こんにちは。
株式会社ベーシック、デザイナーの橋本です。
最近、子どもが生まれました。
目に入れたら痛いですが、かわいい男の子です。
目に入れたらやっぱりなんでも痛いですね。
今年の2月からベーシックにジョインし、まだ入社して2ヶ月程度ですが、今回は「なぜベーシックで働くのか」をちょっとした小噺とともに、お話したいと思います。
ある日、ただの「らくがき」がお金に変わった
今から3年ほど前の話ですが、当時、渋谷にある制作会社で働いていた時に、友人からおもしろそうなニュースを耳にしました。
「LINEのスタンプが自分で作れるようになったらしい」
それまでもよくLINEを使っていた僕は、「自分で描いたらくがきがLINEスタンプで使えるなんて、なんか楽しそう!」と軽いノリで作ってみることにしました。
とてもきたないスタンプができあがりました。
でも、自分が使えたらいいと思っていたので、とても満足していました。
申請から1ヶ月ほど経ち、無事審査に通り販売を開始しました。
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めちゃくちゃ売れました。
それは、2日で月収を超え、1ヶ月で年収を超えました。
そして、僕は会社を辞めました。
なんで売れたのかわからなかった
その後も地味に売れ続け、最終的に売上は、合計で1,000万円を超えました。
しかし、僕にはこんなにも買ってもらえた理由がわかりませんでした。
サービスが始まって間もなかったので、タイミングがよかったこともあったと思うのですが、核となる理由は結局わかりませんでした。
ただのラッキーパンチでした。
その後、新たに作ったスタンプが思うように売れないことが続き、「なぜあの時、あのスタンプが売れたのか」その理由がますますわからなくなりました。
狙ったのではなく、たまたま当たったことに何とも言えない歯がゆさを感じていました。
アンケートツールを使って見えた課題とおもしろさ
働かない生活が9ヶ月ほど続き、そろそろ社会復帰をしようと転職したのが、前職の上野の制作会社です。
そこでの仕事で、アンケートツールを使わせてもらえる機会がありました。
質問に対して、登録者が回答をしてくれるサービスです。
新作のスタンプを、このツールを使って作らせてもらえることになりました。
いくつかラフを作ったところで、アンケートをとりました。
そのアンケートは、「スタンプのメインキャラクターとしてどれがよいか」というもので、いろいろな種類のキャラクターを用意したのですが、自分の中でどのキャラクターでいくか答えは決まっていました。
しかし、結果的に自分が想定していたものとは、遥かにかけ離れているものが多くの票を集め、「自分がいいと思ったものは、必ずしもユーザーが欲しがるものではない」ということを痛感しました。
それとともにデータに基づいて作る楽しさ、改善する喜びも同時に知ることもできました。
ただ「作る」だけじゃだめなんだ。どう「届ける」かも重要なんだ。
そう感じるきっかけとなる出来事でした。
なぜベーシックで働くのか
ようやく本題です。
僕は今まで、受託中心の制作会社で働いてきました。
そこではみんなで「いいものを作る」ことにフォーカスして働いてきました。
ただ、自分はせっかくみんなで作った「いいもの」を、狙ったユーザーに「届ける」ことがあまりうまくありませんでした。
それはスタンプを作っていて葛藤してきたことと同じ悩みでした。
※スタンプは決して「いいもの」ではなかったですが…。
スタンプの件をきっかけに、「いいもの」を「どう届ける」かをずっと考えてきました。
そんな時に友人から誘われたのがベーシックでした。
ベーシックは、Webマーケティングの力で問題解決をしようと取り組んでいました。
いいものをちゃんと届けようとしていました。
話を聞いて、今自分が求めているものと方向性が一緒であると確信し、入社を決めました。
ベーシックにジョインしてからは、 主に「ferret One」という既存サービスに携わっています。ferret Oneはまだまだ可能性のある、伸びるサービスだと思っています。
デザイン部でも、どうしたらより使いやすいインターフェースになるか、毎日試行錯誤しています。
このサービスをしっかりとしたカタチで届けるために、事業に関わるメンバーは、心血を注いでいます。
その先に僕が求めている答えがあると信じています。
次はラッキーパンチでない、クリティカルなパンチを繰り出したい。
そう思いながら今日も働いています。
ベーシックは、一緒に「いいもの」を「届ける」仲間を募集しています。
この記事を見てデザイナーに応募してくれた方には、もれなく僕が描いた似顔絵をプレゼントします。
いらないと言われても無理やりプレゼントします。
待ってるぜ!
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