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成長とはなんだ!第2部〜ポテンシャルの高い人ってどんな人?〜

みなさまこんにちは、あゆざわです。湿度に殺されそうです。そこのあなた、私をサンフランシスコに連れてって。

前回に引き続き、成長について語ります。今回は「ポテンシャル」の話です。


3部作で1万字越えの長文につき、目次をつけておきますので、ご興味のあるところからどうぞ。

目次

第1部(前回
■ まえがき
■ 原典について
■ 成長における変化とはCANの増大である
■ WILLはベクトルである
■ 仕事における成長とは、相手のNEEDを満たせるようになること


第2部(イマココ!)
■ ポテンシャル = WILLの確からしさ - CANとNEEDの距離
■ 企業にもポテンシャルはある

第3部(近日公開)
■ 外側のNEEDにどのように応えていくか
■ できることが増えると視野が広がる。視座が上がる。視点が増える。
■ まとめ
■ あとがきと、空っぽの言葉に命を費やすことの愚かさについて



ポテンシャル = WILLの確からしさ - CANとNEEDの距離

前回まで、成長がCANの増大であること、その増大の方向性をWILLによって定めることができること、特に仕事ではそれが求められることをお話ししてきました。ここから先は転職や就活に関わることを書いておこうと思います。


下記の図は、とあるCANとNEEDの距離が50ある現状に対して、NEEDの方を向いた100の大きさを持つWILL持っているとCANが宣言している状態です。簡単にいうと、とある人が「スキル不足の現状ではあなたの期待に添えないけれど、100のやる気はあるので、近いうちに100-50=50のバリューを出します!」と宣言しているという状況です。この「WILLの大きさ - CANとNEEDの距離」で求められる数値を「ポテンシャル」と言います。

新卒や第二新卒・中途未経験の採用枠のことを、弊社では「ポテンシャル枠」と読んでいます。「こういう人はうまくいく」というような経験則(と、それに基づく採用基準)はあれど、結局のところはポテンシャルでしか判断ができないからそう呼びます。

ここでいうCANとはすなわち「今できること」です。これは過去の成果で測ります。性善説に基づけば(変に盛っていなければ)、これは定量的でわかりやすく、化けの皮も剥がしやすい項目です。極論、やらせてみれば一発だったりします。ですから、CANとNEEDの距離は割と簡単に測定可能です。

一方で厄介なのはWILLです。面接時に「とてもモチベーションに溢れている」ように見えた人が、実施に入社してみたら全くワークしなかったというような例は古今東西枚挙にいとまがありません。「50のバリューを出します」と明言するからにはその50の根拠を明示せよ、WILLが100あるというのならその確からしさを示せ、と言いたくなるのが面接官の心理です。

WILLの大きさは本当に100あるのか?(その根拠は?)
本当にこちらのNEEDを向いているのか?(その根拠は?)
そもそも両者の距離は本当に50なのか?(その根拠は?)

これらを見定めるのが(企業にとっての)面接です。
この辺りを意識すると、ポテンシャル枠を狙う方の面接はもっとよくなるのではないかなぁと常々思っています。

企業にもポテンシャルはある

ここまでずっとCAN=あなた、NEED=他者というような形でお話をしていますが、これは逆にして考えることも可能です。下図は、前段の話を逆にしてみたものです。


あなたのNEED(やりがい・給与・職場環境etc...)に対して企業のCANが多少なりとも応えています。多くの場合、個人よりも企業体の方ができることが多いのでCANの方を大きくしていますが、それでも個人のNEEDに応えきれていない。これ自体は、ありがちな状態じゃないかな、と思います。

Wantedlyに登録してこの記事を読んでいる人は、就活中もしくは転職活動中の方が大半を占めているのではないかと思います。自分のNEEDと企業のCAN、どんな関係性が理想でしょうか?

CANの丸の中にNEEDがすっぽり収まった形が一番の理想形なような気もしますが、そうは問屋が卸さないのが現実というもの。これはあくまで経験談ですが、オレンジの部分がミニマムの状態でJOIN、企業のCANを拡大させていくことでオレンジを拡大させていくのもなかなか面白いです。自身の成長と会社の成長がリンクしている状態、というやつですね。

いずれにせよ、自分のNEEDを企業のCANで満たしていきたいと思う場合には、会社のCANがどれだけ拡張する可能性があるかを見極める必要があります。面接というのは、企業があなたのWILLの確からしさを見極める場であるだけではなく、あなたが会社のCANの拡張性を見極める場でもあります。その時に見るべきポイントは、基本的には企業側があなたを見る部分と変わりないのではないかと思っています。つまり、どれだけWILLが確固たるものなのか。自分のNEEDと相手のCANの距離がどれぐらいなのか。そこから導き出されるポテンシャルはどれぐらいあるのか。その3つです。


というわけで、今日は短めに、この辺りで筆を置くことにします。


まとめ

■ 自身のWILLの大きさと現状のCAN-NEED間の距離との差とが、ポテンシャルの正体である。


最終回は近日公開です。お楽しみに!

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