こんにちは!19卒内定者の板倉と申します。
春から始まる社会人としての新たなステージ。「働く」ということに期待と不安が入り交ざっています。
さて、「働く」といっても業種や職種によって仕事内容も置かれる環境も全く異なりますね。
今回は、入社以来当社の東日本営業部にてベネフィット・ステーションの営業に携わってきた久保さんに、これまでのストーリー、そしてベネフィット・ワンの営業部隊だからこそできることについてお話を伺いました!
<久保さんについて>2009年新卒で入社、東日本営業部でベネフィット・ステーションの新規顧客開拓チームに所属。2013年にチーム長に就任。2016年からは東日本営業部の営業グループ長として引き続き東日本営業部管轄の新規マーケットの開拓、ベネフィット・ステーションの代理店の活性化や新規代理店の開拓にも携わっている。2017年度MVPを獲得。
4年目までの葛藤。ポジティブ集団に救われて
板倉 早速ですが、久保さんがベネフィット・ワンに出会ったきっかけと入社の決め手について教えてください。
久保(敬称略) 実は、就活サイトを見ていた時にたまたま見つけました。何となく面白そうだと惹かれ、興味本位で説明会に申し込んだのがきっかけです。
なぜ当社に決めたかというと、白石社長の講演を聞き、今後成長していく企業だという確信を持ったからです。また、明確に業界を絞っていなかったこともあり、様々な業界と関わりのある当社であれば、やりたいことができたときに、それを形にできるチャンスがあると思いました。
板倉 入社当初から営業職を希望していたのですか。
久保 そうですね。営業職に就きたい、というよりは経験として営業をやっておきたいという思いがありました。
板倉 実際に営業を経験されてみて、いかがでしたか。
久保 入社後の3年間は東日本営業部でベネフィット・ステーションの新規顧客開拓チームで、都内の一部の地区を担当していました。入社時はちょうどリーマンショックが起きた年。どこの企業であっても「福利厚生」は「余暇支援」と考えらえていたため、それほど重要視されていませんでした。その分営業もひと苦労で、正直楽しくないと感じることも多かったです。
そんな状況でも救われたのは、当時の上司が率いたチームがかなりのポジティブ集団だったこと。目標に対して数字が追いつかず、迷惑をかけてしまったこともあったけれど、仕事の楽しさや営業そのものの楽しさを教わり、チームに救われました。
自分ひとりで働いているのではなく、常にチームの「仲間」の存在を意識する最初のきっかけになったと思います。
板倉 その後、ご自身の中で成長した、転機になったような出来事はありましたか?
久保 ありました。入社4年目の出来事です。
営業部内で企業の規模に応じて「大手企業チーム」と「中小企業チーム」に分かれることになりました。私は大手企業チーム配属になり、今までよりも提案内容が多様化したり、提案スタイルが変化したりした時に、まだどこか先輩社員に頼っている部分があることに気がつきました。このままではまずい、と自分の営業力に焦りを感じ、自分なりに勉強したり工夫したりするようになりました。自分の行動を変えることで、その分結果もついてきたため、自信をつけられた1年でしたね。
板倉 具体的にどのような行動をとったのでしょうか。
久保 当たり前のことではありますが、取引先の企業のことをしっかり知るということです。企業だけではなく、その業界まで熟知する。営業スタイルも変化し、1回のアポイントメントの大切さを身に染みて感じたこともあったので、調べたことを自分なりにレポートにまとめ、徹底的に相手を知る努力をしました。
板倉 状況をしっかり把握して、今自分にできることを徹底的にやる、意外と難しいことだと思います。特に苦労した案件はありましたか?
