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「経過報告」- 株式会社フラミンゴの第二創業開始から10ヶ月

※こちらは、代表金村が2022年3月31日に投稿したnoteを転載したものです。

※転載元:https://note.com/wilshar10/n/ne731cf95e099


どうも。フラミンゴの金村です。去年の6月に「第二創業期はじまります」というnoteを書き、それから10ヶ月が経ちました。


「第二創業」と意気込んでやってきたこの10ヶ月、みんなのおかげでなんとか上昇基調は維持できているものの、まだまだ理想からは程遠い。ひとえに僕の実力不足で、会社として大きなインパクトは残せていない。怠けることなく努力を続けたい。

フラミンゴが成し遂げたい世界の実現にはまだまだ遠い。だけど着実にその世界には近づいていると思う。不器用にしか進んでいけない僕たちだけど、もっともっとチャレンジしていきたいし、できればこれからも応援してもらいたい。

そんな気持ちをこめて久しぶりのnoteを書いてみることにした。

実は今日3月31日は、僕たちが運営している英語コーチングサービスのリリース記念日。どん底で苦しい時期に生まれた英語コーチングサービスも早いもので2周年を迎えた。去年6月のnoteでは、どん底に落ちた経緯から英語コーチングサービス開始とともに緩やかに上昇していった様を書いた。今回は、去年6月のnote公開後からの10ヶ月の「経過報告」。ぜひ読んでみて欲しい。


目次

  1. あのnoteを書いて、本当によかった
  2. 本音を伝え続けていきたい
  3. 会社の状況が良くなった
  4. アクティブユーザーが3倍に伸びた英語コーチングサービス
  5. 久しぶりの資金調達にチャレンジしたい
  6. 信じている未来は変わっていないし、これからも頑張る


あのnoteを書いて、本当によかった

去年の6月に書いたあのnote。SNSで寄せられた応援や共感の声が嬉しかった。今でも苦しいときに眺めて元気をもらっている。

投稿するとき、お叱りのメッセージばかりが届くんじゃないかと怯えていた。投稿直後からスマホの通知が鳴り止まなくて、怖くてスマホを開けなかった。けれどフラミンゴのメンバーが「大丈夫そうですよ。見てみたらどうです?」と、笑顔で教えてくれて、すごく安心したのを覚えている。

僕は八方美人であろうとする傾向がある。会社についても事業についても、自分自身についても。いつもみんなに「いい感じやね」と思っていて欲しくなるから、波風を立てないように曖昧で玉虫色のことばかり言っていたり、ちょっとかっこつけてしまったり、建前だけで話したり。

だからあのnoteは怖かった。それまでの僕とは全く違う、「本音」「事実」をあるがままに書いたから。きれいに飾り立てた自分ではなく、ありのままの姿。そんなことをしたらきっと誰かに怒られる。誰かを不機嫌にさせる。誰にも応援されなくなる。そんな恐怖があった。

だけど予想に反して多くの人からポジティブな反応をもらえた。

失敗続きでも応援してくれる人たちがいることを知った。失敗している様子をあるがままに伝えても応援し続けてくれることを知った。本音を伝えることは怖くない。本音を伝えるからこそ共感してもらい、応援してもらえる。そんなことを知ることができ、本当によかった。


本音を伝え続けていきたい

英語コーチング事業を一緒に頑張ってくれているメンバー

たくさん応援してくれていることを知って「こんなに優しくしてもらっているのだから、なんとか成功して、喜んでもらわないと。」と思った。やってやるぞ! そう考えるうちに、さっき書いた自分のダメなところが出てきそうになった。期待や応援はすごく嬉しい。間違いなく僕の原動力になっている。ただ、期待や応援を力に変換するのが上手くない。下手だ。

お客様やコーチ。フラミンゴに期待している人、応援してくれる人はたくさんいる。その全てに責任を持たなければいけないとは思っている。けれど、個々の期待、応援に僕が応えていくのは難しい。

そこはチームメンバーで分担すればいい。そういうことを僕は覚えた。お客様からの期待や応援を力に変えて良いサービスにしていくのは「みえさん」に、英語コーチの皆さんからの期待や応援を力に変えるのは「あみさん」にお願いすることにした。

元々得意じゃないことを、一人で抱え込んで、上手く力に変換できなくて、困って、グダグダになり、失敗する。そんな負のループを断ち切る方法を僕は覚えた。

メンバーを頼るには本音をきちんと開示しなくてはいけない。得意じゃないことを「苦手なんでしんどいです」と正直に伝えて、力を借りる。僕は優秀なメンバーが働きやすい環境を作ったり、フラミンゴが実現したい世界を示し続けることでみんなの期待や応援に応える。それでいいんだとわかった。


会社の状況が良くなった

事業のプロモーションはこの2人に任せている

応援してもらえているおかげで、会社の状況が良くなった。10ヶ月で、間違いなく会社として成長したと実感している。本当にありがたい。あと、自分史上最高に働いているし、それなりの結果につながっているのだから、自分のこともちょっとは褒めてあげたい。頑張っててえらいやんって。

一番嬉しいのはチームが良くなっていること。チームが上手く機能してきて、その結果として状況が好転している。メンバーにも感謝しかない。

昔は、ひとつひとつのミスや欠点が気になって、メンバーに対して都度、細かく指摘してしまっていた。指摘の仕方もよくなかった。(当時のメンバーのみんな、本当にごめん)。

