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インフラの話

東京から5年遅れている。

そんな風に揶揄される事もある中部圏ですが、ここ数年でようやくoffice365だ!等のクラウド化が叫ばれるようになってきました。(中部はMicrosoftマンセーなので基本はM製品です。)

ただ現場の声を聴いていると、どうも「クラウド化」という言葉が一人歩きしているような気がします。


オンプレミスは自社で保有する「情報資産」であり、流出を防ぐために「自社でセキュリティを構築する」 ですが、

クラウドは「外部サービスの活用」であり、セキュリティ信頼性も加味して選定するモノです。そして考え方も「資産というより経費」に近いかと思っています。


どうもこの辺りの「考え方の変化。捉え方の違い。ユーザ側の意識変化。」が主にトップ層で進まないまま、一斉に導入準備が始まっているように見受けられます。

これは数千人以上の従業員を抱え、かつグループ会社が多数存在する大手企業が多い中部圏特有の事象かもしれません。


順を追って見てみましょう。

※下記のストーリーは筆者の妄想かつフィクションです。


ある日、大企業の中核会社の情シス担当が声を上げる「時代はクラウド化だ!」

そして売り込みをかけているSierを交えてトップに説明する。

「今時のグローバル企業は導入しないとITコストで負けをみますよ!」


トップは決断する。

「良い感じになるなら任せた!PJを進めたまえ。ただしグループ間で足並みは揃えるように。」

Sierの営業は高らかに宣言する。

「お任せください!」


こうして重大な事実が決まります。


「〇〇年〇〇月に~~の機能をoffice365で全社一斉導入!」

そう、納期の決定です。製造業につきものの「納期死守」です。


ここから先に登場するキャラクターは下記のような方です。


・メリットが見えないグループ企業経営者

・「本社判断」で思考停止したグル―プ企業の情シス

・「納期死守」を課せられたSierの現場SEたち。

・並行運用しないユーザー

・セキュリティを過剰に心配し、運用規則をがんじがらめにする担当者。


結果、導入後に起こる大混乱。




・・・・・

うん。書いておきながら思いました。




ちょっと言い過ぎかな^^;




でもこんな事象が至る所で起きているような気がするのも事実なのです。


基本的にクラウドサービスは小さく使って利便性が見える部分を徐々に拡げる。

という考え方の方が相性良いように感じています。


集団合意・中央集権的 な管理手法の日本企業に合うのかどうか考え所。


なお、当社ではこうした大渦に巻き込まれる気概を持ったインフラエンジニアを募集しておりますww

よろしくお願い致しますm(ーー)m

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