SE・PGフリーランスの今後
どうも。新井です。
「フリーランス」
カッコいい響きですね。
※ちなみに、語源は中世時代にフリーで傭兵団と契約していた槍騎兵集団を指すそうです。そのままなんですね。
さて、このフリーランス。
近年は働き方の自由が叫ばれ、クラウドソーシング、Youtuberといった新しい就業環境が誕生し、一層の注目を浴びてます。
「フリーランスになって自由に働きたい」という人もきっと大勢いるでしょう。(私もそうです。)
ですが…
実はこれ、相当ハードル高いです。
(特にPGやSEとは相性悪いです。)
「そんな事ないっしょ。簡単になれるじゃん。」という人も多いかと思います。
実際に簡単になれるとうたって広告を出している大手企業もあります。
確かに、
なるのは簡単。
です。
しかし、
法的にもOKなフリーランス
になるのが大変なのです。(私の個人的な目線では前述した大手企業も軒並みアウトだと思います。)
なぜなら、
・顧客に指示をされない
・いつどのように何時間働こうと基本的に自由。顧客に制限されない。
・その前提で専門能力を提供するか成果物を納めないといけない。
という要件を満たさないとダメだからです。
これらを満たさなければ、要は偽装請負というやつになります。
どうでしょう。
殆どのSE・PGフリーランスが、一個目の要件つまづくのでは無いでしょうか。
正直な所、私も働き方の自由はもっと促進されるべきだし、フリーランスも歓迎したいのですが、
SEPGフリーランスって実は
「日本の法律事情」
と、ヒジョ~~~~~~~に相性が悪いのです。
そしてここからが更に面倒な事に、偽装請負になるとどうなるか…
そうなると、
発注者が摘発されます。
(厳密にいえば、フリーランスもきっと叱られます。恐らくどこかの会社に属しなさい。と指導されるでしょうが規模が小さいので…)
そのため、昨今では発注を出す企業側が「フリーランスの活用に消極的」な姿勢になってきております。
社会的にコンプライアンス強化が叫ばれている背景もあるので、SEPGでのフリーランス事情は、今後一層厳しくなっていくと思っておいた方が良いでしょう。
(個人的には多様な働き方が推進される社会であってほしいですが…)
ちなみに、フリーランスでまっとうにメシを食っていけるかどうかは、下記を高らかに宣言できるかどうかです。
「俺(私)は誰の指図も受けずに、自分の得意な領域で明らかに高い成果を出す事が可能なんじゃ~~い!」
と。
要はホンモノの専門家でコンサルタント的な立ち位置で業務が出来れば法的にもOKです。
そこまでの能力と自信を持ち続けるだけの自己研鑽が出来ない人は、従業員として雇用される方が良いでしょう。
皆さん、安易なフリーランス契約に甘い夢をみないように。
以上。