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創業の経緯と事業に掛ける想い

Attack(株)代表取締役の村上篤志です。弊社は【TARGET】というサービスを通じて、主にスタートアップ/ベンチャー企業に対してWantedlyやビズリーチ、Green、キャリトレなどダイレクトリクルーティングメディアでの採用業務を支援しております。Wantedly Partners 認定企業にも選ばれており、Wantedlyでの企業情報や求人情報の作成、ダイレクトスカウト、フィード投稿などもサポートしております。

今回はサービスの話を外れて、創業の経緯と事業に掛ける想いについて書かせていただければと思います。

サラリーマン失格

いきなり変なタイトルで、しかも大変お恥ずかしい話ですが、私が起業に至った理由は、とても褒められたものでも、自慢できるものでもありません。端的に言うと私が起業したのは「会社員の一員としての自覚が持てず、組織人としてのパフォーマンスを発揮できず、その状況に我慢できず、起業するしかなかった」、つまり「サラリーマン失格」だったからです。

私は前職のリンクアンドモチベーションに10年ほど在籍しましたが、結局マネジャーに昇進できず、子会社の一つの事業を任せてもらったにも関わらず、その事業を伸ばすこともできませんでした。さらに私の場合はずっと上司との関係構築に悩み続けた会社員人生でした。最後の方はこのまま組織に所属しても迷惑を掛け続けるだけで、自分自身も前向きに働くことができないという思いから、悶々とした日々を過ごしていました。

         リンクアンドモチベーション時代(子会社リンク・アイ在籍時)

「学生時代から起業を考えていたんですか?」というような質問を受けることもありますが、正直なところ会社を辞める1年くらい前まで、起業なんてまったくイメージしたことがありませんでした。40歳を直前に控え、しかも当時は娘が生まれたばかり、家を建てて数千万円の住宅ローンを抱えた状態だったので、なおさら起業には不安だらけでした。

リンクアンドモチベーションに感謝

そんな中、何とか会社を成長させることができたのは、前職リンクアンドモチベーションのおかげです。大変ありがたいことに会社を辞めた直後から、外部スタッフとして仕事をさせてもらい、初期の頃はそのお金で何とか食いつないでいました。

また私はリンクアンドモチベーションに社会人の基礎を鍛え上げてもらった、と思います。それまでは本当に緩いビジネスパーソンで、特に「厳しい状況からの逃げ癖」がひどかったと思います。リンクアンドモチベーション時代に「厳しい状況から逃げずに、目の前の課題に立ち向かう」精神が鍛えられたと思います。もしリンクアンドモチベーション時代も、厳しい状況から逃げていたら、私はもうビジネスパーソンとして終わっていたでしょう(苦笑)。

            私がお世話になったリンクアンドモチベーション

ちなみに私が転職した当時、リンクアンドモチベーションはまだ100名程度の未上場ベンチャー企業で、今ほど有名ではありませんでした。そこで未経験の営業担当として新規のTELアポから顧客開拓をした経験は、今でも営業活動における足腰の強さに繋がっていると思います。

そして当時を振り返ると「会社の看板」に頼らず、「自分の力」で仕事を前に進めていく経験が、何よりも自己成長に繋がったと思います。それが今の事業の想いにも繋がっています。

事業に掛ける想い=スタートアップ/ベンチャー企業の採用支援

これまで私の情けない創業の経緯ばかり書いてきましたが、とは言えここまで何も考えずにやってきたわけではありません(苦笑)。まず最初から個人事業主的な仕事ではなく、自分で事業を作り、それを大きくしていきたい、そして会社を大きくするからには社会に公的に認められる存在=上場まで持って行きたい、と考えていました。

また事業を手掛ける上では世の中のニーズがありそう、収益性が高そう、ということ以上に「自分自身がやりたいこと、意義を感じること」を重視しました。自分の性格上、自分自身がやりたいことや意義を感じることでないと長続きしないだろう、という考えもありました。

そこで自分自身がやりたいこと、意義を感じることは何だろうと考えた末に、上に書いたような私自身のリンクアンドモチベーション時代の経験に立ち戻り、スタートアップ/ベンチャー企業への採用支援(転職者に対する転職支援)を事業にしたいと思うようになりました。

ただ、資金調達をして、豪華なオフィスを借りて、華麗に新規事業を立ち上げる、なんてことはなく(苦笑)、ここまで来るのは苦労の連続でした。創業以降の事業の変遷は以下の通りです。

【1】リンクアンドモチベーションからの仕事を請け負う
【2】スタートアップ/ベンチャー企業向けに人材紹介を手掛ける
【3】スタートアップ/ベンチャー企業専門の転職サイトを立ち上げる
【4】スタートアップ/ベンチャー企業向けの採用支援サービスを手掛ける

【1】、【2】を経て、【3】でスタートアップ/ベンチャー企業専門の転職サイト【Career Wake】というサービスを立ち上げ、ようやく自社の事業と呼べるものが出来上がりました。

       スタートアップ/ベンチャー企業専門の転職サイト【Career Wake】

しばらくはこの【Career Wake】の営業をしながら、その企業への人材紹介で稼ぐ、という形で何とかやっていましたが、肝心の【Career Wake】自体のマネタイズに苦しみ、残念ながら今は開店休業状態になっています。

求人メディアから採用支援への事業転換(ピボット)

しかしその【Career Wake】の営業をしている中で、スタートアップ/ベンチャー企業は採用が最重要課題であるものの、ダイレクトリクルーティングを運用する時間が十分に割けておらず、採用ノウハウもなく苦労している現状が見えてきました。

私は元々「誰かの支援をする」という裏方業務が好きで、地道にコツコツスカウトメールを送り、面倒な日程調整業務や選考管理業務を推し進めるようなサービスは性に合っているとも感じ、2017年の年末に採用支援サービス【TARGET】の骨子を取りまとめ、2018年1月から営業をスタートしました。今風の言葉でいうと「ピボット」ですが、ようは事業の不振による、別事業への転換です。我ながら不器用な事業の立ち上げだと思います(苦笑)。

ただ、ありがたいことにこのサービスは需要があり、今のところ順調に売り上げを伸ばすことができ、社員も増やすことができました。また元々の事業に掛ける想い=スタートアップ/ベンチャー企業の採用支援、という観点では、人材紹介よりも求人メディアよりも、深くお客様の採用業務に入り込み、採用活動を支援できている実感があり、とても充実しています。


               弊社メンバー(弊社ホームページより)

しばらくはこの採用支援サービスで事業と組織を拡大しつつ、裏で次のサービスを準備している、という状況が続くかと思います。しかし上場というゴールはまだまだ遠い道のりなので、さらなる努力が必要かと思っています。

以上、今回は私の創業の経緯、事業に掛ける想いを書かせていただきました。お恥ずかしい話ばかりで、とても自慢できる内容ではありませんが、ありのままの創業の経緯と事業に掛ける想いです。これからも初心を忘れずに、これからも真摯にお客様や社員、出資者などの仲間、仕事や事業作りに勤しみ、世の中に価値発揮していきたいと思います。

※スイマセン、最後に宣伝です※

弊社が提供しているTARGETでは多くのスタートアップ/ベンチャー企業様の採用をお手伝いしております。もし本サービスにご興味を持ってくださったスタートアップ/ベンチャー企業の代表の方、採用責任者の方がいらっしゃいましたら、ぜひお気軽に以下のLPからお問い合わせください!

【TARGET】LP
https://www.attack-inc.co.jp/target-lp/

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