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借金8億円から学んだ本当の”リスク”。起業は怖いものじゃない

2015年株式会社BLAM創業メンバー。 オカメインコをこよなく愛し、日々の幸せを大切に生きる木村副社長。 普段は明るくおおらかな木村副社長だが、その笑顔の裏側には壮絶な過去が秘められていたーー。

突然の借金。その額¥800,000,000

Q.学生時代に注力していたことについてお伺いさせて頂けますでしょうか。

大学に入ってからは毎日、居酒屋でのバイトに明け暮れていました。 そこにいた社員さんが当時の僕からするとめちゃくちゃ怖くて、毎日怯えていました。 その時に学んだことと言えば、怖い先輩に対しても上手く要求を通すためのコミュニケーション術であったり、アルコール耐性は身につきましたね(笑) そんな感じで学生時代はそこらじゅうにいるような、いたって普通の大学生でした。 ただ、起業をするということは決めていたのでひたすら本を読んでいました。 ビジネス書や経営者の自伝、さらには哲学書まで色んな本を読み漁りました。学生時代に500冊は読んだと思います。その時に今の考える素養というものが身に付いたのかなとは思います。

Q.起業をすることは決めていたのですね。

そうですね。祖父も父も起業をしていたので、自分も起業はするのだろうなというのが自然な発想になっていました。中でも起業していた父のおかげで様々な経験が出来ました。父の話で1日は話せると思いますね(笑)

Q.そのときどのような経験をしたのでしょうか。

すごく驚かれるのですが、父が8億円の借金を抱えて会社を倒産させまして(笑) それはそれは壮絶でしたね。思い返せば倒産フラグはたっていたような状況がしばらく続いていて、実際に父の会社が倒産したのは自分が大学生の時です。 突然、母に呼び戻されて実家に帰ると張本人の父の姿が見当たらず、父は雲隠れしていました。その後、父は無事経営していたスナックで発見されたんですけどね(笑) 今となっては笑い話に出来るのですが、父の会社、土地、実家、その他の所有物がすべて差し押さえられるわけです。次に住むところ、いや、それ以前に債権整理をしないと生きていけないところまで追い込まれていました。本当に心理的にも追いやられました。 とはいえ、母が自分よりもパニックになっているのを見ると案外冷静になれるもので、弁護士さんのところへ行ったり、債権整理の準備をしたりと着々と解決に向けて行動していました。 その甲斐あって、無事に一家は復活して、父も現在はその反省をもとに色々資格をとったようでして今では管理職として働いています(笑) この一連の経験が僕をつくりあげたと言っても過言ではありませんね。

日本に生まれたことがそもそもノーリスク

Q.それは壮絶でしたね。。。その時にどのようなことを学んだのでしょう。

そのときの一番の学びとしては「人生なんとかなっちゃう」ということです。 あまり実感として湧く機会は少ないと思いますが、日本に生まれた時点で僕たちはノーリスクなんです。今、起業をしていてその時に「怖くなかったの?」ということをよく聞かれます。ただ、一度8億円の借金を抱えた人間が今、普通の生活をしていることが分かっているので怖いことは全くありません。日本のセーフティネットは本当に充実していますから。

また、以前からポジティブではあったのですがこの経験でポジティブさが強化されました。 さすがに8億円の借金を抱えるということは日常では滅多に起きるものではありませんから、予想してないちょっとしたハプニングが起きたとしても、それで悩むことは時間の無駄だと思うようになりました。そして、どんなことに対しても「あの時の経験と比べたらこんなこと屁でもない」と考えることが出来るようになりました。 どんな状況でもポジティブに考えられる人は成功すると思いますね。

運をどれだけ味方につけられるか、それが成功の鍵

Q.それはなぜでしょうか。

少し話は変わりますが、運は実力や努力なんかよりもダントツですごいんです。 例えば3億円稼ごうという目標があって努力して努力して年収1000万円プレイヤーになったとします。ただ3億円を稼ぐためには30年間働かなければいけない。 それに引き換え宝くじを買って当たった人はどうでしょうか。一瞬で3億円です。運が実力や努力よりもすごいというのはこのような理由からです。 それでは、どのような人に運が巡ってくるのか。 それが先ほど話した”ポジティブ”な人です。運とは限度があるものではなくて、まるで氷山かのように海底にまで運は深く存在しています。「運を使い果たした」という人はその時点でアウトですね(笑) 氷山のように運は存在しているので、”運の氷山”を掘れば掘るほど運はたくさん現れてきます。そして運を掘るというのがまさしく「ポジティブに考える」ということに他ならないのです。ですからポジティブに考えられる人は成功すると考えます。しかも、ポジティブに考えたほうが毎日楽しいですしね。

派生で生きる。今を大切にした行動が未来をつくる

Q.ここまで過去のお話をお伺いしてきました。今後のBLAMの目指す姿などもお聞かせ願えますか。

正直言って、未来がどうなるかなんて分かりません。どうしたいという姿もあまりないです。ただ、人が増えていくのは純粋に楽しいですね。人が増えるということはそれだけ様々な価値観に触れられますし、ワイワイガヤガヤするのがもともと好きなのでどんどん人を増やしていきたい気持ちはありますね。 未来より今に幸せを感じることが出来ればいいと思っています。それに付随して、自分が大切にしている言葉として「派生で生きる」という言葉があります。 この「派生で生きる」という言葉は、今、何かに興味を持って動くことが大事だという意味が含まれています。あなたがもし今、広告代理業に興味を持ってBLAMに入社して頂けるとします。 そして行動を起こした時点で”派生の種”は蒔かれます。 もし入社した後に広告代理業に興味を持てなくても、BLAMに入社したことで別の興味が湧くかもしれない。もしくは広告代理業にハマってより深い知識に触れるかも知れるかもしれない。 それは今、BLAMに入社するという行動、すなわち派生の種を蒔いたからです。BLAMに入社するという行動を起こさなければそのあとの未来は続いていきません。 「派生で生きる」というのはその時々に行動を起こすことでまた別の世界が見えていき、次はその別の世界から行動を起こしていく、そんな生き方です。 自分たちもはじめはBARの空き時間を利用したサービスをつくろうと起業しました。それが今では思いもよらなかった形に派生して広告代理業をしている。これも新しいサービスをつくるために起業したという”派生の種”を蒔いたからこそ、今の自分たちがいます。 もしも少しでもBLAMに興味を持って頂けているのであれば、ぜひあなたの”派生の種”を蒔いて欲しいと思います。

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