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良いプロジェクトなら人は育つ!お客様との約束を実現することで、働きやすい好循環を生み出す——アバナードのデリバリー マネジメント

マイクロソフト テクノロジーを活用した大規模案件を数多く手掛けるアバナード。
グローバル水準の技術力を持つエンジニアの集団と共に、全てのプロジェクトに企画・立案フェーズから参画し、包括的に管理、そして成功に導く人々がいます。

それがアバナードのデリバリー マネジメント部門のプロフェッショナル達です。今回は、この部門でデリバリー リードを務める、荒川さんと向さんにお話を伺いました。

攻めるエンジニアたちに最高の仕事をしてもらうために

——お二人が担うデリバリー マネジメントとは、どのような仕事なのでしょうか?

荒川:お客様にITソリューションを提供する際には、事前に提供するものを整理し、スケジュールや予算、人員配置が現実的かどうか、プロジェクトの進め方や開発の方法が適切かどうかを見極める必要があります。また、そうしてスタートしたプロジェクトがきちんとお客様の元へと届くように、予定通りに進行しているか随時確認し、関係各所に報告・共有をしながら進めていかなければなりません。

▲荒川 修宏(あらかわ のぶひろ)/デリバリーマネジメント グループマネジャー
国内大手化粧品メーカーにて社内SEとしてマイクロソフト テクノロジーの基礎を習得し、2006年4月アバナードに入社。ITコンサルタントとして数々のマネジメント経験、ロンドン、上海、インド、アムステルダム等海外拠点でのグローバルなプロジェクト経験が豊富。現在はデリバリー リードとして、プロジェクトマネジメント領域のトレーナーも務めている。

荒川:デリバリー マネジメントは各プロジェクトにおけるリスク管理、スコープ管理、予算管理など、プロジェクト全体のマネジメントをしていく役割を担っています。

アバナードのソリューション領域は、データ & AI、ビジネスアプリケーション、モダンワークプレース、アプリケーション&インフラストラクチャーなど多岐に亘り、お客様が持つ経営課題にアプローチするソリューションとその組み合わせ方はさまざまです。

その内容や規模に関わらず、すべてのプロジェクト進行にデリバリーマネジメントの存在があります。

——デリバリーマネジメントはプロジェクトに必要不可欠な存在なのですね。

荒川:そうですね。最終的なゴールを見失わないように、その道を整備することがとても重要になります。

特に私たちアバナードは、マイクロソフト テクノロジーを武器にしている会社ですから、特定のテクノロジー領域に従事する技術者がアバナード全体の約9割を占めます。アバナードはいわば、職人たちの集まりなんです。

職人というのは、専門性が高く、勉強意欲や、技術力向上、新しい技術への興味関心が非常に強いです。その上、「お客さんの課題をテクノロジーでなんとか解決したい」という意欲があります。

その熱量を正しい方向に導き、ゴールを見失わせず、彼らが最大限のパフォーマンスを発揮できるように支援する、それが私たちの大事な役割です。

求められるグローバル コミュニケーション スキル

——全体を俯瞰し、適切にプロジェクト推進するには、どのようなスキルが求められるのでしょうか?

向:進捗管理と課題管理は基本中の基本ですが、デリバリー マネジメントには最も重要なスキルです。

そうしたスキルは、決して各自の経験値を頼りに実行しているのではありません。アバナードのグローバル全体で定められた方法論があるので、そのフレームワークに則って進めていきます。

▲向 未帆(むかい みほ)/デリバリーマネジメント マネジャー
米国へ留学後、日本に帰国しSIerに就職。海外拠点との連携業務やERP導入支援サポートに従事し、2012年にアバナードへ。ERP及びCRM領域のITコンサルタントとして活躍中、プロジェクト管理の魅力を実感したことでデリバリーマネジメントへ転籍。現在はデリバリーリードとして数々のプロジェクトマネジメントを務め、マネジャーとして活躍している。

向:また、海外のメンバーとやり取りする機会が多く、アバナード内の他のポジションよりも英語力が必要とされるのが、デリバリー マネジメントの特徴です。

——どのような業務で、どれほどの英語力が求められますか?

向:プロジェクト規模によって頻度は異なりますが、海外拠点のマネジャーへの定期的な報告の機会があります。文章での報告だけでなくオンライン ミーティングもありますから、ある程度の英語力は要求されます。

そうした報告業務以外でも、プロジェクトに海外拠点のメンバーをアサインすることも頻繁にあるので、プロジェクト内でも英語でのコミュニケーションが必要になってきます。

と言いつつも、英語力が低いからと怖がる必要は全くありません。
デリバリー マネジメントで関わる海外メンバーは優しい方ばかりで、日本語が上手な方も多く、むしろコミュニケーションにおいては助けられる場面も多いです。

そうした環境なので、仕事で英語を使うチャレンジをしてみたいという方や、実践ベースで学んでいきたいと思っている方には、すごくいい場所なんじゃないかと思います。

荒川:私は英語が決して得意なわけではありませんが、少し勉強すれば、いろんなエリアの方とコミュニケーションを取りながら、数多くの経験を得ることができます。それもデリバリー マネジメントの魅力の一つだと思っています。


プロジェクトの成功が人を成長させる

——お話を伺っていると、デリバリー マネジメントはお客様とエンジニアの間に立つ存在になることも多いように思います。その中で苦労もあるのではないでしょうか?

