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【CPOインタビュー】AlpacaJapanが目指す”投資を日常に”その本当の意味とは

こんにちは、AlpacaJapan採用担当の山根です。

AlpacaJapanが運営するアルパカ証券は「投資を日常に」をサービススローガンに、AIによる既存の金融システムのアップデートを進めている会社です。

今回はCPOの北山にインタビューを実施。AIを社会実装するという戦略を掲げる背景や、そのための具体的なアクション、そして目指す未来について語っていただきました。

(プロフィール)
AlpacaJapan CPO / Head of R&D 北山 朝也
慶應義塾大学・慶應義塾大学大学院卒。

10年間ソニーに在籍し、PlayStationのゲーム開発支援チームのマネージャーとして、ゲームタイトル開発者とPlayStationの本体開発チームの橋渡しを行う。
2015年よりAlpacaJapanに参画し、Head of R&Dとして金融機関との様々な研究開発プロジェクトを企画・実施、金融 × AIでビジネスをつくることにもがく。2019年よりCPOとして、Alapcaの作る全プロダクトの統括を担当。
2008年度IPA未踏スーパークリエイター。

5年後10年後の未来のために

ーー本日はよろしくお願いします!AlpacaJapanは、投資分野へのAIの社会実装に本気で取り組んでいます。このミッションに挑む背景を教えてください。

まずはじめに、投資領域におけるAIは特殊な領域であることをお伝えさせてください。

AIはパターンを見つける仕組みであり、過去の膨大なデータを照らし合わせることで、最適なものを選ぶ仕組みです。すでに様々な領域において、AIの能力は人間を超えています。例えば画像認識は、ほぼ間違うことがありません。

一方で投資は、不確定な領域です。精度は50~60%ほどしかありません。正確な予測を出したとしても、その後のニュースで変動することは大いにあり得るため、どれだけ精度が上がったとしても100%はありえません。80%すらも難しい領域です。海外のヘッジファンドではAIを使って利益を上げようとしている会社もあります。その会社は1週間単位でAIのシステムを作っては捨てを繰り返しているようです。それくらい難しい問題です。

このような難しさがあるゆえに、日本ではだれも真剣にチャレンジしてこなかった分野になります。証券会社としても思い切った舵を切ってAI開発に投資できなかったのです。

スタートアップの強みは、リスクをとれることだと思います。完璧なAIを作れるとは思っていませんし、直近1年単位では精度が上がらないかもしれません。しかし、完全に諦めるほど恩恵がない分野でもありません。5年後10年後、この領域にコミットし続けるか否かで未来は変わってくると思います。

――難しい領域にチャレンジするのはリスクが高いのではありませんか?

アメリカにパランティアという衛星画像認識の会社があります。国防省もこのAIを活用しており、過去にはアルカイダの指導者ビンラディンの場所を洗い出したことでも話題になりました。


今や、企業価値200億ドルと言われる大企業ですが、はじめは赤字でした。コミットし続けたことで、突き抜けたのです。投資のAIが最終的にどこまでいけるかは分かりません。しかしコミットしないことによる10年後の社会的損失を考えると、チャレンジすべき領域であると確信しています。投資の領域において、AIを社会実装していくことが僕たちの目標です。

ーー「AIを社会実装する」という言葉、AlpacaJapanの熱意が伝わってきます。北山さんから見て、現在AIはどれだけ社会に浸透しているのでしょうか。

実は皆気づいていないだけで、AIの恩恵は受けているんです。たとえばiOSのカメラ機能。昔はカメラレンズでズーム調整をしていました。最新のiPhoneは3つのカメラがついていますよね。あれは3つの画像を組み合わせて、理想の写真をAIが提供しているんです。ほかにも音声認識や翻訳システムなど、世の中には数多くのAIに溢れています。GoogleやAppleは、一個人にとんでもないAIを提供しています。皆恩恵を受けているけれど、気づいていないだけなんです。

僕は気づいていないこと、つまりそれほど生活に溶け込んでいることが重要だと思います。投資でも、なぜかよくわからないけれど、勝率が10%上がっていたというような状態を作り出したいんです。そうすれば、もっと投資が日常的に楽しめるものになり、経済も回っていくと考えています。

AIとオルタナティブデータの分析で、投資を楽しく

――アルパカ証券が活用しているアルパカロボはどのようなデータを分析しているのでしょうか?

