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Move. 人の心を動かすデザインを目指して。デザイン責任者としてアオイゼミ全体を支える。

株式会社葵に入る前

高校時代は美術部でした。ちっちゃい時から絵を書くのが好きで。   高校生の頃に志望してた東京の大学では、学生がキャンパス情報誌を発行してたんです。学生が発行する情報誌とはいえ、全国の大きな書店でも500円で売られていたほどのクオリティーでした。それを買って読んで、感銘を受けて「この大学に入ってこの情報誌を作りたい」って。でも受験に失敗しちゃって、愛知県の別の大学に入ったのですが、そこには情報誌を作るサークルが無かったんです。だから大学2年のときに自分で出版サークルを立ち上げました。 立ち上げのとき、昨年落ちた大学の例の情報誌サークルに電話をして、アポをとって「情報誌のつくりかた」を教えてもらいに東京まで行きました。その、立ち上げたサークルで、キャンパス情報や大学周辺のタウン情報を掲載するフリーペーパーを1から自分たちで作りました。地域のお店に広告を出してもらって、年1回の発行でしたが約3000部発行してました。   創刊した雑誌では、デザイナー兼編集長でした。雑誌の名前は「ムービングプレス」。Moveは「人の心を動かす」という意味。人の心を動かしたかったんです。   自分が受験生のときに、志望大学の情報誌を読んですごくモチベーションが上がったことを強烈に覚えていて。だから、「読んだ人にやる気を与えたい、元気になってもらいたい」と思っていました。それと同時に、もともと絵を書くのが好きだったので「雑誌のデザインをやりたい」という思いもありました。   大学4年で就職活動をあまりしてなかったので、卒業後ちょっと就職浪人して、デザイン会社の就職試験をうけました。「名古屋支店ではダメだけど、東京本社ならいいよ。」と言われ、上京しました。たまたま人員計画とか、その時の上長との相性とか色々あったのでしょうね。出版社から依頼を受けて、タウン情報誌とかをデザインしている会社でした。 最初はWebではなく、紙媒体のデザインをやっていました。この経験は今のアオイゼミ郵送テキストのデザインにつながっています。 入社してから約2年たった頃、会社でWeb事業が始まりました。もともとPCやデジタル家電が好きで、社内のMacの保守係とかをやっていたこともあり、適性を買われてWeb部門へ異動になりました。 そして約8年間、Webデザイナーとして働きました。大手のポータルサイトや大規模ホテルのHPのデザイン等をやったりしていました。   その後、請け負いではなく自社サービスに携わりたいという思いから、大手電機メーカーの「デザインセンター」というデザイン専門部門の採用試験を受けました。Webデザイナー職に応募したのですが、「Webデザイナーはダメだけど、社会インフラのUIデザイナーなら空いてるよ。」と言われ、自分のデザインの幅を広げたいと思い入社しました。主にB to BのインフラシステムのUIデザインを担当しました。電力、交通、放送などインフラ業界の人が使うシステムのUI部分をつくっていました。 なかにはB to C事業もあって、渋滞表示の画面や、太陽光発電の状況を家庭で見ることができる画面などもデザインしました。   仕事の幅が広がったのは良かったのですが、電機メーカーのUIデザイナーは需要が少なく、その業界でしか働けないという点で今後の展開が乏しくなってしまう、そしてやはり自社サービスのデザイナーになりたいという思いから、転職を考えました。転職活動では、主にブライダルや教育関連の業界などを受けました。人の人生やライフステージの岐路を左右するようなサービスに携わりたいと考えたからです。そこで葵に出会って、転職してきました。デザインセンターで約2年働いた後でした。   葵のホームページをみて、「教育格差を是正する」という理念に共感しました。自分も田舎出身で(注:森野さんは滋賀県出身)、地元ではなかなかいい参考書が売ってなかったり、予備校のいい授業を受けるにも、となりの京都まで出なきゃいけない…など不便や格差は感じていましたので。 オンラインで物理的な制約無く、みんなに同じ高品質なサービスを提供できる、そういうアプリにデザイン面からアプローチすることで、少しでもアプリが使いやすくなったり、利用者が広がればいいなと思いました。 大学でフリーペーパーを作っていた時、人の心を動かす=moveさせるデザインをしたい、という思いがありました。まさにアオイゼミでの仕事は、中高生の人生を左右する瞬間に関わり、彼らの心を動かすような、社会的意義のあることだと思います。

現在

アオイゼミアプリのUIデザインとWebサイトのデザイン、紙テキストのデザインがメインです。ノベルティのデザインなど細々としたツールのデザインもしています。 紙テキストの表紙の写真も自分で撮ったりしています。 アオイゼミ社内のデザインに関するなんでも屋、デザイン責任者です。   ユーザーが中高生ということで、元気でストレートな反応がダイレクトに帰ってくるのが、「デザイナー冥利」につきます。 向こうからのフィードバックだけではなく、こちらからもユーザーの人生に関わるようなところにデザインという形で関わっていけるのが醍醐味かなと思います。   会社見学会(=中高生ユーザーが四ツ谷のアオイゼミオフィスを訪問するリアルイベント)で、ユーザーが実際にオフィスに来てくれて、会って…という体験は、前職や前々職では考えられなかったので、楽しいです。   リアルであれ、コメントであれ、アプリレビューであれ、反応を見れるのがやっぱり一番、いいですね。 クライアントワークだと、ブラックボックス的な部分があるので…。リリースしたあとのことは分からず、つくって納品したら終わり、みたいな感じだったので。 アオイゼミなら納品した後も継続して改善していけるのが面白いしやりがいがありますね。ユーザーとも継続してつきあっていけるのもいいです。

株式会社葵について

いい意味でもわるい意味でもユルいですね。ダイバーシティというか。   ほんとにいろんな人が居ますね。 オンライン学習塾という会社にあって、システムとかマーケティングとかいろんな職種の人が、おなじフロアに居て距離感近く仕事をやっているのがいいと思います。シナジーを生んでるのかな、と思います。

今後どういうことをしていきたいか

アプリのフルリニューアルはやりたいですね。今は部分的に継ぎ足しているのですが、がらっと丸ごとやりたいです。 難易度は高いですが、でもいずれやらなきゃいけないことだと思っています。   自分はミニマル・デザイン(=必要最小限の機能に絞った設計)が好きなので、ミニマルで無駄のない、かといって無機質にならないシンプルで使い易いデザインにしていきたいです。   普段もミニマルで、服は同じデザインや色違いしか着ませんし、常に断捨離する日々です。(笑)

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