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VPoE×EMが語るアンドパッドの未来 ー大切にしたい3つの文化ー

Photo by Annie Spratt on Unsplash

この記事は、ANDPAD Tech Blogに投稿した内容を転記しています。


こんにちは!アンドパッドの中野(@nakano_1027)です。

株式会社アンドパッドは、「幸せを築く人を、幸せに。」をミッションに、クラウド型建設プロジェクト管理サービス「ANDPAD」を提供しています。
アンドパッドの開発チームについて、知っていただくためVPoE下司とエンジニアマネージャー早田の対談インタビューを実施しそれぞれの立場からみたアンドパッドの課題とそのために何が必要なのかについて語ってもらいました。


執行役員 VP of Engineering 開発部 下司宜治
新卒でヤフーに入社。2、3度の転職を経た後、VOYAGE GROUPやサイバーエージェントにも所属。エンジニアとしての方向性をB向け領域に定める。曽祖父や姉、義理の兄が建築関係の職に就いていたこともあり、アンドパッドにジョイン。VPoEに就任し、現在に至る。



開発部 テックリード兼エンジニアリングマネージャー 早田大輔
会計システムや物流システムの開発を経験後、ゲーム会社へ入社。分析基盤開発・業務の自動化、インフラ、サーバーAPI、クライアント開発など幅広く経験。2020年株式会社アンドパッドへ入社。テックリード兼エンジニアリングマネージャーとして、技術領域で組織をリードしながらも開発組織の文化づくりなど幅広く担当。


何が課題なのかをしっかり見極め、チームで解決する

―開発部の近況を教えてください!
下司:今、アンドパッドは順調に事業を伸ばしてきています。エンジニアも1年前から比べると約3倍に増員したりとやれることが増えてきましたね。契約社数2,000社、利用社数50,000社を超え、建築業界をDX化させるための中心的存在となってきたと思っています。そんな中で多くの会社様に利用していただいているからこそ、建築業界のさらなる課題が見えてきました。
ユーザー様から、「この業務をANDPADで行いたい!」「一緒に共同研究しませんか?」などの声をいただくことも多く、進めていきたいプロジェクトが無数にある状況です。


―それは嬉しい悩みですね。その要望にはどのように対応する予定ですか?
下司:開発リソースは残念ながら無限ではないので(笑)優先順位をつけて、ご期待に応えていくしかないんですよね。アンドパッドの開発チームには、チーム開発に強みを持っているメンバーが多いんです。一方で、新規事業やプロジェクトを推進できるメンバーが少ないなと思っています。カリスマ的に一人で突破していくようなメンバーを、これから採用・教育していこうと考えています。

早田:突破力を持って組織を引っ張っていく人は必要ですよね。ただ、チームで開発をしていくこともアンドパッドの魅力の1つだと思っています。大切なのは”組織”を伸ばしていくことだと思っていて。全員が自分の強い意見と突破力を持っているがゆえにチームとしてのバランスが崩れ、サービスの成長が止まってしまうということはありえないですよね。理想は、全員が突破力を持ちつつも、お互いの意見を尊重しつつぶつけながら、サービスをよくしていくことかなと考えています。


―ANDPADがプロダクトとしてもっと成長するために、どういう力が必要でしょうか?
下司:今アンドパッドに足りないのは0から1を生み出す力だと考えています。とりあえず作ってみて、世に出した後に反応をみて改善していく。そんなメンバーがいれば、もっとアンドパッドは組織としてもサービスとしてももっと大きな可能性に挑戦できると思います。
仮の話になりますが、0から1の創出が得意な人がいたとします。その人に、1から10、10から100までのすべてを一人で任せるのは現実的ではありません。そんな人めったにいないですよね。(笑)サービスを作った後にグロースさせたり、改善を試みるのは他の人と組んでやっていけばいいと思っています。それぞれのフェーズが得意な人がいることによって、サービスが伸びるスピードも格段に上がります。

