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「プロデューサーは“チームのクッション材”」小林さんのチーム作りとは

映画の宣伝・配給から制作の世界へ! 今年度から新設されたICDプロデュース2部の部長として活躍する小林美波さんにお話を伺いました。

小林美波/ICDプロデュース2部部長
映画・配給会社での配給・宣伝担当を経て、プロデューサーとして映像の世界へ。Birdmanの前身である旧エードットに入社し、プロデューサー・プロジェクトマネージャーを務める。デジタル案件をメインにCM、SNSキャンペーン、企業ブランディングなど様々なプロジェクトに携わり、2022年4月からは、新設されたICDプロデュース2部の部長に就任。

興味のあった映像の世界へ

―Birdmanに入社するまでの経歴を教えてください。

大学時代に広報関係の勉強をしていたこともあり、元々は映画業界を志望していました。卒業後は不動産業界を経て映像制作会社へ。念願だった映画関係の配給・宣伝を担当させていただいたのですが、なんと入社2年目の時に映画部を畳むということになってしまって!(笑)。会社が映像制作やイベント企画も行っていたので、「せっかくだからここでPM(プロジェクトマネージャー)をやらないか」とお話をいただき、この道に入りました。

そこでは5、6年くらいがむしゃらに走っていましたね。仕事自体は好きだったのですが、非常に専門性のある制作会社だったので、それしか出来なくていいのだろうかと、少しずつ思うようになってきたんです。せっかく制作をするならもう少し戦略的な考え方も身につけたいな、映像以外のものにも関わってみたいな、という思いがあり、総合的に制作ができるBirdmanに入社しました。

―入社したのは、丁度当時の総合代理店の「エードット」と、映像制作が得意な「BIRDMAN」が合併してBirdmanになったタイミングだったそうですね。

私が面接を受けたのはエードット。前職でBIRDMANに近い制作を行っていたこともあり、2社の橋渡しのような役割を期待されて入社することに。ただ、合併のタイミングで社内の体制が整い切っておらず、さらにコロナ禍でリモートワークが中心となり直接対話する機会がなかなかなかったので、会社に慣れるまでが、とても大変だったのを覚えています。

―現在の仕事内容を教えてください。

担当している案件が本当に多岐に渡りすぎているので、何をしているかお伝えするのが難しいのですけど(笑)。映像制作のプロデュースから、ブランディング案件、Web制作も担当しています。特に最近はコロナが落ち着いてきたことから、イベント系のプロモーションも増えてきていて。何でもやるというのは大変な面もありますが、自分ができることがすごく広がっていっているなと感じます。

見方を変えると担当する領域が広く、浅く、になっているかもしれないと思うこともありますが、私はどちらかというと、どんどん仕事内容を広げていきたいと考えていたタイプ。何でもやらせていただける今の環境はとてもありがたいですし、一番自分に足りないと思っていた戦略的の部分に関しても、プランナーやクリエイティブディレクターの人達と一緒に仕事をさせて頂く事で戦略構築の過程を学ばせていただき、まだまだ成長させてもらっています。

これは制作会社あるあるだと思うのですが、どうしても作る側の想いが強すぎて、「なぜこれをやるのか?」という前段が抜けた提案をしてしまうことがあるんですね。でもBirdmanでは、まずクライアントの考えや想いをしっかり受け止めること、なおかつクライアントの“今”だけではなく“今後”も見据えて提案していくんです。ここがこれまでの経験とは違う環境だと感じています。

フラットな関係で、気さくに話しかけられる環境を作りたい

―プロデューサーとして気を付けていること、意識していることはありますか?

なるべくこうトゲトゲした感じをなくそうというか、自分がクッション材になるような感じで動くことを意識していますね。プロデューサーは仕事を円滑に進めて、いいものを作るためにチームをまとめる役割。私から皆さんにお願いしたり確認をしたりすることが多いので、クリエイターの皆さんはそれぞれ、忙しいスケジュールの中でやっていただいたり、制作過程で思うことがあったりすると思うのです。そこの部分をうまくケア出来ればいいなと。実際上手くできているかは分からないけれど、そこは意識していますね。

―それが結果にあらわれたのが、21年の年末に行われた社員投票。小林さんは、なんとMVPほかProfessional Pride賞やプロジェクト賞など多数受賞しました!

クラフトの方々(CG部、Development部)からの票が多かったと聞いて、嬉しかったですね。クリエイターの方々は、私よりも何倍以上もデザインはこうあるべきだとか、こういう映像を作るべきだと考えられていると思うんです。そこの部分をきちんと引き出して、さらに案件として成果にしたい、形として残したいなと常に思っているので……。あちこちの意見を取り入れてばかりだと、コンセプトがブレるけど大丈夫?って言われる時もあるので、そこは難しいのですが……。でも、やっぱりクラフトの皆さんが、「自分たちの意見を聞いてくれる」って言ってくださるのは、今まで意識してきたことが間違っていなかったんだな、と実感できました。

―現在のチーム内の雰囲気を教えてください。

たぶんうるさいと思います(笑)。4月に組織体制が変わって、ワンフロアに制作の事業部が集まることになったんですね。私たちプロデューサー陣がああでもない、こうでもないと突発的なミーティングをしていると、たまにデザイナーの人たちもふらっと「楽しそうだからきた!」と話に入ってくれたりして。雰囲気はいいんじゃないかとは思っています。

―では4月に一緒に新設されたプロデュース1部と2部で何か明確な違いはありますか?

基本的に違いはないのですが、マネジメントしないといけないとなった時にチームのスタッフの稼働状況を確認したり、問題があった時に解決できる手段があるということが多いかなと思っていて。自然と2部の方はデジタル案件をメインでやっている人が多くはなっています。でも1部、2部関係なく誰でもデジタルをやったりキャンペーンをやったり、垣根なくやっていきましょうというベースがあります。

―今後、チームとしての体制作りで目指していることはありますか?

元々エードット側が広告系でBIRDMAN側がデジタル系、みたいな分かれ方をしていたのが気になっていて。今も1部と2部でデジタル寄りというかWeb寄りと、それ以外の人とで分かれてしまっている部分がありますが、せっかくエードットとBIRDMANが一緒になったので、お互いの知見を交換しあってそれぞれが対応できる領域をどんどん広げいってもらいたいですし、よりサポートできる体制を作りたいと思っています。


―エードットからBirdmanになったばかりの頃を知っている小林さんから見て、今のBirdmanはどんな会社でしょうか?

そうですね、その時代を経たからこそなのかもしれないですけど、社員がまとまってきていると感じています。今は幹部MTGにも出させていただくこともあり、そこで感じるのは、役員の皆さんも全速力で駆け抜けようとしていること。その駆け抜けるのに遅れないように一緒に行かなきゃと、付いていくのに必死です。

―では最後に、同じチームとして迎えいれるとしたら、どんな人と一緒に働きたいと考えていますか?

プロデューサーやプロジェクトマネージャーは、軸をぶらさないようにすることもですし、スケジュール管理、予算の管理などをきっちりしなければいけないと思います。ただ反対にそればかりやってしまうと、チームの雰囲気がよくなく、コミュニケーションが取れない事によってのすれ違いが増えしまう、ということも出てしまいます。そこのコミュニケーション能力だったり、少しの気配りで変わってくることもあったりするので、そのバランス感覚がある人がやっぱりあっているのかなと思っています。

あとは"Birdmanならでは"というところで言うと、何にでも挑戦できる環境ではあると思うので、「こういう事をやってみたい」「こういうスキルを取得したいからこういう案件に関わりたい」という意識がある人だと、どんどん成長出来るかなと思います。


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