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「挑戦に終わりはない」アメリカ出向経験者が語る挑戦し続ける楽しさ

こんにちは!19卒内定者の板倉です。

今まで社員さんへのインタビューを何度かさせていただいていますが、熱い思いと、それぞれの人生観を持ってお話ししてくださる先輩方に毎回圧倒されています。

さて、今回は入社12年目、インセンティブ事業に長年関わり、アメリカへの出向も経験された宇梶さんにお話しを伺いました!

<宇梶さんについて>

2007年に新卒入社。営業部配属で後のインセンティブ事業部となるインナーインセンティブチームに所属し、新規顧客開拓や既存顧客のフォロー、業務設計など幅広い業務に携わる。2015年にはアメリカにてBenefit one USAの責任者を経験し、2018年に帰国後、インセンティブ事業部営業グループ長に就任。

<インセンティブ事業について>

従業員のモチベーション向上施策や、販売代理店の売り上げ促進施策として、ポイント制報奨制度「インセンティブ・ポイント」を展開。ポイントを貯めると約1万種のサービスや商品に交換することができる。また、ベネフィット・ステーションにおけるECサイト「ベネ通販」も運営し、当社内のEコマース事業を担当している。


自身の成長、そして事業の成長。創り上げていくことの楽しさを知る

板倉 まず、ベネフィット・ワンとの出会いと入社の決め手を教えてください。

宇梶(敬称略) 「成長」をキーワードにベンチャー企業の集まる合同説明会等に参加し、当社の存在を知りました。当時は10名規模の会議室内で開催されていた説明会で白石社長から直接お話を伺い、そのオーラと大きな展望に惹かれました。また、オフィス内を通った際に社員の方が「いらっしゃいませ」「ありがとうございました」と率先して声をかけてくれ、自分もこんな雰囲気の中で働きたい、と感じました。

板倉 入社から現在まで継続してインセンティブ事業に関わられていますね。

宇梶 入って数年間は「学ぶ」ことの連続で、今と違って社内のインフラも整っていない上に自分のスキルも追いつかず、苦労することが多かったです。入社当時インセンティブ事業は営業部の中にある1チームだったため、4~5人のチーム員で新規顧客開拓から顧客獲得後のセットアップ、そして既存顧客のフォローまで行っていたので、個々でカバーしなければならない業務が沢山ありました。

それでもチームの仲間と支え合って営業活動を行っていくうちに成長曲線を描き、インセンティブ事業部として営業部から独立し、事業の成長に携われたことは非常に大きな経験となりました。

板倉 チームの体制が変わっていく中で、宇梶さんご自身に何か変化はありましたか。

宇梶 事業が拡大していくと、それまでは一人で適宜対応していた業務が、新規顧客開拓、既存顧客のフォロー、商品の仕入れや業務設計など個々のチームに明確に分かれました。この時に、分担された業務を全うするだけでなく、まだ形になっていないものを創り上げていきたいと強く思うようになり、チャレンジアワード*1に挑戦してみたり、アメリカに出向してみたりして、新しいことに挑戦する姿勢を保つ工夫をするようになりました。

*1=新規事業創出やチャレンジマインド向上を目的として年に1回実施している新規ビジネス提案コンテスト。最終審査は役員の前でプレゼンをし、事業化につながるケースもある。

板倉 一番苦労した、もしくは挫折を感じたエピソードと、それをどのように乗り越えたかを教えてください。

宇梶  ある年度末に大規模なシステム障害が起き、お客様に対して大きな迷惑をかけてしまった時に周囲の協力により乗り越えられた経験があります。会員様が貯めていたポイントの有効期限である年度末にアクセスが集中し、システムがダウンしてしまったのです。ポイントが使えない状況になり多くの会員様や企業様にご迷惑をおかけしてしまいました。そんなときにシステム部の方やその他の部署の方など多くの方に助けられ乗り越えることができ「仕事はひとりではなく、協力で成り立っている」と強く感じた経験でしたね。

また、当時私が担当していた企業のご担当者様とは、ご迷惑をおかけしたにも関わらず今でも取引させていただいており、大変感謝しています。


2011年度 年間MVPに選出された当時の表彰式の様子

国境を越えて。仕事の見方が変わったアメリカでの経験とは

板倉 2015年より約3年間、アメリカに出向されていますね。海外での仕事に興味があったのですか?

