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旭段ボールと段ボールの歴史

ライナー

ライナー (liner) とは、段ボールの外側を形成する紙のことをいう。ライナーは多層抄きの板紙で、通常4層抄きである。

原料は主に古紙・クラフトパルプを用いるが、日本では古紙を使用することが多い。別抄きのグレード等例外はあるが、Kライナー(クラフトライナー)はバージンパルプ100%、Cライナー(ジュートライナー)は古紙90%以上を使用する。また、輸入原紙にはこれは当て嵌まらない。主にK7・K6・K5・C6・C5・D4・D3の種類があり、K7が最も硬く、D3が最も柔らかい。なお、C6・D3は需要が少ないため使用されなくなりつつある。C6はK5で、D3は普通芯で代用する。また、表面に漂白パルプを流したもの(OPB6・OPC5)、撥水・耐水原紙、純白、赤、黄色、木目調などの色ライナー、プレプリント原紙など多種多様である。OPB6はOyster Pearl B級 6(匁)、OPC5はOyster Pearl C級 5(匁)の略。乳白色をしているので、こう呼ばれている。

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