スポーツとともに歩んだ人生
幼い頃から、AthReebo代表・金沢の人生には、いつもスポーツがありました。 テレビでスポーツ中継を観れば、翌日には友達と憧れの選手の真似をして遊ぶ。 中学・高校では野球に打ち込み、大学ではアメリカンフットボールに熱中しました。
だからこそ、金沢はアスリートを心の底からリスペクトしています。 アスリートは、子どもの頃から人生のすべてを競技に捧げ、圧倒的な努力を積み重ねてきた人たちです。
受験には「答え」があります。 しかし、スポーツには答えがありません。 どうすれば勝てるのか。どうすれば成長できるのか。 正解のない世界で、自分自身と向き合い続け、結果を出してきた人たち。 それがアスリートです。
創業の原点
しかし、そんな彼らも、引退後に苦しむ現実がありました。 TBS時代、金沢は多くのアスリートを取材してきました。 その中で、現役時代よりも"良い顔"をしている元アスリートが、あまりにも少なかったのです。
「これだけすごい人たちなのに、なぜ社会で活躍できないのか?」
その違和感が、AthReebo創業の原点でした。
「セカンドキャリア」という言葉への違和感
金沢は、アスリートは「スポーツしかできない」のではなく、 「スポーツしかしてこなかった」のだと考えています。
競技に人生を懸けてきたからこそ、 社会のこと、お金のこと、ビジネスのことを学ぶ機会が少ない。 さらに、若いうちに大きなお金を手にすることで、金銭感覚が崩れてしまうケースもあります。
引退後、社会との接続がうまくいかない。 可能性があるのに、その力を発揮できない。
その現実を変えたいという想いから、2020年にAthReebo株式会社は創業されました。
社名には、「アスリート(Athlete)」が、人生を通して活躍するために「再生(Reborn)」する場所でありたい、そんな想いが込められています。
AthReeboが目指しているのは、アスリートに「セカンドキャリア」という言葉をなくすこと。引退後こそ、キャリアアップできる社会です。
最初の挑戦:「アスリートによる飲食店経営」
しかし、理想と現実は簡単には噛み合いませんでした。 創業当初、AthReeboはさまざまな挑戦と失敗を繰り返します。
最初に取り組んだのは、「あか牛タレ焼肉 まるふく」の運営でした。 現役を退いたアスリートたちが、働きながら社会を学び、ビジネスの基礎を体感できる。 そんな"教育機関"のような場所をつくりたいという想いから始まった事業です。
飲食業は、「目の前のお客様に喜んでもらい、ファンになってもらう」という商売の原理原則が詰まっています。 「ありがとう」と言って、「ありがとう」とお金をいただく。 社会の縮図が、飲食にはある。金沢はそう考えていました。
しかし、実際に経営してみると、現実は想像以上に厳しいものでした。
- 飲食業特有のオペレーション
- 属人的になりやすい現場
- アスリートの適性とのギャップ
- 事業としての拡張性
理想だけでは、事業は続きません。 AthReeboはそこで初めて、"社会課題を解決すること" と "事業として成立させること" は全く別だという現実に向き合うことになります。
試行錯誤の先に見つけた、AthReeboの現在地
何度も挑戦し、失敗し、方向転換を繰り返す中で、 AthReeboは、自分たちが本当に提供すべき価値に辿り着きました。
それが現在の事業である、「AthTAG」 と 「アスリート思考メソッド」 です。
<AthTAG>
AthTAGは、お金を理由に夢を諦めるアスリートを応援するために、
レジェンドアスリート × 企業 × 次世代アスリート
をつなぐ社会貢献プロジェクトです。
柔道の野村忠宏さん、テニスの伊達公子さん、野球の古田敦也さん、バドミントンの潮田玲子さんなど、日本を代表するレジェンドアスリートとともに、企業と未来のアスリートをつなぐ仕組みを構築しています。
<アスリート思考メソッド>
もう一つの柱が、筑波大学との共同研究から生まれた「アスリート思考メソッド」です。
トップアスリートが、苦しい状況でも踏ん張れるのはなぜか。 その思考・習慣・行動原理を体系化し、営業、組織開発、人材育成など、企業課題の解決へ応用しています。
アスリートの価値は、競技成績だけではありません。
- 目標達成力
- 継続力
- 逆境耐性
- 圧倒的な当事者意識
それらは、社会でも大きな価値になる。AthReeboはそう信じています。
AthTAG GENKIDAMA AWARD
AthTAG GENKIDAMA AWARDとは、オリンピックや世界を目指す8名のGENKIDAMAアスリートが10分間のプレゼンテーションを行い、レジェンドアスリート4名とAthTAGの参画企業様の投票により、各受賞者を決定するピッチコンテストです。 また、アンバサダーを務めるレジェンドアスリートが選出し、それぞれの名を冠した賞も授与します。
2025年には、総額1,250万円を現役アスリートへ活動応援費として届けることができました。
しかし、これはまだ通過点です。 AthReeboは、応援企業を1,000社まで広げ、年間6億円をアスリートやスポーツ界のために使い切れる、そんな未来を目指していきます。
アスリートに、新たな価値を。
金沢は、「アスリートのために」だけでこの事業をしているわけではありません。 自身が人生を懸けて向き合いたいテーマだからこそ、この事業に挑戦しています。
憧れてきたアスリートには、引退後もかっこよくあってほしい。 人生トータルで輝いていてほしい。
もし社会に課題があるのなら、誰かが解決するのを待つのではなく、自分たちでソリューションをつくればいい。
AthReeboは、アスリートに新たな価値を生み出し、スポーツと社会の未来を変えていきます。