―確かに、チームで高めあえれば相乗効果で新しい価値も生み出せるかもしれないですね。

―組織を育てていく上で、これから取り組もうしていることはありますか?
早田:なんというか……これって答えがない部分じゃないですか。そう言う意味ではすごく難しいと感じています。アンドパッドはベンチャーとはいえ、数百人規模の会社です。0から1のフェーズにおいて、個人やチームがどこまで権限を持ってできるのか、逆にどんなことは会社全体の合意がいるのか。そういうことも、採用を進めていく上でもしっかり整備していきたいと思っています。
エンジニアリングマネージャーとして現場から話を聞くうちに課題として浮かび上がってきたのが、「課題を見つけにくい」ということかなと思っています。業界の複雑な業務フローや課題が数多くあり、何を解決しなくてはいけないのか優先順位を的確につけて課題を設定していくことはかなり大事なポイントです。交通整理は自分の大事なミッションかなと思いますね。
プロジェクトを進めるとき、やはりどのようなものをゴールとして目指すべきか一番わかっているのは発案者かなぁ……と僕は思っています。解像度が上がっていない状態で、プロジェクトに携わる他の人がゴールや課題を見つけていくのは難しいですよね。発案者とともに新しいことにチャレンジするときは、チームで取り組む協力体制を整えたり、多くの人の考えたことや情報をうまくまとめていく必要性があります。


チームとしてどう技術に向き合っていけばいいのか

―アンドパッドの技術力の底上げのために今取り組んでいることや工夫していることはありますか?
下司:技術者としてエンジニアのスキルを磨いていく中で、日々の技術研鑽を習慣化できるような仕組み作りをしています。その中で、大切にしていることは、開発や案件の「背景」や「目的」をしっかりと伝えることです。
僕はゴールにたどり着く方法を統一するつもりはありません。ゴールに辿り着く方法は色々ありますし、山の上り方は1つじゃないのと同じで、いろいろな登り方を知っておいてねとよく伝えています。例えば、技術選定をする際には、どういった経緯で設定したのか? 何故選んだのか? みたいなところまでしっかり伝えたり。

早田:実際、アンドパッドは自由度の高い会社だと思います。だからこそ自分たちで考えることの重要性は各々が理解しています。特に、デファクトスタンダードじゃないものを選ぶ際に、何故デファクトスタンダードではダメなのかまで説明できるようにしています。全員が納得感持って動き出せるように、選んだ理由よりも選ばなかった理由を明確化させておくことが重要ですね。


―背景や理由を透明度高く伝えることにより、何かあったときにリカバリもしやすいし次の一手を考えやすくなりますね。
下司:技術研鑽の習慣をどんどん作っていくために、大切にするべき文化が3つあると思っています。
まず、継続的なアウトプットの文化。学んだことや考えたことをアウトプットして共有する習慣をつけるため、10分勉強会やテックブログを更新という施策を取り入れました。もう一つが、改善の文化ですね。そのために、ペアプロやモブプロといった手法を取り入れて、今まで自分たちがやってきたところをどんどん改善していこうとしています。KPTも随時皆がみえるところで共有して知見を蓄積してしています。最後が、攻めの文化です。どんどん新しいものを取り入れ、いいものを作っていこうと思っています。
先ほどの技術選定の話に戻りますが、なぜその技術を選定したのか、選定しなければならなかったのか、他では駄目だったのかというところを、攻める際にはしっかり明らかしていくことを更に当たり前したいと思いますね。

                  共有されているKPTの一例

―技術研鑽のテーマの中で、課題はありますか?
早田:改善の文化というお話しがありましたが、現状、プロジェクトごとにエンジニアの意見が固まりやすいなと感じるときがあります。今後、会社全体として行った施策や開発の振り返りが行える機会があればいいなと思っているんですが、下司さんどうでしょうか?
今も、全体的なコードの改善の勉強会はあったりするんですが、優秀なエンジニアやこれからというエンジニアもいる中で、振り返りを共有して全体のレベルを上げていけるような施策があればいいなと思いますね。


下司:そうですね~全体で振り返る機会は全体の技術研鑽のために必要ですね。一方、大人数の前で一人ずつ発表を行い、一つの発表に対して意見が深まらないような薄い会になってしまってはもったいないなとも思います。少人数での勉強会を頻繁に行い、その結果を共有し合うという方が良い振り返りになるんじゃないかな?普段、プロジェクト単位でいろいろ振り返りとかしてもらっていますが、職能単位やランダムピックアップで勉強会のグループを組み、「最近こういうことをしていたよ」「こういうことを新しく勉強したよ」とシェアしあえる会を企画しても面白いかもしれないですね!
早田:確かに、その勉強会や振り返り会が何を目的としてやるか、前提をしっかり伝えないと発散した会議になってしまいますよね。全社横断プロジェクトとかがあれば、いい話のネタになったりはする思いますね。そしてその内容をTech Blogに執筆する流れが作れれば、アウトプットの習慣作りにもつながりそうですね。


