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LGBTQについてのダイバーシティ研修を行いました

先日「東京レインボープライド2021」への協賛をお知らせしました。
今回はAPCが変わっていくためのNext Actionとして、LGBTQに関するダイバーシティ研修を実施。
講師はレインボーノッツ合同会社五十嵐ゆりさんにお願いしました。

研修ではグループワークも交えてLGBTQの基礎知識やアンコンシャスバイアス(無意識の偏見)を学び、LGBTQの方たちが職場でそのような困りごとを抱えているのかを、五十嵐さんの実体験も交えてお話を伺いました。

研修では、3つの章でこんなことを学びました。

性の多様性とLGBTQ

・性を構成する要素は身体的・戸籍上の「性別」以外にも、自身の性をどのように認識しているかという「性自認」、恋愛がどういう対象に向くかという「性的指向」、どのように自分の性を表現するかという「ジェンダー表現」があり、とても多種多様
・それぞれを表現する正しい呼び方

アンコンシャスバイアスとLGBTQ

・「モデル」と言えば「若くてスリム」、「消防士」と言えば「体格のいい男性」というように、人は色々なことを無意識のうちに関連付けおり、それが時に人を傷つけることがある
・これを防ぐためには思い込みや決めつけをしていないか、自らの言動に意識的になる必要がある

LGBTQの人たちの職場における困難

・LGBTQであることを隠し続けることの大変さ
・周囲の人のアンコンシャスバイアスによるつらい体験
・カミングアウトとアウティングの違い


受講者の感想

・身近にLGBTQに当てはまる人がいるため、自分の無意識の行動を振り返る良い機会になった。
・LGBTQ当事者の方から直接お話を聞けたと言うのはとても貴重な体験だったと思う。
・自分から知ろうと思わなかった事や自分は関係ないからなど、無意識の内に差別や区別に繋がっている事に気づけた。
・知識として知っていても、長年積み上げてきた固定観念を振り払うのは難しい、口を開く際には、常にdiversityを意識するようにしていく必要があると思った。
・言い出せない知人や仲間がいるかもしれないと思うと、一つ一つの言動の何がきっかけで傷つくかは分からないと感じた。だからこそ、常日頃から考えを改め、パッと出る表情や言葉に気を付けたいと思った。

事後アンケートでは「定期的にこういった研修を実施してほしい」という声が思いのほか多く、LGBTQを含めたダイバーシティ&インクルージョンへの関心の高さを感じました。
一方で「LGBTQを積極的に支援すべきという強制的な感じを受けた」という声もありましたが、今後は社員の価値観に沿ってLGBTQを受け入れていけるような研修内容にしていきたいと思います。

ダイバーシティはLGBTQだけではありません。
これを一過性の取り組みにせず、ダイバーシティ&インクルージョンの本質が組織に定着していくように今後の企画を考えていきます。

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