの方とアポを取って繋いでくれたりするんですよ。すごいですよね。

それだけでもALIにジョインした価値があるなと感じています。


最後にどんな方にジョインしてほしいですか?

自分の専門分野に自信を持ちつつも、できる事の枠を固定をせず前向きになんにでもチャレンジする人ですね。

最近面接でお話すると、キャリアをガラっと変えようとする人が多いなと感じています。
今まで積み重ねてきたものや強みを捨ててしまうのはもったいない。積み重ねてきた強みからじわじわ出来ることを広げていった方が良いと思っているんです。
ALIはまだ小さい規模の組織だからこそ、入社する方には何かしらの部分で即戦力として活躍してほしいと思っていますが、そこだけにとらわれずに新しい分野にもチャレンジできる環境があります。

あとは、今後ALIが作り上げたいエアーモビリティのビジョンに共感できているかという点は絶対条件だと思います。目的からやるべきことをブレイクダウンしていける人でないと難しいと思うんです。

まだない物を作るという事はうまく行かないことの方が多い。新しい物を作るのは思っている以上に大変です。できない理由はすぐに思いついてしまう。
ただ、ビジョンを持っていると出来る方法を考えるようになるんです。

積み上げ型ではなく、目的の為にどうすべきか考えられる人でないと新しい物は作れないと思うので、ビジョンに共感している方と一緒に働きたいですね。

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