【地方にしか出来ないことがある】東京と同じではおもしろくない。福岡ならではの存在意義を追い求める日々

■九州オリジナルの進め方でどんどん案件を増やしたい


― 現在の主なお仕事について教えてください

開発と営業的な動きと両方やっていますね。お客様先に提案にいったり、折衝して見積もりを提出したりすることもあれば、開発そのものに手を動かしたり、運用・保守まで行うこともあります。


― 案件の全工程に関わっているんですね。

そうですね。福岡オフィスの立ち上げからいるので、何でもやらなきゃいけなかったし、逆に裁量を持って動けているということでもありますね。ただ最近は人が増えてきて、ある程度役割分担もできるようになってきましたけどね。


― 何か印象的な案件はありますか?

昨年だと、宮崎の農場にIoT機器を導入した件ですね。土木事業系の会社が農業に参入をするということで関わらせて頂きました。国産バナナを生育する際に温度管理を確実にしたいという話があり、IoT機器を導入して数値でのモニタリングと制御を提案し、立ち上げから参加することになりました。



― 話題のバナナですね!

皮まで食べられるのも特徴です。実際に私も食べてみたのですが、確かに食べられるんです(笑)


― バナナ農園のIoTはビーコンを活用して行っているのでしょうか?

そうですね。温度・湿度・CO2の測定機器と、データをネットワークにアップロードする機器をつくって、ビニールハウス内に配置しました。収穫の結果と照らし合わせて取得データを検証しながら、生育のサポートをしています。温度1つをとっても、ビニールハウスの中心部と周辺部では差があります。その違いが生育状況にどう影響するかなどもすべてデータで取り、精度向上を繰り返しているのです。


― その過程で困難なことはありましたか?

開発での困難はあまりなかったのですが、進め方自体が手探りで大変でしたね。何を順に進めるかを整理し、合意するところには時間がかかりました。この時はできるだけ小分けにした進め方を意識しました。こうした経験を重ねて、九州でオリジナルの方法をどんどんつくっていけたらいいなと思っています。


― 他にこれから展開していくソリューションはありますか?

最近は他にECサイトの立ち上げも行っています。お客様の困りごとやニーズがあるところにはITを使って役立てるようにしたいですね。


■1年間の海外生活で1つ見えない壁がクリアされた


― どのようなキャリアを経験されてきたのですか?

専門学校でITを勉強して、そのあとITの教育分野に特化したベンチャーに入社しました。その時はWebとiOS、アンドロイドのアプリケーション開発など、わりと幅広く経験できましたね。実は就職活動を全然していなくて、インターンでたまたま行った先の会社なんです。教育業界への関心というよりも、ITを生かせる仕事として選んだという流れです。


― そこからアジアクエストに転職ですか?

そうですね。ただ間に1年空いているんです。前職を退職したあと、カナダに渡って1年間過ごしていました。そこからヨーロッパやアフリカにも足を延ばして、バックパッカーで歩き回っていましたね。アジアクエストにはそのあと帰国して入社しました。


― なぜカナダに!?

ちょっと人生のバケーションをとりたかったんです(笑)。外国に長期滞在できるのは今しかないんじゃないかと思いまして。1年間で何か大きな変化があったわけではないですが、実はほぼ英語が話せずに行ったので、言葉は基本通じない日々でした。それが日本に帰ってきたら何でも通じる!日本語ができれば何でもできるんじゃないかというトランス状態に陥ったかもしれません(笑)。そこで何か1つ視野が広がった壁が1つとれた、という気はしました。そのせいか、前に比べて自分の意見を言うようにはなっていますね。


― 帰国してから会社を探されたんですか?

応募したのはカナダにいる時です。エージェントに登録していたのですが、そこから流れてきた情報の中にアジアクエストがありました。福岡オフィスを立ち上げるという話に興味を持ったからなんです。帰国後は福岡で働きたいと思っていましたので。それで応募してオンライン面談をしてもらって、内定を頂きました。ですので、帰国後すぐ働き始めたんです。入社後はしばらく東京オフィスでした。


― それで福岡の立ち上げから関わっているんですね

そうですね。入社前に聞いていたこととギャップもなく、かなり自由にやらせてもらっています。


■ゼロから立ち上げるところにわくわくする


― その後どんどん人も増えていますよね

はい。ですので、最近はできるだけ密にコミュニケーションをとるようにしています。別府のメンバーも交えた定例会もしていますし。でも今後はもっと拡大していきたいです。今はまだデザインやマーケティングの一部は東京で対応してもらっているので、それを全部福岡でできる体制を目指しています。もちろんそのためにはしっかり九州で売り上げをあげていく必要があるんですけれどね。


― どういう時がうれしいですか?

やはり提案したものが通った時ですね。わりと開発というより最初の入りの方が個人的には達成感が強いかもしれません。実は完成品よりも、最初のゼロから20%くらいの段階が一番楽しいと思っています。


― 会社の方向性としてデジタルトランスフォーメーション(以下DX)が発信されていますが、どうとらえていますか?

直接DXに対してではないのですが、お客様に寄り添うことはしっかりやっていきたいですね。ニーズに合ったものをきちんと期間内に提供する。当たり前のことではあるけれど、それをしっかりやるのが大事だと思っていまして。あとは固定概念に縛られずにやっていこうとは思っています。その積み重ねが結果的にDXへ繋がっていくのではないかと考えています。


■必ず現場に足を運び、自分の目で課題やニーズを見に行く


― ちなみに前職を離れるきっかけはあったのでしょうか?

全然マイナスな理由ではなくて。すごく尊敬できるCTOがいて、刺激がある環境だったと思っています。でも、その人と同じ土俵にいつか立ちたいと思った時に、同じ会社にいたら難しいなと思ってしまったんです。その人とは違う経験を自分は積んでいこうと思って違う世界に踏み出しました。


― 今でも目標になる方なんですね。

はい。技術力ももちろん、コミュニケーションの取り方も含めて目標にしています


― 九州事業部として意識していることはあるのですか?

東京がやっていないことをやって、相互に得意技を持てる状態になれたらいいなと思っています。「これは東京ではできないから福岡に頼もう」となったらいいですよね。


- 九州ならではの領域にチャレンジしているのですね。どうやってお客様を開拓しているのですか?

今はコネクションあるところからで、事業部長のネットワークをかなり活用しています。でもたとえば産学官連携のようなことももっと進めたいですし、実績が増える中でお客様側から相談がくるようなフェーズを目指したいですし。今はそこも含めて構築すること自体が楽しいです。


― これからどんな案件が出てくるかが楽しみですね。最後にアジアクエストの強みについて聞かせてください!

ベンチャースピリットを持つところ、フレキシブルに何でも対応するようなところでしょうか。機敏性というのは自分自身も意識しています。あと、バナナ農園の例もありますが、現場にきちんと足を運んでいるところですね。技術者も含めてしっかり現場のニーズを把握して動くことができる会社です。どうしてもエンジニアだと振られた仕事をこなすというのになりがちなのですが、そうではなくて現場に足を運び、考えて改善するというマインドが根づいていますね。変に固定された規律はなく、変化が常態化しているのも特徴でしょう。自律的にやりたい人には何でもできる可能性があると思っています!

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【地方にしか出来ないことがある】東京と同じではおもしろくない。福岡ならではの存在意義を追い求める日々
Nana Kuratomi
アジアクエスト株式会社 /
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