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「まったく…最近の若い者は!」論?

どうも新井です。

これから書くことは、


突出した才能を有する事で、その他の欠点すべて帳消しにする天才。

ではなく、極々一般的な能力を有する方をイメージして書いております。

(1)WEB依存が身体に影響を及ぼし、誕生する新世代

最近、テクノロジー(特にスマホに端を発する、各種WEBサービスへの傾倒)が
脳を中心とした身体組織にどんな影響を与えるのか。
という点を色々勉強しています。

というのも最近接する若い方に、
「注意力が少ない、記憶力が弱い、時間軸での理解が出来ない、物事を点でしか理解できず全体理解が弱い、相手の立場で物事を考えられない。」
という傾向が多く見られる一方で、そういう人ほど
「一つの事への集中力、線では無く点での理解、簡潔さ、自己主張、反応速度。」
は非常に高い能力を発しているからです。(正にニュータイプ!)

これまでは、どの世代も「最近の若い者は…」と言われ続けていたという歴史から(僕も言われていた。)
僕自身の老害現象かと思っていましたが、
元々、脳科学・人間工学が好きなので
その方面から勉強・考察していると、この十数年での爆発的なWEB進化を鑑みれば
実際に身体に影響があってもまったくオカシク無い。という気がしてきています。(それに関するテーマに絞れば参考した書籍は4冊程度しか読んでいませんので、あくまで感想レベル)

また、核家族化と親世代の未熟さから、
WEBと向き合う時間が物理的に増えている点も注目に値します。

※テレビやスマホは子供に持たせない。バカになるから。
 と公言するITベンチャー社長は複数いる。ただしその逆もしかり。

上記に挙げた傾向が事実であるとして…

(2)社会は新たな世代を容認するか。

常に多数派が世界の標準意見だ。という論理に基づけば
少しずつ容認幅は拡がりそうな気がします。
一方で、これまでの歴史が語る所では一部の人間が社会・世界のルールを決めるのが常です。
その意味では社会の基本ルールはそこまで変わらないかもしれません。

また、社会は人間の集まりであり、人間である以上は不具合だらけ・抽象的な世界・答えのない世界です。
恐らくこの「答えの無い世界」は新世代の苦手とする所なので、
双方の歩み寄りが無ければ、差が拡大する可能性が有りそうな所ですね。

現時点では新たな世代も苦手な部分を補うような努力をせざるを得なさそうです。

※一方で人工知能とIoTが加速度的な進化を遂げて、
 コミュニケーションが介在しない仕事が爆発的に増えれば解決する可能性あり。
→とは言いつつ、個人的には少し否定的な意見で、ITが進化すればするほどコミュニケーションの抽象的側面を解決する能力が人間側には求められると推測している。

(3)ではどう対策すべきか。

※あくまで年齢は一目安。
旧世代(32歳以上の、学生時代にチャット・スマホがそれほど広まっていない世代)と
新世代(上記より下の世代)
で双方がまず互いの苦手部分を認知・理解し、
その後に具体的な社会課題を認識していく事が必要かもしれません。
そして、個別研修・教育に落とし込んでいくのが理想かと。

この点において社員教育に時間・お金をかけにくい中小企業は辛い所です。

反面、教育に対してノウハウを積み重ねることが出来れば
会社としてはかなりコアな能力を得る事になります。
そのため、当社としては真剣に取り組みたい所ですね。

(4)具体的な新たな世代への取り組みとは

色々と試行錯誤をしている段階ですが、
個人的に下記を回数重ねるのは重要だと考えております。

・長文を読む、書く
・答えの無いテーマでディカッション、ディベートを行う。
・ベン図とマトリクス図を脳に叩き込む
・ボーっと物事を考える。

長文を書いたり読んだりすると、自ずと全体論理が鍛えられる気がします。
答えの無いテーマでディベートすれば多様な視野を鍛えられます。
ベン図とマトリクス図はそのままの意味。
ボーっとする。は、次の項目で触れます。

(5)ってかこれって大学の仕事じゃね…

本来、大学などの高等教育機関が担うべき部分なのでは…
という前提の下で、下記は学校教育へのグチです。

最近の学生・若手の学生時代の話を聞いていると、
求められるスキル・知識・研究テーマがどんどん細分化し、考える範囲がとにかく狭まる方向にあるようです。
また、プログラミング等の実践教育も必修課題で並行して存在し、
更にはアルバイトで学費も稼がないといけない。

今の学生はとにかく時間が足りない印象を受けています。(+移動時間もスマホゲームに時間をとられる。)
そうした事から出来上がる
ツギハギだらけのコピペ論文 & 就職実績を重視し、特に審査せずに通す大学。

そのため「狭い範囲で答えを見つけ出し、素早く回答を出し、手早くこなす」
という作業に強い能力を発する一方で、
「全体的な理解をして作業効率を上げる。違う立場の人の意見を想定する。概念的に理解する。」
という点が苦手になっているような印象を受けます。

本来、高等教育機関というのは、もう少々牧歌的であり
論文執筆や実験を重ねながらも、哲学的・科学的な思想に耽る事ができる領域でした。
それが、大学卒業=就活、プログラミングの必修化、次々と産まれる新技術への対応、細分化した研究テーマ…
それらに追われて余裕を失ってしまい
「社会のリーダーを育てる。」という本来の道筋を失っているような気がします。

(6)結論、逆に考えれば…

(3)でも記載しましたが、
学校で出来ない教育、家庭で出来ない教育、
そうしたものを会社側で実現出来れば将来にわたった大きな力となるでしょう。

今後は、長文・ディカッション(対話)・フレームワーク・ボーっとする
を軸に教育というモノを色々考えてみたいと思います。

おわり。

※補足※

これを書くのに約40分。見返したところ論理性は弱いですね。(定量的なデータが無いのは思い付き記事なので致し方無いかな。)
僕も長文記載からそれなりに遠ざかっているので、能力の低下に嘆いています。。
そんな自分を試す意味でも書いてみた記事でした。
老害乙!

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