“インターネットが好き”――その想いが原点だった。
好きなことを追いかけ、直感を信じて挑戦を重ねた10年間。
いま、“10ヶ年計画”を道しるべに次のステージへ。
ANIMA GROUP 高浪悟が語る、「直感と計画」で切り拓くキャリアの道。
ANIMA GROUP 新規事業責任者 高浪 悟
電気通信大学を卒業後、KLab株式会社にて、スマートフォン向けゲーム『ラブライブ!』の運用開発に携わる。
その後、株式会社メルカリの子会社であるソウゾウへ転職。バーコード出品アプリ『カウル』のバックエンド開発を担当後、メルペイの立ち上げに参画し、テックリードとしてシステム開発を主導、サービスリリースを経験する。 2020年に株式会社Spectraへ参画し、『Freax!』やDX事業に従事した後、M&AにてANIMA GROUPに入社。主力事業エンジニアマネージャーを経験後、現在は新規事業責任者を担当。
目次
■”自分で書いたコードで誰かが喜んでくれる”―インターネットの世界に魅了された学生時代
■「直感」を信じた挑戦とエンジニアとしてのキャリア形成
■エンジニアリングマネージャーとしての「組織づくり」― “所有感”を得るために選んだ道
■0から1を生み出す難しさ、視座が上がる感覚
■”自分で書いたコードで誰かが喜んでくれる”―インターネットの世界に魅了された学生時代
―本日はよろしくお願い致します!まずは簡単に自己紹介をお願いします!
よろしくお願いします!高浪悟と申します。ANIMA GROUPに入社して3年半ほどで、入社当時はエンジニアリングマネージャーを担当してました。今年からは、ANIMA GROUP初の社内異動という形をとって、新規事業に取り組んでいます。
高校は、福岡の田舎の方にある進学校で、地域では「そこに入れば安泰」と言われるような学校でした。当時は将来についてあまり考えておらず、勉強は得意だったので、自然とそこを目指して進学した普通の学生でしたね。
一方で、当時にしては珍しいと思いますが、小学5年生くらいから家にパソコンがあったんです。閉鎖的な田舎での生活の中で、インターネットを通して勉強方法を調べたり、作曲して『MySpace』にあげて、海外の方とコミュニケーションをとったりと、インターネットの世界に夢中で笑 次第に、上京したいという気持ちが強くなっていきました。
―上京後、大学時代の学びや経験の中で、エンジニアとしての道を意識し始めたきっかけは何だったのでしょうか?
将来はパソコンやインターネットに関わる仕事がしたいと思っていたので、情報系に強く、1年生からプログラミングを学べる電気通信大学に進学しました。特に、PHPの授業が大きな転機であったと感じています。それまでに学んだ他のプログラミング言語と比較して、手軽に書けて慣れ親しんだブラウザ上で動く楽しさに惹かれたんですよね。
当時は『SoundCloud』が流行っていて、私も音楽に夢中でサークル活動やクラブでのDJ、DTMでの作曲に打ち込んでました。その延長でサービスのAPIを使ってアプリを作ったところ、周りの人たちが実際に使ってくれたんです。
“自分の書いたコードで人が喜んでくれる”という感覚が初めて得られた原体験で、
そこから、インターネットでの出会いを通じてインターンを紹介してもらい、KLabというゲームアプリの会社でエンジニアとして働き始めました。
■「直感」を信じた挑戦とエンジニアとしてのキャリア形成
―新卒では、インターンとして働いていた株式会社KLabに入社したそうですが、実際に正社員として働いてみてどうでしたか?
1年目は運用作業から入るのですが、当時から「いかに自分の仕事を楽にするか」はすごく考えていたと思います。いつも実行するコマンドや業務手順書を自動で生成する仕組みを作ったりしていて。
2年目からは自社エンジンでゲームのプレイ部分を開発していたんですが、専門性が高かったので、もっと汎用的な技術や幅広い経験を積みたいと考えるようになったんです。
そんな中、先輩の誘いでメルカリのオフィスを見学するタイミングがあり、元同僚が生き生きと働いている姿を見て、自分もこの環境で挑戦したいと思い転職に至りました。
メルカリでは、当時興味を持っていたGOという言語を扱っていたこともあり、子会社のソウゾウに配属になりました。『カウル』という本やDVDの出品に特化したアプリのバックエンド開発をしていたんですが、入社後1年経つ前くらいのタイミングで、決済事業『メルペイ』を立ち上げるという話が出てきて、「1から何かを作ってみたい」と思い公募に参加しました。
―当時から「何かを作ること」に対して興味があったのですね。その後もキャリアの中で様々な挑戦をされていますが、どのような経緯を経て現在に至ったのでしょうか?