でも最近は、「この人には、2年後、こんなポジションを担っていてもらいたいし、もし叶うんやったら、そのときまで一緒に元気に働いてくれてはるとうれしいな」と感じられていて、この感覚がとても好きだし、正しい感じがしている。今後も続けていきたい。


アクティブユーザーが3倍に伸びた英語コーチングサービス

画像右側のみえさんが中心になって、お客様の体験を良くしてくれている

第二創業の軸である英語コーチングサービスについて、この1年で「お客様にどのような価値を届けるのか」を明確にすることができた。

「英語学習コーチングサービスとして、お客様の英語ができたら叶えたかった夢に寄り添う。学習の成果を実感してもらうため、学習理論を理解してもらうため、学習習慣を確立してもらうため、サポートする」

というように定義した。この定義をぶらさず、事業の運営から英語コーチのマネジメントに至るまでのすべてをオンラインで完結させる。

こんなことを大事にしながら頑張ってきたら、結果として月間アクティブユーザー数(※)が3倍に成長した。この数字を大事にしてきたので、着実に伸びていることが誇らしい。

※毎月お金を払ってサービスを利用するお客様の人数

また、サービスを中心としたコミュニティも盛り上がってきている。英語コーチングサービスのお客様がハッシュタグ「#フラコ」をつけてツイートしてくださっており、その数が徐々に増えている。蛇足だが「フラコ」は「フラミンゴの英語コーチング」の略だ。

所属する英語コーチ向けにクローズドで運営しているコミュニティもよくなってきた。スタッフとコーチとが一緒になってワイワイやれている。

サービスを取り巻くコミュニティの状態の良し悪しが、会社の今後に大きく関わってくると思っているので、もっと良いものにしていきたい。


久しぶりの資金調達にチャレンジしたい

画面右側が創業直後から仲良くさせていただいている英語コーチの渡辺先生

状況が良くなっているとは思う。でも、もっとサービスをよくしていきたいし、もっとたくさんの人たちに利用してもらいたい。この数年、頑張って立て直してきたけど、まだまだ理想からは遠い。

理想に近づくためにはお金が必要だ。久しぶりの資金調達。それにチャレンジしたいと思ってる。もう少し越えていかないといけないハードルはあるけれど、「いけそう。もう一息」と感じている。

ハードルはあと4つほどあるし、めちゃくちゃ大変そうではある。でも、本当に苦しかった頃に向き合った課題と比べると、全然マシだ。前向きな課題であるというだけでうれしい。

資金調達をするためには、当然、数字的な根拠や資金用途の解像度を高めたりもしないといけないけれど、何より大切なのは「自分たちの強みは何か?」という問いに対する答えを研ぎ澄ますことだと思っている。事業方針、採用計画、ライバルに対する競争優位。あらゆる点で鍵になるからだ。

現時点では、「学んで、教えて、求められるオンラインコミュニティ運営のスキル/ノウハウ」が、僕たちの強みだと考えている。なぜお客様に選ばれるのか。なぜ英語コーチが集まるのか。なぜ事業が成長し続けるのか。そんなことを聞かれたとき、間違いなくこの強みがあるからだと回答する。

もちろん7年ほど語学の会社をやっているわけだから、言語学習に関するノウハウなんかもたくさんある。でもそこじゃない。お客様との触れ合いを通じて、そう判断している。

今後の成長プランも、この強みを軸に考えていきたい。今、フラミンゴでは、何かを学んだ人が、その後で教える側になったり、教えながら稼いだお金で別のことを学んだりするオンラインコミュニティが育ってきている。コミュニティのなかでサイクルが回ってきている。すごくいいと思っている。


信じている未来は変わっていないし、これからも頑張る


早いもので、僕も29歳になった

ここまでを読んで、「日本在住外国人の問題解決をするんじゃなかったの?」、「外国人を応援することにつながるの?」と、感じている方もいるかもしれない。昔から応援してくれている方は特にそうかもしれない。

たしかに起業した頃は、日本在住の外国人の方に向けたサービスをつくろうとしていた。「そこだけ」にこだわりを持っていた。でも、今は少し違う。7年ほどフラミンゴの社長として生きてきたなかで、たくさんの人と出会い、一緒に過ごさせてもらったことで、心から助けたいと思う人の幅が広がった。日本にいる外国人だけでなく、海外に暮らしている日本人にも、共感するようになってきた。

フランスに暮らしている初期メンバー、世界中で活躍する日本人英語講師ないし英語コーチ、そして海外駐在や海外留学をするお客様。住む場所を変えたことで困っていることとか、海外でチャレンジしていて大変なこととか、そういった人たちの痛みに触れるなかで、だんだんと価値観が変化した。

というわけで、少しだけ、僕は変化した。フラミンゴを通じて関わっていきたい人たちの幅を広げようと思う。でも、僕たちが信じている未来は何ら変わっていない。未来のイメージはそのまま追いかけている。

日本にいる外国人も世界にいる日本人もそこでは「外国人」だ。新しい土地で暮らすことが難しいのは一緒だ。これまで信じてきた未来である「外国人にやさしい社会」は変わらないし、変える必要もないと思う。自分たちの強みを活かしたサービスを提供しながら、外国人とともにあり続けたい。外国人であるということで困ってしまう人がいない未来をつくりたい。

失敗ばかりだったり、少しずつ考え方が変わったりする僕たちだけれども、もしよかったら、これからも応援して欲しい。

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