向:もちろん、板挟みのようになってしまう時もあります。社内のマネジメント層と現場との温度感にギャップが生まれてしまった時、現場の頑張りをどう伝えようか、そしてそれをどうフォローしようかというのは、一番頭を悩ませます。

——お客様の成果、アバナードの成長、メンバーの成長…そのバランスはどのように取っていくのですか?

荒川:私はその点は非常にシンプルに考えています。最も重要なことは、お客様の方を向くこと、お客様との約束を必ず実現することだと考えています。

それは決して、会社のことやメンバーに対しての優先順位が低いわけではありません。なぜなら、お客様の方を向くと、すべてがうまくいくから。メンバーの成長や会社の成長というのは、プロジェクトがうまくいけば連動するんですよね。

その逆で、お客様に成果が提供できていない、つまりプロジェクトがうまくいっていないと、メンバーはマイナス思考に陥ったりやる気が無くなったりして、負の連鎖が起きてしまいます。

ですから、最初にプロセスを策定して、段取りをつけて、プロジェクトがうまくいくように最初に舵取りをすれば、お客様もアバナードも満足するし、その背景で人は自ずと育つというのが私の考え方です。

向:それは私も同意です。

プロジェクト マネジメントにあたっては、心持ちとして、「メンバーが理不尽なことを言われないようにしよう」とか「できる限り無理のないように」と、みんなを「守る」ことをよく考えるんですね。

そういう考えでマネジメントをしていくと、誰も無茶をしなくとも達成できるように設計できますし、無茶をしなくていいから、結果的に自分のペースで成長できる。そうやってうまく回っていくんです。

お客様との約束を守ることはそうした好循環を生み出すので、全体で足並みを揃えて、みんなで合意して進んで行けるようにすることに、常に意識を向けています。

プロジェクトの中に、キャリア チャンスの種を

向:あと、私個人としては「みんなが働きやすいようにしたい」というのに加えて、「みんながやりたいことが実現できる環境を整えていきたい」と、そんなオカンみたいな思いもあります。

——とても素敵です。なぜそう思っていらっしゃるのですか?

向:それは私自身のキャリアとも少し関係してきます。

私はアバナードに入社して4年ほどはERP・CRMのプロジェクトに携わっていたのですが、たまたま関わったプロジェクトでマネジメントのサポートをしてみたら、それが楽しくて。

「〇〇さん空いているから、このポジションをお願いしよう」とか「このタイミングで、〇〇さんをアサインしよう」とか、自分で考えたり相談したりしながら、パズルのようにプロジェクトを組み立てていく仕事がすっごく楽しかったんです。

そうしてたまたま出会った仕事をきっかけに、デリバリー マネジメントに転籍したいと申し出て、今に至るんですね。

私のキャリアのように、「やってみたら楽しかったから、この領域やってみようかな」っていうチャンスがプロジェクトの中に散らばっていたら、きっといいんじゃないかなと思うんです。ですから今後もデリバリー マネジメントをやり続けたいと思っていますし、そうした環境を作るような仕事をしていきたいと思っています。

荒川:向さんは実は今年、管理職に昇進したんです。女性の管理職は、私のデリバリー マネジメントチームに3人いて、女性が大活躍しているチームです。

向:私はアナリストとして10年前に入社しました。アバナードは女性でも着実にステップアップできる、その証明になるかなって思っています。

——向さん、昇進おめでとうございます!荒川さんもアバナードでのキャリアが16年。長くいらっしゃいますね。

荒川:そうですね。外資系企業は転々とされる方が多いですが、アバナードは、僕や向さんと同じように長く働いている人も多いです。フラットで働きやすく、会社が社員を大切にしてくれるのも伝わってきます。

それに、面白いプロジェクトがたくさんあって、内容もメンバーも毎回変わりますから、仕事がマンネリ化しないんです。

僕自身も、飽きずにさまざまな経験ができているからこそ、結果的に長くアバナードに在籍しています。向さんが言ってくれたように、僕たちが率先してそういう環境を整える存在でありたいですよね。

——最後に、デリバリー マネジメント部門として目指すところを聞かせてください。

荒川:良いプロジェクトを経験すると人は育ちます。成長の機会を提供できるように、各メンバーのスキルに合ったプロジェクトへのアサインを行うのは大事なミッションです。

そして、プロジェクト マネジメントを突き詰めていくと、プロジェクトの利益率確保に繋がっていきます。利益率を確保できれば、それが還元されますから社員も幸せになりますし、会社としても成長するという好循環につながります。

今アバナードは拡大期にあります。
どんな会社でも、人が増えると中身が薄まってしまいますが、そうならないよう、プロジェクト マネジメントの観点から貢献していきたいですね。

▲オンラインインタビューの一コマ
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