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物欲を求める大人 静寂を求める若者

どうも新井です。

良い本に出会えて、自分の思考がまとまったので整理をこめて書き書き。



ITと人間に深くかかわる業界で過ごして早10年。

そういった業界にいるから余計にかもしれませんが、


「生活できる給与があればいい」

「役職や責任は負いたくない」

「ネットさえつながっていれば、後はまったりして過ごしたいです」

「静かに生きて静かに死んでいきたい」


こういう人は確実に増えてきているように感じます。

否定はしません。

むしろ、ジョジョの吉良吉影よろしく人間の本能的な部分かもしれません。




それに対して僕より上世代の権力を握った大人は言います。



「酒・女・ギャンブル・金 どれに対しても欲望が無く、エネルギーが無い。駄目だヤツらは。」

と。


まあ、あちこちで言われている内容ですよね。

ネット界隈ではどちらかというと「老害」「時代が違う」と若者よりの意見が多いようです。



実際、冷静に考えてみてどうなんでしょうか。



個人的には、彼らの思考は実は似た者同士であり、

お互いが相手を非難する限り、実は自分自身の非難にもつながっている

のではないかと思います。


お互いが

「経験してきた世界・価値観でした物事を判断していない。」

からです。

(双方の育ってきた文化・環境を考慮すれば、主張内容は良く理解できますからね。)




確かに理解できるのですが、あくまで理解レベルです。そこに人間としての成長はあまり感じません。



端的にいうと、

非常に視野の狭い話だな。



と感じていますし、


そのレベルで議論する限り、

これは一生埋まらない溝だな。

と思っています。


同じ傷を拡げあっているだけですからね。子供の言い争いと同じです。

(ただし、一般論として年配者が実権を握ってしまっている。という事実は深く受け止めるべきでしょう。)


老害といって闇雲に非難して自分の視野で満足している人ほど、年を重ねた時に

老害

ださい大人

に近づいてしまうかもしれませんよ。だって同じ論理ですからね。




ところで、

例えば、貴方がパンを食べながら歩いている時に餓死寸前の子供が道で倒れていたらどうでしょうか。



皆さん、きっとパンを分け与えて助けようとしますよね。


当たり前だろ!わしゃ人でなしか!



との返事が返ってきそうです。




でも、実際普段の言動はどうでしょう。

論理的には見捨てている事と同じなのでは無いでしょうか。


上記した人たちの主張は結局のところ、

「自分が良ければOK。」

なのですから。



今、こんな事を書いている間にも餓死している子供はいますし、内戦状態で明日生きられるか解らない若者は多数います。生活のために人を沢山殺している人もいるでしょう。




僕自身も偉そうにいっておきながら、そうした人たちに何か出来ている訳ではありません。

会社やNPO団体を通じて募金をする程度です。



そういう程度の差で全体を否定して欲しいわけでは無く、


程度の差こそあれ、

困っている人を助けない。


という社会に一層近づいている気がするという話なのです。




そうした思考回路の人間が増えていってしまうと、

控えめにいって

子供集団


正直に言うと

クソガキの集まり


になっていく気がします。

(というか世界の社会・文化が壊滅しますね。)

非常に残念な話です。


こんな事を書くと、大多数の関係者からは「お前も自分の事しか考えてないやろ!仮に考えていても何も行動してないだろ!」

と叱られそうです。


なんというか…だからこそ、個人としてはもっと抗いたいと思いますし、

せめて身の回りの人たちには少しでも愛情と慈しみを持って接したいと考えています。


ちょっとした愛情とちょっとした優しさ。

ちょっとした思いやりにちょっとした面白さ。


そうしたものが拡がっていけば、世界はもう少し楽しくなるのではないかなと思っています。


少なくとも、

ダサい大人

ではなく

カッコいい大人

の集団ではありたいです。


せっかく明日の生活に苦しむ必要のない世界に生まれたのだから、生物としてのホモサピエンスでは無く、人間として尊厳ある生活がしたいですね。


特に、精神的にも肉体的にも十分な余裕を有している僕なんかは日々、気を付けたい所です。


日々勉強と実践ですね。自分のためにも周囲のためにも世界のためにも。

おわり。


PS

物欲を求める大人に、「最近、合コン行ったんすよー」とか「僕、ビール大好きっす」とか「格好いい新車買いたいっすね!」とかいうと…

何故か喜んでくれます。


処世術としては有効になってしまいますが

なんだかねー


まあ逆もしかりですが。。

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