宇梶 元々興味があったわけではないのですが、これまで国内から上海やタイ、インドネシアでのインセンティブ・ポイントの販売に向けてお手伝いをしてきた経験もあり、徐々に海外への事業展開に携わりたい、という気持ちになりました。

板倉 どのようなお手伝いをされていたのですか。

宇梶 日本で売れているものは海外でも売れるだろう、と思われがちですが、実際はそうではありません。インセンティブ・ポイントを海外で導入するには、導入する各国に合わせて「ローカライズ」という作業が必要になります。

具体的には言語の対応やサイトの見え方、商品交換の仕組み等の各国に合わせた仕様への変更が必要になるので、日本国内での動向も踏まえつつ、システム開発の方とその国に合ったデザインにするお手伝いをしていました。

板倉 アメリカに出向されてからはどのようなお仕事をされていましたか。

宇梶 まず現地で当社の知名度が低かったので、人事向けのソフトウェアを一度に紹介する展示会へ出展していました。

オフィスがサンフランシスコ近辺で、そこには多数のIT企業が揃っていたので、展示会では派手なピンクのTシャツを着て目立たせてみたり、メンバーでお揃いのパーカーを買って着てみたり、ノベルティは日本独自のものにしようと「うちわ」を配布したりという工夫もしました。



営業スタイルも日本とは大きく異なるため、Webマーケティングに注力をし、会社HPやコンテンツ作成等も自分たちで作成をしていくことで徐々に問合せや知名度も向上していきました。

また、一番大きなお客様がカナダの企業だったのですが、現地の企業と競合する中でオンラインのプレゼンテーションを行い、見事勝ちとれた案件もありました。

板倉 勝因は何だったのでしょうか。

宇梶 日本企業ならではの良さを出せたからだと思います。業務ごとに専属のチームで動く現地企業に対して、私たちは少人数で様々な業務を網羅していたので、お客様の抱える課題に対してプラスαの提案をすることができました。課題を解決できる・できないだけではなく、その他の細かい部分まで突き詰めて一緒に考える、私たちの経験上こうした方がいいですよといった逆提案など、この事業のプロフェッショナルとしての意見を伝えるなどを強く意識し差別化を図りました。 細かい部分を気にする日本人ならではの進め方が良かったのでしょうね。

板倉 アメリカに出向して特に良かった点は何ですか。

宇梶 日本国内の事業部とは離れているため頻繫にやりとりするのは難しく、日々自分たちで工夫、工夫の連続でした。そのためコスト意識も高まりましたし、白石社長と直接お話しできる機会も増え、大きな刺激をいただけました。

また、現地のスタッフと仕事をしていると、分からないことがあれば気にせず質問をしてきたり、その業務にどんな意味があるのか確認してきたりということが多く、何か仕事を任された時に「なぜそれをやるのか」を理解した上で自発的に動くことの大切さを感じました。


展示会で目立つようにとイメージカラーはピンクに。

帰国後の野望、新たな価値を訴求できるような存在に

板倉 日本に戻られてからは、インセンティブ事業部でグループ長になられていますが、アメリカ出向の経験から働き方に変化はありましたか。

宇梶 自分自身の考え方はだいぶ変わりました。物事に対して「理解できる・できない」の基準が昔は自分ベースになってしまうことがあったのですが、アメリカで現地のスタッフと仕事をする中で多様性を受け入れるようになりました。

グループ長となった現在は、営業チームと業務設計チームのチーム員のマネジメントを行っているのですが、もしもチーム員がうまくいかない時は自分に原因があるのではないか、分からないことがあるのであれば、自分の伝え方に原因があるのではないか、などチーム員との関わり方が以前とは変わったと思います。

板倉 仕事上のポリシーや、常に心掛けていることはどのようなことですか。

宇梶 「常に疑問の視点を持ち、思考を止めないこと」です。

ベネフィット・ワンはストック型のビジネスモデルなので、比較的収益も安定していますが、それが当たり前だと思っていてはいけません。より良いサービスにするにはどうしたら良いのか、チーム員が働きやすい環境とはどういう環境なのか、発言しやすい雰囲気ができているか、など常に“考えること”を大切にしています。

また、先ほどお話しした大規模なシステム障害が起こった当時の上司のことが、今でも印象深く、目標とさせていただいています。特にトラブル対応で夜分遅くまで残っていた時に、そばでサポートしてくださったことが大変心強く、信頼できる上司でしたので、自分も部下にとってそういう上司でありたいと思っています。

板倉 宇梶さんはチャレンジアワードに毎年応募されているそうですね!

宇梶 入社12年目になりますが、毎年応募していますね。年末年始などのまとまった休暇があると、日ごろ自分の考えていることを整理することが習慣になっています。年次を重ねても、新たな挑戦をし続けられる、ということがもっと社内に浸透したら嬉しいです!

※2018年度も挑戦され、チャレンジアワード優秀賞を受賞されました!


板倉 最後に、今後ベネフィット・ワンで成し遂げたいことや、目指しているキャリアステップを教えてください。

宇梶 インセンティブ事業の今後の成長にも携わっていきたいとは思いつつ、新しいことにも挑戦していきたいです。

インセンティブ事業におけるサービスの機能改善という部分では、単純に「ポイントを交換する仕組み」ではなく、企業がこの仕組みを使って取得したいデータがもっと得られるように、そしてよりモチベーションの向上を図れるような仕組みに改善していきたいと考えています。

個人としては、当社が持つ取引先やパートナー企業といった経営基盤を用いてサービス・事業立ち上げ等を実現し新たな価値を訴求出来る様に日々勉強していきたいと思っています。

板倉 たくさんの苦労もされながら、今もなお挑戦を止めない宇梶さんのような社員になれるよう、春から私も頑張ります!

本日は貴重なお時間、ありがとうございました!

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