大手広告代理店からスタートアップへ。インタビュアーがひたすら話した30分 。
現在、株式会社BLAMの取締役として会社のコンサルタント業務、新規事業、人事にも携わっている浅川さん。会社のマルチプレイヤーとして活躍している浅川さんに、どのような背景・考え方が秘められているのかお伺いしてきました。
アドテクノロジーの魅力は、相互にWinWinである状況を目指していること
Q.現在のBLAMのメイン事業してはWeb広告事代理業が主になっているとのことですが、そのWeb広告代理業をするようになったきっかけについてお聞きしていきたいと思います。 Web広告代理業をするようになった経緯としては新卒で入社したオプトさんにきっかけがあるということでお間違いないでしょうか。 A.はい。
Q.その中でもオプト社長の影響が大きいと思います。話によると、大学時代に聞いた時にオプトの社長さんの講演がアドテクノロジーの講演だったとか。 A.そうです。
Q.オプトの社長さんのお話を聞いた方々はよく以下のことを言っています。「アドテクノロジーではデータの発展とともにより精度の高いターゲティングが出来るようになる。それが結果としてユーザー側からすると求めている情報を的確に知ることが出来る、また広告主側からすると求めているユーザーに的確に情報を届けることが出来るという、相互にWinWinかつ新しい出会いやきっかけを与える部分に魅力を感じる。目指す世界がみんなにメリットがある状況」になっていると。 このような意見を多く聞くのですが浅川さんはどのようなことを感じましたか。 A.まさに同じことを感じました。
Q.浅川さんもやはりそうなのですね。 浅川さんは大学時代にフリーペーパーの制作も行っていて広告というものが身近にあったと思います。ただリアルな広告だとそれが数値に現れないため本当にお客さんのためになっているのだろうかという疑問も湧いてくると思います。だからこそWeb広告への魅力を感じたのかと思います。そこらへんはいかがでしょうか。 A.ですね。
Q.なるほどですね。そうしてオプトに入社してバイト時代から含めると約3年間のオプト生活を過ごしたことと思います。その3年間ではとても良い経験をされたと思うのですがいかがでしたか。 A.はい、オプトには感謝しています。
Q.そのような大手企業で良い経験をされているのにも関わらず、スタートアップ企業であるBLAMへと籍を移すことにしたわけですが、その背景には自分の出来ることの幅を増やしたいという気持ちであったり、雇用主側に回りたいという気持ちなどが理由として考えられます。実際そのあたりはどのような心持ちでBLAMにジョインされたのですか。 A.ズバリそのような理由からです。
新撰組の土方歳三のように泥臭い役回りで組織を支えたい
Q.スタートアップではひとりひとりの裁量が大きくなる反面、ひとりひとりの責任や能力というものがもろに反映されるようになると思います。現在、様々な領域の業務を一手に担っている浅川さんですが自分の理想像や目標とするような人物像はあるのですか。 A.新撰組の土方歳三のようになりたいです。
Q.土方歳三ですか。土方歳三といえば様々なエピソードがありますね。両親を幼い時になくした土方歳三ではありましたが、そのような境遇の中でも少年期にはガキ大将として悪さを働いていました。また、有名になるきっかけは新撰組ですね。新撰組の副長として活動していた土方歳三はすごく泥臭い役回りを務め、組織を支えていました。新撰組と聞くと、沖田総司のカリスマ性ばかりがよくとりだたされますが、それもこれもすべて土方歳三の影での貢献が大きいという意見は専門家の中では言われています。そのような土方歳三のかゆいところに手が届くような玄人好みの部分に憧れを抱いているのですか。 A.はい。
Q.今はそのような玄人好みという部分で今は多岐に渡るお仕事を務めているわけですね。その中で今は人事という役割もあります。今後の目指す姿も踏まえながらこのような人にきて欲しいという理想の人物像などがあれば最後にお聞かせください。 A.ようやく自分から話せる質問が来て嬉しいです。
ベンチャーに必要な人材は「主体性を持ち、素直で、自分の頭で考えられる人物」
Q.それはよかったです。話せる方が嬉しいのですね。それでは再度お尋ね致します。 今後、BLAMの展開としては広告事業だけでなく新規事業も並行して行っていくことで収益の軸を複数増やしていこうとされています。また、広告代理業を行っているため他のIT企業も気になるところだと思います。その中でも広告媒体としての影響力がとてつもなく大きいGoogleを意識する機会もあるかと存じます。BLAMにはGoogleが行っている「世界中の情報を整理する」というような壮大なプロジェクトや世界観を持つことは長期的に必要になってくると思いますがいかがでしょうか。 A.そうですね。まさにそうですね。
Q.その中でどのような人物にきて欲しいかということなのですが、ベンチャー企業によくあるような「主体性を持ち、素直に多くのことを吸収する、なおかつ、吸収した知識というものを自分の頭で考えることで意見を昇華させるような人物」が欲しいということになるのでしょうか。 A.はい。そんな感じです。 あともう一点は
Q.もう一点はあれですか。自分がジェネラリストになりたいという理想から、一緒に働く人にはもっとマニアックな専門知識を深掘れるような変わった人材が欲しいと言ったところでしょうか。 A.です。
Q.この度は有難う御座いました。すごく貴重なご意見や考え方に触れることが出来てものすごく有意義な時間になりました。これからのBLAMが楽しみです。 A.まったくです。
(インタビュアー:樋口佑樹)