そうですね。マイクロサービスという形で、小さなチームに分かれて小さなシステムを作り、それらを連携させていく体制だったので、『メルペイ』立ち上げ当初からすでに全体で100人ほどの規模でした。私はそのうちの1チームでテックリードを務め、チームメンバーと協力しながらシステム開発を進めていました。
メルペイがリリースされ、異動してから3年ほど経ったタイミングで、別の部署でのチャレンジか、マネージャー職を目指すかなど、今後のキャリアを考えることが増えたんです。そんなとき、メルペイ開発時にヘルプで関わってくださっていた方から「スタートアップを立ち上げるから一緒にやらないか」と声をかけていただいて。ちょうど新しい挑戦をしたいと思っていたこともあり、「行きます!」と即答しましたね笑
入社した株式会社Spectraでは自身が好きだった音楽領域の事業立ち上げに参画できたものの、入社直後コロナがきてしまったことで事業の見直しを迫られたので、そこから大手やベンチャーのDX事業+新規事業という体制になり、自分はDX事業側を担当していました。その後、縁あってANIMA GROUPにM&Aされるという話になり、ゲームトレードのマネージャーに挑戦させていただくことになります。
■エンジニアリングマネージャーとしての「組織づくり」― “所有感”を得るために選んだ道
―ANIMA GROUP入社後はエンジニアリングマネージャーを務められていたそうですが、マネジメントを経験する中で、どのような学びがありましたか?
入社当初はプレイヤーだった頃とのギャップが大きかったですね。これまでの知識や経験を活かして改善できることも多くありましたが、組織づくりや人材育成はまったくの未経験だったので苦労しました。とはいえ、試行錯誤を重ねるうちに、マネージャーとしての自分のスタイルが少しずつ確立され、以前よりも落ち着いて取り組めるようになったと感じています。
その一方で、組織を動かす立場になったからこそ感じる葛藤もありました。
マネージャーとして採用や組織づくりに関わる中で、事業内容を考慮した意思決定をしたり、プロダクトの意図を踏まえたチーム設計を行ったりと、「組織は事業ありきである」と強く感じたんです。
次第に、「このプロダクトは自分のものではない」という「所有感」の無さや、もどかしさを覚えるようになりました。そこから、自分自身で事業を生み出し、育てていく経験こそが、組織を本当の意味でスケールさせることにつながるのではないかと思うようになり、新規事業への挑戦を意識し始めました。
―ANIMA GROUP入社後2年程エンジニアリングマネージャーとして働かれていたと思いますが、そこから社内異動に踏み切ったきっかけは何かありますか?
ANIMA GROUPの合宿で作成した「10ヶ年計画」で価値観が変わったと思っています。10年後の理想から逆算して、毎年何をするのか、仕事の計画とプライベートの計画を同時に立てていくものなんですが、作成した時に衝撃が走ったというか。
それまでは、成長意欲をもとに、自分の直感を信じて新しい挑戦をしてきてました。10ヶ年計画を作成したことによって、「理想を達成するためには何をしなければいけないのか」が明確になり、「今」経験できること、挑戦できることに積極的になったように思います。
また、実は1年程前から、新規事業がやりたいというお話を額賀さん(代表)としていて、エンジニアリングマネージャーを務めながら、事業の壁打ちをしてもらっていたんですね。改めて人生設計を考え、そろそろライフステージが変わるかもしれない、というお話をした時に、本格的に新規事業に取り組むことを提案していただき、異動することになりました。移行期間を設けていただいたおかげで、スムーズに業務を引き継ぐことができましたし、家族も社内の皆さんも前向きに応援してくれて、とても心強かったです。
■0から1を生み出す難しさ、視座が上がる感覚
―実際に新規事業責任者として働き始めてから、何か心境に変化はありましたか?
「エンジニア」という役割も、もともとは誰かが生み出したものだと気づき、0から1を創り出すことの難しさを実感しています。自分が動かなければ何も進まない一方で、得意なソフトウェア開発を進めても、それだけでは誰の課題も解決できないということにも気づかされました。改めて、起業家や0から1を生み出してきた方々のすごさを実感しています。
初の社内異動による挑戦ということもあり、期待していただいている分プレッシャーも感じますが、これは自分が望んで選んだ道なので、淡々とやるべきことに向き合いながら、一つひとつ積み上げていこうと思っています。自分で選んだ道だからこそ、「所有感」ややりがいを感じられています!
―今までのエンジニアとしてのキャリアとは、かなり異なる経験をされているんですね。
そうですね。新しいことの連続なので、自分の視座が上がっていく感覚を強く感じています。まだ異動してから半年程ですが、それでもかなり感じるので、これからもっともっと上げていきたいと思います。また、課題解決のために必要な技術を素早く学びプロダクトに落とし込んでいく中で、技術が分かるというアドバンテージは実感でき、改めて自分の技術力に自信が持てましたね。
ただ、エンジニアリングと経営は距離があるとも感じ、マーケティングやセールスの修得は猛烈に必要性を感じています。こういった今まで自分がやったことのないことにも向き合わないといけないですし、何よりも自分の弱さに向き合わないといけないと強く感じますね。新規事業に取り組んでみて、これまで見えていなかった世界が一気に広がり、自分自身の視座も大きく変わったと思います。
社内初の異動という形で挑戦させてもらいましたが、この経験を通じて得た成長実感は本当に大きいです。だからこそ、同じように一歩踏み出して挑戦する仲間が、もっと増えていってほしいと思っています。
―ありがとうございました!