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【社員紹介 #10】50代で初めて飛び込んだスタートアップ、それでも自分を活かせる幸せ

アカウントマネージャー 有田勉

自由とランダムの違いを弁える文化

私はオルターブースでバックオフィスの経理と総務を担当する唯一の社員で、最年長です。社員には息子と変わらないくらいの歳の人もいます。

ここ入社した当初はあまりの自由さに戸惑いました。みんな出勤時間がバラバラ、三々五々と会社にやってきて仕事を始め、早退遅刻もなければ朝礼もない。何よりも社長と社員との間にヒエラルキーの壁がないですね。昭和、平成を通じて私が勤めてきた年功序列を旨とする日本企業とは全く違う文化が流れていて、驚きでした。

ただ、自由とランダムの違いが弁えられています。与えられたミッションを自らの責任で期日までに仕上げることを大前提とし、それが担保されて初めて働き方の自由が認められています。「自由には責任が伴う」という明快なルールが共有されています。プロとして仕事で責任を果たしていくわけですが、「やらされ感」で仕事しているメンバーはいません。指示を待つのではなく、自ら仕事を作り、学び、楽しむ人がオルターブースに集まっているように思います。そのような彼らが最高のパフォーマンスを発揮できる環境をガバナンス視点から整備していくのが私の仕事です。

勤め先が合併で消滅!「これで終わるのは面白くない」

大学は法学部を出て、その後30年あまり経理と総務畑を歩んできました。社会に出たのが80年代中期、その時期はプラザ合意による円高で取引先の海外進出が加速し、バブル経済が発生しているにも関わらず会社は大幅な収益減に見舞われていました。そして90年代のバブル崩壊。生き残るのに必死で、自分がやれそうなことをとにかく何でも手を突っ込んで勉強しました。最初は営業、それから経理、更に総務もこなすようになります。

電卓叩いて帳面をつけるだけの経理屋にはなりたくなく、自分が関わる領域からもっと深い価値を掘り起こすような仕事を心がけました。経理であれば財務諸表の作成だけでなく、それを分析し、銀行の担当者と交渉して融資を引き出す。総務であれば給与計算や社保手続きなど一通り触ってみる。公認会計士、税理士、弁護士、行政機関関係者といった専門家との調整役も買って出て、事前に会計、法律、税金に関する知識と論点を押さえた上で彼らとの議論に臨みました。頭のいい先生たちに臆することなく、議論すべきことを対等に議論するには、こちらがまず彼らの共通言語を勉強すべきだと考えました。そうして会社運営に関わるあらゆるバックオフィス業務をほぼ一人で回せるようになりましたね。この歳になってもITスタートアップという異業界で挑戦の機会を頂けたのも、タコツボにならずに潰しの利くスキルを身に付けたおかげです。

前職で勤めていた会社が吸収合併され消滅した際、「これで終わるのは面白くない」と、不完全燃焼の気持ちを抱えていたところに、友人から小島さんを紹介して貰いました。オルターブースの目指す理想は挑戦心を掻き立てる魅力がありました。ぜひ一緒に成し遂げていければと思い、入社を決めました。

小島社長は社員を守ってくれる経営者

小島さんはプレッシャーを一番まともに受ける最前線に立っている経営者です。社長椅子でふんぞり返って指示だけ飛ばすような方ではなく、社員たちは守られている安心感の中で仕事ができています。自身に厳しく学びに貪欲、高みを目指して自分を追い込んでいくタイプです。だからといって悲壮感に陥るわけではなく、常にポジティブで底抜けに明るい。みんながその夢についていきたい気持ちにさせてくれます。小島さんと彼が集めたエンジニアたちの仕事に向かう姿勢は尊敬に値するもので、年齢に関係なく私も見習っていきたい。

小島さんから降ってくる課題は常に変化球です。スタートアップで縁の下を務めるのはなかなか大変ですが、新しい課題のクリアに向けて新しいことを学び、仕事に生かしていく日々は楽しいの一言に尽きます。自ら学び取っていくのが楽しい人、常に新しい技術を探求するのが好きな人であれば、オルターブースでは手応えのある挑戦が望めるはずです。今までのキャリアに自信があって、さらに上積みをしていきたい貪欲な探究心をお持ちの方にぜひ来て頂きたいですね。

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