投資には大きく4つの分析事項があります。

1つ目はテクニカル分析
チャートの形を見て分析するものです。移動平均線などもテクニカル分析に入ります。
2つ目はファンダメンタル分析。企業の決算資料をもとに分析します。
3つ目は、ビジネスモデル分析。ほとんどのファンドマネージャーが使用する分析です。例えば、最近は半導体の不足が深刻な状況です。しかし国内に海外の会社が進出することに。これで半導体不足が解消するのであれば、エレクトリクス業界の株価は下がる。そんな分析方法です。
4つ目はオルタナティブデータ分析です。クレジットカードの売買履歴や位置情報、アクセスログなど従来投資に使ってこなかったデータです。

テクニカル分析やファンダメンタル分析のツールはあらゆる証券会社が提供しています。AlpacaJapanはテクニカルのAIを高めるとともに、従来使われていなかったオルタナティブデータを分析することで、差別化を図っています。

オルタナティブデータはAIではありません。しかし最近はオルタナティブデータ推進協議会が立ち上がり、投資に生かす動きが強まっています。私自身も人材育成委員会を務めています。まだどう活用できるかは分かりませんが、真剣に考え始めている部分ですね。

ーー一般の方にとって、アルパカ証券を活用する魅力はなんですか?

AlpacaJapanが最先端の情報提供をして、連携しているIFA(資産アドバイザー)2社がアドバイス、そしてユーザーが楽しめるという、三位一体の事業展開にあると考えています。

アルパカ証券の画面では、テクニカル分析やファンダメンタル分析、株主優待の情報など、どこの証券会社も提供している情報のほかに、「AI予報」を確認できます。おすすめの証券を10社紹介。大型株・中型株・小型株、それぞれどんな証券がおすすめか、なぜ選ばれたのか、注目すべきポイントを教えてくれます。投資初心者でも楽しめるようになっています。

投資初心者には、まずは触ってみてほしいんです。日常の延長線上で投資をしてみる。たとえすぐには勝てなくても、学ぶことがたくさんあります。楽しめるだけの環境が、アルパカ証券には整っています。

次なる世代のために、投資を日常に

ーーAlpacaJapanが目指す「投資を日常に」を達成した社会は、どのような未来が待ち受けているのでしょうか。

現在、日本は1900兆円の預金があります。このうち500兆円ほどが、預金から証券へ変わる世界。それが目指す未来です。

大きな目標に見えるかもしれませんが、日本は他国と比べても非常に預金額が高い国です。これが日本の経済が伸びていない理由の一つです。投資を躊躇している方も多いかもしれませんが、考えてみてください。米株は1年で13%上がっています。もし500兆円投資すれば、我々はどのくらいの価値を得ることができるのか。逆に我々は、投資しないことでどれだけの損失を受けているのか。預金を持ちつづけることは、国家的な損失にほかなりません。2~30年後、我々の子孫が受ける損失をなくすためにも、「投資を日常に」することは不可欠だと思いますね。将来の経済の発展に大きく貢献できると考えています。

ーー最後に、ここまで読んでくださった方へのメッセージをお願いします。

テックに真剣に取り組んでいる金融プラットフォームは多くありません。日本では内製している証券会社もありません。

テックに投資をし続けられるのは、テックの経営者がいないと不可能です。可能性が分からなければ、投資額を下げてしまうからです。一方でAlpacaJapanは、スタートアップだからこそテックに注力できます。本気でテックに取り組んでいきたい人にはこの上ない環境です。ぜひ一度、私たちとお話しませんか?お会いできるのを楽しみにしております。

ーーありがとうございました!

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