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[代表インタビュー]創業秘話とこれから


【株式会社Beyond 代表取締役社長:道越 万由子】

[経歴]
 新卒から12年以上IT業界でWEBマーケティングに従事
  (SEMコンサルタント@株式会社オプト、PRプランナー@トレンダーズ株式会社など)
 2015年:海外・SNSマーケティング事業を立ち上げる
 2016年:インバウンドPRに特化したマーケティング会社「株式会社BEYOND」を設立
  350件以上の自治体や大手企業の海外マーケティングやインバウンド集客事業に携わる。
  その経験を見込まれ全国自治体や企業向けに人材研修や講演を多数実施。
  「観光庁 広域観光周遊促進 登録専門家」
  「一般社団法人日本インバウンド連合会 幹事長」
  「いばらき広報戦略アドバイザー」


■「12年以上のIT業界での経験から気づいたデジタル×地域事業のポテンシャルの大きさ」
ーBeyondを立ち上げた経緯を教えてください。ー

道越:新卒から12年以上IT業界にいたのですが、8年前にインバウンド向けの仕事に携わる機会があったんです。日本の情報を海外に発信した際、オリンピックが控えていた事もあり凄く反応があって日本はこんなに世界から注目され求められているんだなと驚きました。また、デジタル・SNSを活用すれば世界中の人たちに発信できるという点に大きな可能性を感じました。

あとは地方の情報を、国内外でもっと発信していく必要があると感じたんです。
地方には埋もれてしまっている魅力的なコンテンツが多いなと。

両親が長崎の五島列島出身なのですが、両親の母校が廃校になってしまい「こうやって日本の人口が減少していく中で、百年後も残ってる地域ってどれくらいあるんだろう」と、ふと考えたんです。それで「日本全国にある豊富な自然・文化は観光コンテンツとして魅力満載なのに、観光資源として磨かれず発信されてこなかったのだけなのでは?」と。

じゃあ、本格的に運用されていなかったデジタルやSNSを駆使して、地方にインバウンドを呼び込めたら伸びるのではと思ったのが、この事業を始めたきっかけです。

ーなるほど、デジタル×インバウンドでの地方創生ですか。地域活性化への可能性が広がりますね。具体的にどのような事業内容が主軸ですか?ー

道越:立ち上げから私達が一番力を入れてきたのが、「SNSを活用した海外向けマーケティング」です。今まで自治体や企業のインバウンド向けSNSプロモーションを350社以上やってきました。特にfacebookやInstagramのビッグデータを活用したターゲティング広告を使うことで、海外の狙った国や属性の方へ的確にこちらの情報を発信し、集客に繋げるプロモーションを得意としています。

■地方創生をトータル支援できる総合マーケティング企業へ
ー今後どのような会社を目指されているのか教えていただけますか?ー

道越:デジタルマーケを強みとした、地方創生の総合グローバルマーケティング会社にしていきたいなと思っています。コロナ前まではオリンピックが間近だったこともあり、インバウンドも右肩上がりに伸びていたので、売上も順調でした。その代わりみんなとにかくひたすら走っていて、何か新しいものを生み出したりする余裕はなかったんです。なのでコロナショックは私たちにとって、一度立ち止まってより自社サービスを練り上げる良い機会になったのかなと。というのも、SNSのプロモーシモーションは止まった案件が多かったのですが、引き続きお客様とは繋がっていて、むしろ総合的な相談が結構来るようになったんですよね。 今後は、SNSの提案だけではなく、観光資源の磨き上げ、PR・マーケティング企画、運用と全体を任せていただける総合マーケティング会社にしていきたいです。

コロナ禍では新規事業として立ち上げたライブ配信などが好調でしたが、訪日インバウンド数が増え始めた現在はより効果的な企画を、昨年から立ち上げた在日外国人コミュニティの中の人材に活躍いただきながら提案展開しているところです。外国人目線を入れて、地域や日本企業の魅力を発掘し、海外に発信していこうという取り組みです。

ー総合的な提案によって案件の内容が変わったという事例はありますか?ー

道越:クライアントの半分が自治体、半分が民間企業なのですが、以前はインバウンド周りのプロモーションや、SNS プロモーションに関しての、ピンポイントでご相談いただくケースがほとんどでした。ですが、今は「来年に向けて何をしていけばいいのか、一緒にマーケティング戦略を考えて欲しい」というご相談を多く受けるようになりました。

ですので、一緒にクライアントの持つ強みを洗い出し、戦略を立て、SNSプロモーション、その他のWEB広告、そして、オンラインイベントの開催やライブ配信、受け皿のページの制作まで、総合プランニングをさせていただき、来年のビジョンを一緒に描きながら、戦略を練っている自治体もいらっしゃいます。

■それぞれの地域が抱える悩みに寄り添い、共にゴールまで奔走する
ー地方の課題がそもそもどこにあるのかという設定から入るんですねー

道越:このコロナ禍において「次に何をすべきか見えなくなった、それでも何か動かなければ」と考えていらっしゃる自治体や企業が多いです。そこを一緒に考え、並走していけるのはとても面白くやりがいがあります。インバウンドも一気に戻ってきた、これからが楽しみですね!日本の魅力を沢山の海外の方に届けていきたいです。

ー実際に地方が今抱えている課題にどのような傾向があるのか、もし具体例があれば教えていただけますか?ー

両親の出身、五島列島を例に挙げると、綺麗な海や美味しい食べ物、あとは潜伏キリシタン遺産の世界遺産に登録されたりと観光資源は数え切れないほどあるんですよ。

外の人から見るとすごく魅力的なのですが、地元の人がその魅力に気づいてないことが多い。”うちは何もない”って思っていても、県外の人や外国人から見たら実は凄く魅力的な資源がたくさんあったりするんです。それを”よそ者目線”で見つけて、その地域ならではの素材の活用の仕方を一緒に考えて、磨き上げ、マーケティング戦略を作って、発信・分析・改善までやっていくことが必要だと思います。

地元の方達だけで行うのはなかなか難しいと思うので、私たちがプロとして入って、地元の方と寄り添い、成功まで伴走できればと思っています。

ー確かに、当たり前の日常の中にある魅力って見落としているかも、、!?ー

道越:そうなんです。地元の人たちにとっては新鮮な魚も普段毎日食べているものだから当たり前すぎて、、「え、これの何がいいの?」と言われたり。地域の歴史や伝統文化なども、外国人からしたらすごく興味深いコンテンツなのに。「魅力に気付かない→発信しない→観光客が来ない/お金を落とすところがない」という負のサイクルになっているケースがあります。

私たちは「よそ者目線」で、ソトからの魅力の再発見という観点でコンテンツを見直すというのを大事にしています。その考えから昨年、「日本が好きで日本を発信したい」をコンセプトに在日外国人が集まるコミュニティーを立ち上げました。母国に沢山のファンを持つインフルエンサーやライター、カメラマンなど様々なメンバーが登録してくれています。

参加メンバーから色々と教えてもらう事も多く、価値観の違いや外国人目線での意見にいつも驚き、発見があります。そのような、日本で活躍する在日外国人メンバーの方も巻き込みながら地域や企業の発信のプロデュースをしていきつつ、会社も様々なバックグラウンドを持った方が集まる多様性のある会社に少しずつしていきたいなと思っています。
【日本の魅力を世界に発信し、盛り上げていきたい!】
という熱い思いを共有できる仲間との出会いお待ちしております。

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