久保 はい、大手新聞社様を担当していた時のことです。担当者と良い関係を築けていたのですが、当方のミスでお客様にご迷惑をおかけしてしまい、競合に案件を取られてしまいそうになりました。
せっかく築いた関係をここで失うことがどうしても悔しくて、信頼回復のために毎日お客様の元へ通いました。結果的には最終選定で当社を選んでいただくことができ、担当者との密なコミュニケーションや信頼関係の大切さを改めて感じた経験となり、今でも印象に残っています。
チームの一体感を引き出せ!個々と向き合い、自分と向き合う
板倉 入社5年目からは同チームのチーム長をされていたそうですが、それまでのプレイヤー時代に変わり、どのような変化や苦労がありましたか。
久保 まずは「マネジメントって何だろう?」というところからスタートだったので、常に探り探りでした。初めてできた部下を精一杯支えていきたいと思う反面、プレイングマネージャーとしての立場が求められていたため、成果として数字にコミットさせることへの焦りや葛藤があり、両立させることに大変苦労しました。チーム長1年目はこれまでの経験の中で一番苦労した年だった記憶があります。
板倉 そのような苦労がありながらも、どのように乗り越えたのでしょうか。
久保 自分の中で2つ、ルールを決めました。
「部下との同行に極力時間を割くこと」と「部下の意見を聞くこと」です。
前者に関しては、チーム長1年目で自分の業務に追われてしまっていた時に、部下からの何気ない一言でチームの一体感がないことに気づきました。自分自身が入社当時にチームの存在に救われたこともあり、チーム員とのコミュニケーションの重要性は身に染みて感じていました。そのため、営業同行することで部下の状況が把握でき、コミュニケーションをとるきっかけにもなるため、チームの一体感を作るためには大切な機会だと考えています。
後者に関しては、しっかりと部下の意見を聞き、部下が自分で納得した上で業務に取り組めるように導きたいという思いがあります。誰かに言われて行動するよりも、自分で考えて動き出せるよう、背中を押すことが私の役目です。
板倉 入社8年目にはチーム長からグループ長へ就任し、より大きな組織を率いるようになられましたね。これまでの経験を踏まえて、どのような組織にしていきたいですか。
久保 私がグループ長になったと同時に、例年より早くチーム長になったメンバーが数人いました。若く勢いのある組織で、自分自身も新しいポジション、彼らも新しいポジション。新鮮な気持ちでスタートすることができました。
何より、いつも部下に助けられているのは私の方だということを忘れず、みんなが個々の能力を最大限発揮でき、足りないところは補い合って楽しく働ける環境作りをしていきたいと思っています。
▶2017年度 MVP賞を受賞したときの様子
ベネフィット・ワンだからできること。新しいステージへ
板倉 現在はグループ長として東日本営業部管轄のベネフィット・ステーション新規顧客開拓を進めつつ、代理店営業にも携わっているそうですね。
久保 そうなんです。これまではベネフィット・ステーションの営業担当として、お客様である企業の人事関連の方に直接訪問してきました。
一方で代理店営業では、代理店を介してベネフィット・ステーションを販売するため、代理店の方と一緒になって戦略を練っています。具体的には代理店の営業担当の方向けにベネフィット・ステーションの説明会・勉強会を開催するなど、ビジネスパートナーとして横並びの関係であることが非常に新鮮に感じます。
板倉 最後に、今後ベネフィット・ワンで成し遂げたいことや、目指しているキャリアステップについて教えていただけますか。
久保 当社にある資産をもっと活用していきたいと考えています。
というのも、「ベネフィット・ワンの立ち位置がいかに恵まれているか」をここ数年ですごく実感しています。
昨年とあるご縁で、健康事業を行う企業との業務提携に関わる機会があり、改めてベネフィット・ワンと他社が協業することでより良いものを幅広いマーケットに対して提供でき、社会問題の解決に寄与できることを身近で感じることができました。このようなご縁を大切に、今当社にある資産を活用して新しいことを形にしていけたらと思います。
また、自分自身のキャリアにおいては、本当の意味での“マネジメント”ができているのか、追及していきたいと考えています。現場に同行したり、話を聞いて寄り添ったりすることがマネジメントなのか、というとそうではなくて、「管理」や「監督」といった部分の能力を上げていきたいです。ただ、ポジションにこだわらず、今後も営業に携わっていきたいという思いは変わりません!
板倉 困難なこともあった中で、周りの人を大切にしながら柔軟に対応されてきた久保さん。来年から私も社会人になりますが、ぜひ目標とさせていただきたいです。
春からご一緒に働けること、楽しみにしています!
お忙しいところ、お時間をいただきありがとうございました!