アンドパッドで一番、もしくは日本で一番になってほしい。

―VPoEである下司さんからの視点で、エンジニアの皆さんに求めることを教えてください。
下司:経営という視点から言うと、6valueが大きく求めるところかなぁと思います。その中で「Professional」だけは、個人によって価値観の違いなどがあると思っているので、「Professional」だけは細分化しています。それが、4つのスタンスと5つのスキルです。
「主体性・考え抜く力・信じる力・自責性」の4つのスタンス、「課題設定・専門性・解決への執念・周りを巻き込む発信力・チームの成長への貢献」が5つのスキルです。


この中で特にエンジニアに大切にしてほしいと感じているものが専門性です。何かの領域でアンドパッドで一番、もしくは日本で一番になってほしいと思っています。どんな領域でも構わないので何かを極め、技術を磨き、それがアンドパッドの成長にも結びついていくという道筋を描ければ最高ですよね。
早田さんから僕への要望はあります?(笑)

早田:僕が考える経営陣の役割は、バリューとかミッションの旗振り役だと思っています。さっき下司さんが伝えてくれたように、ミッションやバリューは抽象度高くなってしまいがちなんですよね。私自身がエンジニアリングマネージャーという立ち位置で、評価の面談とかに入らせてもらうことがあります。その時にも感じることですが、会社として「このバリューはこういうことだよ」というのが、もっと見えてくるとさらに現場に浸透していくと感じています。
例えば「ミッションドリブン」に考える、という言葉は抽象的で、実際には難しいことが多いです。「ユーザーの幸せ」とは何をもって幸せとするのか、というのも感じ方や捉え方は人それぞれです。世の中にたくさん幸せの形がある中で、会社としてどういう幸せを描いているのかをしっかり伝えて行って欲しいですね!

―幸せという言葉の使い方、難しいと感じるときも多いです。どう捉えて考えればいいでしょうか?
下司:「ユーザーの幸せ」という言葉には、それぞれが”幸せ”という概念への解像度を高め、顧客の目線で考えて欲しい、という意図があります。ユーザーの幸せとは何なのか、という議論をメンバー間で生まれてくると良いですよね。
社内で大切にしている「Love ANDPAD」という概念も、自分の開発しているものを愛して一番だと考えてほしい、という思いが根底にあります。アンドパッドの中でいくつものプロダクトはあるので、まずは自分の携わるものを誇ること。そしてアンドパッドの世界を信じて、愛して欲しいですね。


―アンドパッドの開発部としての、今後こだわっていきたいテーマはありますか?
下司:やはり技術を主体として考えていきたいです。時間とリソースを割いてやろうと思えばなんでもできてしまいますが、アンドパッドはやっぱり技術の会社なんですよ。だからこそ、技術を主体として様々な課題を解決していきたいと考えています。

早田:そうですね。技術で勝負していくためにも、ベストな選択肢を探すための学びは増やしていきたいです。日頃からインプットの習慣ができていると、より良いもの、より良い選択ができるようになります。それは経営的にも、現場としても良いことだと思います!


―最後に、どんな人にアンドパッドのメンバーとして加わってほしいのか教えてください!
早田:自分の意見・やりたい何かを持って、それを何か達成するために動ける人だったり、自分自身のゴールと会社のゴールを結びつけて考え、会社と個人の利害関係を持ってしっかり両者で伸びていこうと考えられる人、そんな方がアンドパッドに加わってほしいと思いますね。

下司:今のアンドパッドと同じようなフェーズは、二度と訪れないです。毎日毎月違うことで悩み、それを解決して、また違うことで悩む。考えるための体力がかなり必要になりますが(笑)会社が2倍3倍に伸びている中で、自分自身が変化に耐えて、変化に柔軟に対応して、どんどん成長していかないと置いていかれる、という危機意識が個人の成長や会社の成長を支えてるんじゃないかなと思います。
変化を味方につけて成長してきた人や、会社の成長速度を超えるくらいのペースで成長していきたいと考えている人と、一緒にアンドパッドを伸ばしていきたいですね。

アンドパッドの開発組織は、1年で約3倍の組織になりました。
1年前には挑戦できなかった課題に取り組み、さらに深い業界課題の壁にぶつかり日々成長をしています。開発組織が気になる方、プロダクト開発が気になる方、どちらも大歓迎です!お気軽にエントリーください!

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